ある晩、「酒が飲みたい」と云ったら、家人が「ビールしかない」という。無いとなると、意地でも飲みたい。(-_-)
「どうしても酒が飲みたいから買ってきてくれ」というと、「いま忙しい」
仕方ないので出かける準備をしていると、家人が「はい、これ」と何か持ってきた。みると10枚ほどのビール券。
「なんだ、ビール券じゃないか。σ(-_-)は酒を買いに行くんだ」
「ビール券でも、お酒に換えてくれるのよ」
(そうなのか)と思いつつよく見ると、なんと平成4年の発行。
「おひ、10年以上前の券じゃないか。こんなもん、役に立つのか」と言うと、「ビール券に有効期限なんかないのよ」
半信半疑だったが、ダメ元と思ってビール券片手に酒屋に出かけた。
おそるおそる酒屋でビール券を出すと、人目見ただけで「はい、全部ビールでよろしいですか」と笑顔の応対。
やれやれと思いつつ。「いえ、全部、日本酒にしたいんですが」
「はいはい、銘柄は何にしませう」という感じで、なにごともなく終了した。
帰って家人に云うと、「そうでしょ。換えてくれるに決まってるんだから」
たしかに結果的には家人の云うとおりだったが、σ(-_-)は“あの酒屋が発行年月を確認しなかっただけじゃないか?”と思ってる....
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