いまさらではあるけど、まことにバカなことをした。雪印とは会社の規模も違うので、即倒産はしないだろうけど、ノックアウト寸前なのは間違いない。
この前、某中古車会社へ行ったら、従業員が「三菱は全然売れない。以前に販売したお客からも、“買った車は大丈夫か”とか、“返品=交換できないか”などの問い合わせが殺到している」とぼやいていた。
ついでに「最近、“三菱車が火を噴いた”とか“エンジンがイカれて立ち往生した”というニュースがよく流れる。どこの車にでもある話だけど、三菱車だけが全国ニュースになる」とも云ってた。(なるほど)とも思ったが、身から出たサビ。あんまり同情もできなかった。
そんな大バカな三菱だけど、今日は褒める話。
家人が三菱ミニカに乗っている。3年目くらいになるが、運転席側のウインドの調子がおかしくなった。ピッとボタンを押すと、窓ガラスがウイーンとあがる。
ところが半分くらい上がったところでいったん止まり、今度は下がってきてしまう。そのため運転席側は、いつも全開状態。雨の日はどうしようもない。たぶんドア内部のウインド部品がイカれたと思ったが、なかなか修理会社へ持ってゆく時間がない。
家人は「もう〜、たった3年で壊れるなんて....三菱なんか買うんじゃなかった」と毎日ぶつぶつ。先週の土曜日、σ(-_-)が修理会社へ持ってゆくと、30秒で原因判明。30秒で処置が終わって、合計1分で直った。(^-^;
原因は、窓枠のゴム。
窓枠には密封性を高めるためと、窓枠と窓ガラスが直接接触しないように、ゴムがはめ込んである。この窓ゴムが、なにかの拍子にズレ、ガラスの通り道が狭くなっていた。そこで上昇してきた窓ガラスは、その位置でストップ。同時に安全装置が働いてウインドが下がってしまったというわけ。そのズレをちょいちょいと直して修理完了。
そこで従業員いわく。
「子供が窓から顔を出した状態でウインドを上げると首をはさんでしまう。そういう事故を防ぐための安全装置だけど、軽四に安全装置が標準装備されているのは三菱だけ(他メーカーは、高級車だけ)」。
「ほ〜う、それはすごいじゃん」
「軽四は子供を持った女性が利用することが多いせいと思いますが、かといって他メーカーは装備してない。三菱は、結構見えないとこに金かけてますよ」
「なるほど〜」
というので、少し感心した。
風当たりの強い三菱だけど、見えないところで頑張ってもいる。
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