ぼつぼつ桜の便りも聞こえてきそうな昨今。そんな今日、自動車に乗っていたら、ラジオで興味深い話をやっていた。毎年、この季節になると、気象庁が桜の開花予想を発表する。その桜の開花予想はどうやってやるのかという話。
その気象庁の職員の話によると、開花予想はいい加減にやっているのではない。キチンとした統計とかコンピュータによる計算に基づいてやっているということだった。
おおまかに云うと、桜というものは、冬眠から目が覚めてから21日間経つと花が咲くそうだ。ただし、この21日間は、桜にとっての21日間で、現実世界の21日ではない。
そして昼間の一日の平均気温が15度であったとき、これが桜にとっての1日になるそうだ。そこで昼間の平均気温が5度であれば、その日は桜にとっては3分の1日しか経たなかったことになる。逆に平均気温が30度であれば、桜にとっては2日経ったことになる。こうして桜にとっての21が積み重なったときが開花予想の日になると言うことだった。
もちろん平均気温の上昇は、平地と山地で異なるし、緯度の低い地方の方が早くなる。そこで波のうねりのような桜前線ができるというわけだ。
(なるほろ〜)といたく感心していると、司会者が、
「なるほど、よく分かりました。ところで、桜が冬眠から醒めたって、どうして分かるんでしょう?」と聞いた。
(sりゃそうだ、そいつが分からなければ、計算のしようもない)と思っていると、「それはいままでの統計で、日本の桜が冬眠から醒めるのは、全国一斉に2/5って決まっているんです」
いやあ、日本の桜がそんな連絡を取り合っていたとは知らなかった。(@_@) どんな手段で連絡を取り合っているのかしらないけれど、光ケーブルも真っ青だな。(笑)
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