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(121)翻訳ビデオ?
 寝正月にはビデオが一番。晦日もせまった30、レンタルビデオ店に出かけた。あれこれ物色していると、「ベルリンの夜」という面白そうなのをみつけた。

 第2次大戦中、ユダヤ人青年と恋に落ちたドイツ人女性が、その男性を自宅に5年間隠し通したというノンフィクションストーリー。惹句をみると、その間、ゲシュタポ(国家秘密警察)に踏み込まれるなど、危機一髪のこともあったという。(これは面白そう)というのでさっそく借りた。

 ご存じの通り、最近の外国物は翻訳版も多い。単に視聴するだけならその方が楽。σ(-_-)も娯楽作品などでは、だいたい翻訳版を選択する。しかしシビアー作品の場合は、やっぱり原語。「ベルリンの夜」のようなものは、もちろん原語(字幕スーパー)でなくっちゃあ(マイナー作品なせいか、どのみち原語版しかなかったけれど....)。

 さっそく家に帰り、ビデオをセットしてベッドにひっくり返った。しかし見始めてビックリ。主人公の男女をはじめ、ドイツ政府の役人・軍人・ゲシュタポに至るまで、全部英語をしゃべる!(゚0゚)

 なんじゃあこれは!、どこの世界に英語をしゃべるゲシュタポがおる!(`-´) せっかくのノンフィクションが台無しだ、と映画会社に文句を言いたかったが、それは不可能。そこで女房に八つ当たりした。すると女房が「あんた、バカね」という。

「なにが?」というと、
「そんなもの、ドイツ語を英語に翻訳してあると思えばいいじゃないの」
「・・・・」
思わず言葉を失った。。。。

 しかしどうしても納得できん。そこで、
「お前、そんなこと云うけどなぁ。日本人向けのレンタルなのに、なんで英語に翻訳するんだ。おかしいじゃないか」と反論した。。。。(-_-;

 すると
「そういう英語も分からない日本人のために、ちゃんと日本語字幕があるんじゃないの」

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