（109)出頭命令リターンズ
今年の３月、σ(-_-)宛に裁判所から出頭命令が届いたということがあった（コラムNo.46）。その件は、相手の間違いということで無事解決した。ところが先日、今度は簡易裁判所からまた通知がきた。
なんだろうと思って開けてみたら、「○○が家賃を２カ月分、滞納している。原告（家主）から、保証人のあなた（被告）が代わりに支払うよう請求が出ている。もし被告が払わないとき、○○さんは立ち退くように請求が出ている。この件について、Ｘ月Ｘ日、簡易裁判を開くので出頭するように。出頭しないときには、原告の言い分を正当と認めて被告に支払い命令を出す」という趣旨のことが書いてあった。
なんとまぁ、単なる出頭命令ではなくて、今度はいきなり被告になっちゃった。。。。たしかに○○の賃貸借契約について連帯保証人をしているので、家主の言い分はわかる。しかしいきなりなので事情がさっぱり分からない。だいたいから○○は家賃を滞納するやつじゃない。
また「家賃を２カ月分、滞納」とあるが、いくら契約書に「２カ月分、滞納したら立ち退きうんぬん」と書いてあっても、じっさいには２カ月分ぐらいでは、こんな事にはならない。なにかおかしい。
なにはともあれ○○に電話して事情を聞いてみた。するとたしかに滞納していた。(ﾟ0ﾟ） しかし事情を聞いてみると、こんな話。
マンションの水道関係が故障して、とくに○○のところが具合が悪くなった。すぐ家主に修理を依頼したが、対応が遅かった。水は毎日の問題なので、○○は自分で工事を業者に依頼して直した。その代金を家主に請求したところ、「そちらで勝ってにやった工事だから払えない」という返事。怒った○○は家賃の支払いをストップした。そして言い合いになって本人同士では埒（らち）があかなくなったので、家主がσ(-_-)にこういう裁判を起こしたということがわかった。
「なるほろ、事情は分かった。それでどうする」と聞くと、「そちらにそんな書類がいったとは知らなかった。迷惑かけてはいけないので、とりあえず家賃は全額支払う」という。
「うん、それで家賃のことは解決する。しかし水道問題はどうする」と聞くと、「家主がそこまでやるなら、こっちも徹底的にやる。家賃を払い終わった後、家主に対して裁判を起こす」という。まぁ、なんとも....、15年以上も円満であった関係が、ちょっとしたことで裁判沙汰だ。。。。
しかしσ(-_-)にはどうしようもないので、とにかく家賃のことは解決してもらうとして電話を切った。その後、○○は滞納分を支払い、裁判所からも、「解決したので、出頭の必要なし」という手紙がきた。
それにしても今年は、裁判所がらみで変なひっかかりがあった年だ。。。
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