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(105)運転のコツ
 σ(-_-)にはン人の子供がいる。大きくなるにしたがって次々に免許をとる。するとまた心配のタネが増える。じっさい大事故になりはしなかったが、長男は学生時代に一度自動車をツブしている。。。。(修理レベルなら何回あったか....アホッ)。それで子供が免許をとるたびに、つい安全運転について講釈を垂れることになる。

 世に交通3悪と呼ばれるのが飲酒運転、無免許、スピード違反の3つ。しかしσ(-_-)の経験やら聞いてきた話では、事故の大半はスピード違反に起因している。ようするに飲酒運転では、ついスピードが出すぎる、また無免許は若者に多いが、そういう若者はどうしてもスピード違反もする傾向があるというわけだ。とまぁ、ここまでは自動車学校でも話してくれそうな一般論。

 長いこと運転していると、交通規則に書いてない、あるいは自動車学校でも教えてくれない安全運転のコツみたいなものを会得する。それを講釈を垂れるときに一緒に話すことにしている。ほとんどの人にはあったりまえじゃんということだと思うけれど、若い人もいるかもしれない。そこで、その幾つかをここに書いておくことにした。

 まずはその1。ハイウェイなどで追い越しをしたあと、どのタイミングで本線に戻るかという話。早めに本線に戻ろうとすると、追い越した車両との距離の問題で、接触事故を起こしやすい。かといっていつまでも追い越し車線を走っているわけにもゆかない。

 これは追い越した車両の全体像が自分のバックミラーに入ったとき(湾曲ミラーではなくて、標準装備でついている普通のミラーで。これが追い越した車両とほぼ安全な車間距離ができたということ。もちろんこれ以上の距離をとればなおさらベター。しかしいつまでも追い越し車線を走っているわけにゆかないので、このタイミングをメドにする。

 その2は、車庫からの安全なバック出庫。うちもそうだけど、帰宅すると駐車場には頭からつっこんでしまう。すると出るときはバックで出ることになる。女房や子供なんぞは、エンジンをかけた後、窓から首を突き出しながら、そろそろと出ていく。そしてかろうじて運転席から道路の状況を見られる位置までくると、そこでいったん停車して左右を確認する。すると自転車やバイクなどが停車して、こっちを見ていることがある。

 誰がやったってこうなるが、このときは車の半分は道路側にでている。バイクなどのスピードが出ていれば、ブツかっている可能性もある。そこでσ(-_-)は、エンジンをかけてバックを始めると、車が道路へちょいとお尻を出したところで無条件にいったん停車する。そこで一呼吸おいたところで、またそろそろとバックを始める。こうすると、バイクなどとの接触事故を大いに防ぐことができる。

 その秘訣は女房にもくれぐれも云っておいた。しかし一旦停止するのが面倒なのか、どうも守らない。そんなうちに、数年前、自転車とコツンとやった。車にスリ傷がついたくらいで相手はなんともなかったのが幸いだった。。。。

 その3。交差点には、手前に一旦停止の白線がある。白線の手前で停車しなければならないのは当然として、“ 前輪が白線の手前 ”では論外のペケ。乗用車の場合なら、それではフロント部分が白線より前にでている。

 なら白線がフロントの一番先っちょ、ちょうど前バンパーの下あたりに来るくらいならどうか。もちろんこれが法律上の停車位置。法律上はも問題ない。しかし現実には、事故は別としてよく不都合が生じる。

 普通の乗用車クラスならいいが大型車両などが右左折してきた場合、あの白線位置に停車していると、右左折車両が非常にターンしにくい。そこで状況によっては、自分が少しバックしてあげなければならない事がある。これも手間なことだが、スムースな交通のためにはやらざるを得ない。

 しかしこのバックも、後ろに別な車がいないことが条件となる。こんなときは、ただこちらと接触しないことを祈りつつ、相手のターンを見守るしかない。

 このようなことを避けるために、ある自動車学校の関係者からいいことを教わった。以来σ(-_-)はそれを実行している。それは、運転席から白線が見える位置に停車するということ。

 この位置に停車すると、実際には白線の数メートル広報に停車することになる。しかしたったこの数メートルがものすごく有効である。おかげでよほどの事がないかぎり、停車位置からあわててバックすることがない。

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