Free talk 雑談
(106)ジャスミン茶
 むかし自宅の近くに「ジャスミン」という名の喫茶店があった。中学生の頃(だったかな?)、その喫茶店に初めて行ったらジャスミン茶なるものがあった。“紅茶の1種か”くらいに思って注文してみた。するとなんだか独特の匂いが鼻について、とても飲めない。それで半分も飲まないで残した。

 それでも名前がカッコイイので、“ モノは試し”と思って2回ほど注文してみたが結果は同じだった。それでσ(-_-)にジャスミン茶は合わないと決めて、そのまま大きくなった。(^_^)

 ン十年経って仕事の関係で台湾へ行く機会があるようになった。するとたまにジャスミン茶が出ることがある。匂いはしっかり覚えているから、出てきたとたん(おお、ジャスミン茶か....)。

 それでもよかれと思って出してくれたわけだから、とにかく口をつけた。すると以前ほど抵抗感がない。(あぁ、やれやれ....)と思いながら、全部飲みほした。それからも台湾で何かの拍子に出てきた場合は、まぁ、なにごともなしに飲むことができるようになった。といっても、もちろん、σ(-_-)から頼むことはなかった。

 そうこうするうちに数年前から台湾へゆく用事もなくなった。そこでジャスミン茶のこともすっかり忘れていた。

 先日、ウーロン茶でも飲もうと思って自販機の前に立った。するとジャスミン茶なるものがある。(ふ〜ん、ウーロン茶、麦茶に続いて、いよいよジャスミン茶の出番か・・・)と思いながら、気まぐれで買ってみた。 

 プルトップをクイっと開けると、なんだかなつかしいあの香りが。。。(ふ〜ん)と思いながら、グイと一飲み。するとなんと、おいしいではないか!(笑) なんだか知らぬ間に身体が受けつけるようになっていた。どうやらσ(-_-)には絶対味覚や絶対嗅覚なるものは絶対ないな。ン?、関係ないか(笑)

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