取牌ごとに4枚を立てる方は配牌が完了した時点で手牌13枚が立っている。伏せたままの方は12枚、あるいは13枚完了時点で一度に立てることになる。この時点で当然手牌はバラバラ。ここから親は第1打牌を打ちだすわけであるが、この状態から理牌しないままノータイムで第1打牌を打ちだすように心がけたい。
ノータイムといっても、東家は自分の配牌が完了してから北家の配牌が完了するまでに3秒ほどの時間がある。慣れれば、それだけの時間があれば第1打牌を選択するには十分である。
これは南家も同じこと。南家は北家の配牌完了から東家の第1打牌終了まで3秒ほどの時間がある。それまでに手牌を確認し、東家が第1打牌を完了したらただちにツモを行い、同じく理牌しない状態から第1打牌を打ち出しすように心がけたい。
西家・北家はさらに時間がある。そこで1枚や2枚は理牌する時間がある。しかし上家が第1打牌を完了したのに、まだ自分の理牌が完了していないといってツモを行わず、そのまま理牌を続けると言うのはよろしくない。
西家・北家といえど上家の第1打牌が完了したら直ちにツモを行い、ツモ終了後、その状態からノータイムで第1打牌を行うようにしたい。理牌はゲーム中に徐々に行うようにすればよい。
もちろん配牌段階から理牌しないまま第1打牌を打ち出すのは、初心者の方には難しい。ややもすると、せっかく2枚ある翻牌なども切りかねない。それでも構わないからこれを実行してみよう。最初のうちはいろいろ失敗するかもしれないけれど、構わず実行することによって、雀力は飛躍的に向上すること間違いない。
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