Foundation stone 礎石 .

    (23)点数計算
 その3


 70符は、100ゲームに1、2回程度しか出現しない。そこでそこでかなりのベテランでも、ド忘れして申告に詰まることもある。

70符系列
70X4=280 560(600) 1120(1200) 22402300) 4480(4500) 8000 8000
語呂 ニイパァ ゴーロク イチイチニイ ニイニイヨン ヨンヨンパァ 満貫 満貫
ツモ点の配分 → 600/1200 1200/2300 2000/4000 2000/4000
連底 ゾロ一翻 ゾロ二翻 三翻 四翻 五翻 六翻
70X6=420 840(900) 1680(1700) 33603400) 6720(6800) 12000 12000
語呂 ヨンニイ パ-ヨン イチロクパ- サンサンロク ローチーニー 満貫 満貫
ツモ点の配分 → 1200all 2300all 4000all 4000all

 一翻と二翻は場ゾロの部分なので、ロンアガリでは精算されることがない。では三翻と四翻部分だけ覚えれば良いかというと、そうは行かない。子がツモアガリした場合、ゾロの一翻とゾロの二翻部分の点数が発生する。親のツモアガリにしても、子のゾロ二翻部分の点数が発生する。そこで子の点数に関しては、どうしても一翻から四翻まで丸暗記する必要がある。といっても簡単に丸暗記できるくらいなら苦労はしない。そんなあなたに究極の裏技?。

子の場合
 精算の対象になるのは一翻の560(ゴーロク)=600点から四翻の448(ヨンヨンパァ)=4500点まで。そこでこれを “ うち(12)の兄さん(23)、新婚(45) ” と覚える。1200(「いちにぃ)を「うち」と表現するのがちと苦しいが、そこは語呂感。とにかく覚えやすいことが大優先。そこで、

子供の70符三翻/四翻のロンアガリは、兄さん(2300)or 新婚(4500)をそのまま申告する。

子供の70符三翻のツモアガリは、親はうち(1200)なので、子はその半分(600)そこで申告は600/1200となる。

子供の
70符四翻のツモアガリは、うち(1200)兄さん(2300)すなわち1200/2300の申告となる(70符五翻は点跳ねするので、符計算する必要がない)。

親の場合
 精算の対象は三翻の336(サンサンロク)=3400点と四翻の672(ローチーニー)=6800点の二つだけ。これを“三枝(さんし)と緑波(ろっぱ)”と覚える。もちろん三枝は関西の有名な落語家。緑波は戦前の有名コメディアンである古川緑波。満貫八千点の産みの親でもある。

 そこで申告点は次のようになる。

70符三翻/四翻のロンアガリは、三枝(3400点)or 緑波(6800点)の申告。

70符三翻/四翻のツモアガリは、うち(1200all)or 兄さん(2300all)の申告

 “うちの兄さん新婚” and “三枝と緑波” 、これが10年に1回の70符でも大丈夫という究極の語呂会わせ....(^-^;

PS:掲示板に次のようなカキコを頂いた。

ちいといつ    日付:2002/01/23(Wed)

三枝と言えば、新婚さんいらっしゃい! ですね(^^

 子供の点数 新婚さんと親の点数 三枝がこんなところで結びついていたとは全然気がつかなかった(^-^; いや、偶然とは恐ろしい(笑)

 実は「うちの兄さん、新婚」と「三枝と緑波」のフレーズは、思いついた時期が異なる。
兄さん、新婚」は20年くらい前に麻雀スクールの講師をしているとき、初心者に覚えやすいようにと思いついたもの。「34/68」の方は特に良いフレーズを思いつかなかったので、そのまま「サンヨン・ロクパー」と教えていた。

#他にも振りサイの取り出し位置を覚えやすくするため、左山取り出しの場合、「左はパー()よ」、右山取り出しの場合「二浪(二六)は銃()殺」などと教えていた(笑)

 しかし数年前、某BBSで「サンヨン・ロクパーをサンヨン ロッパーとしてもイマイチ。なにか印象に残るようなフレーズがないか」とくっちゃべっていたら、誰かから「サンヨンではなくサンシにしたら?」というレスがあった。

 「おお、“ろっぱ”と組み合わせれば語呂もいい。“三枝と緑波”とすれば、二人とも有名コメディアンで印象も強い。おまけに緑波は日本麻雀に大いに縁があるじゃん」、というのでこれに決めた。

 そこまでは思いついたことだが、「新婚さん、いらっしゃい」との関連には気がつかなかった。いやぁ、ますますこのフレーズが気に入った。(^0^)V ちいといつさん、ありがとね。

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