70符は、100ゲームに1、2回程度しか出現しない。そこでそこでかなりのベテランでも、ド忘れして申告に詰まることもある。
70符系列
子 |
70X4=280 |
560(600) |
1120(1200) |
2240(2300) |
4480(4500) |
8000 |
8000 |
語呂 |
ニイパァ |
ゴーロク |
イチイチニイ |
ニイニイヨン |
ヨンヨンパァ |
満貫 |
満貫 |
ツモ点の配分 → |
600/1200 |
1200/2300 |
2000/4000 |
2000/4000 |
※ |
連底 |
(ゾロ一翻) |
(ゾロ二翻) |
三翻 |
四翻 |
五翻 |
六翻 |
親 |
70X6=420 |
840(900) |
1680(1700) |
3360(3400) |
6720(6800) |
12000 |
12000 |
語呂 |
ヨンニイ |
パ-ヨン |
イチロクパ- |
サンサンロク |
ローチーニー |
満貫 |
満貫 |
ツモ点の配分 → |
1200all |
2300all |
4000all |
4000all |
一翻と二翻は場ゾロの部分なので、ロンアガリでは精算されることがない。では三翻と四翻部分だけ覚えれば良いかというと、そうは行かない。子がツモアガリした場合、ゾロの一翻とゾロの二翻部分の点数が発生する。親のツモアガリにしても、子のゾロ二翻部分の点数が発生する。そこで子の点数に関しては、どうしても一翻から四翻まで丸暗記する必要がある。といっても簡単に丸暗記できるくらいなら苦労はしない。そんなあなたに究極の裏技?。
子の場合
精算の対象になるのは一翻の560(ゴーロク)=600点から四翻の448(ヨンヨンパァ)=4500点まで。そこでこれを “ うち(12)の兄さん(23)、新婚(45) ” と覚える。1200(「いちにぃ)を「うち」と表現するのがちと苦しいが、そこは語呂感。とにかく覚えやすいことが大優先。そこで、
子供の70符三翻/四翻のロンアガリは、兄さん(2300)or 新婚(4500)をそのまま申告する。
子供の70符三翻のツモアガリは、親はうち(1200)なので、子はその半分(600)。そこで申告は600/1200となる。
子供の70符四翻のツモアガリは、うち(1200)の兄さん(2300)、すなわち1200/2300の申告となる(70符五翻は点跳ねするので、符計算する必要がない)。
親の場合
精算の対象は三翻の336(サンサンロク)=3400点と四翻の672(ローチーニー)=6800点の二つだけ。これを“三枝(さんし)と緑波(ろっぱ)”と覚える。もちろん三枝は関西の有名な落語家。緑波は戦前の有名コメディアンである古川緑波。満貫八千点の産みの親でもある。
そこで申告点は次のようになる。
70符三翻/四翻のロンアガリは、三枝(3400点)or 緑波(6800点)の申告。
70符三翻/四翻のツモアガリは、うち(1200all)or 兄さん(2300all)の申告。
“うちの兄さん新婚” and “三枝と緑波” 、これが10年に1回の70符でも大丈夫という究極の語呂会わせ....(^-^;
PS:掲示板に次のようなカキコを頂いた。
ちいといつ 日付:2002/01/23(Wed)
三枝と言えば、新婚さんいらっしゃい! ですね(^^
子供の点数 新婚さんと親の点数 三枝がこんなところで結びついていたとは全然気がつかなかった(^-^; いや、偶然とは恐ろしい(笑)
実は「うちの兄さん、新婚」と「三枝と緑波」のフレーズは、思いついた時期が異なる。
「兄さん、新婚」は20年くらい前に麻雀スクールの講師をしているとき、初心者に覚えやすいようにと思いついたもの。「34/68」の方は特に良いフレーズを思いつかなかったので、そのまま「サンヨン・ロクパー」と教えていた。
#他にも振りサイの取り出し位置を覚えやすくするため、左山取り出しの場合、「左はパー(八)よ」、右山取り出しの場合「二浪(二六)は銃(十)殺」などと教えていた(笑)
しかし数年前、某BBSで「サンヨン・ロクパーをサンヨン ロッパーとしてもイマイチ。なにか印象に残るようなフレーズがないか」とくっちゃべっていたら、誰かから「サンヨンではなくサンシにしたら?」というレスがあった。
「おお、“ろっぱ”と組み合わせれば語呂もいい。“三枝と緑波”とすれば、二人とも有名コメディアンで印象も強い。おまけに緑波は日本麻雀に大いに縁があるじゃん」、というのでこれに決めた。
そこまでは思いついたことだが、「新婚さん、いらっしゃい」との関連には気がつかなかった。いやぁ、ますますこのフレーズが気に入った。(^0^)V ちいといつさん、ありがとね。