Foundation stone 礎石 .

    (20)麻雀大会組み合わせ表


 参加人数が変動する麻雀会では、事前に組み合わせを固定化することは不可能である。しかし人数の変動がない麻雀会であれば、1大会で同一対局者がかち合わない組み合わせが可能である。

まずこれが5卓・20人・6回戦の組み合わせの一例。

1回戦 2回戦 3回戦
11 16 10 14 18 12 20
12 17 15 19 10 13 16
13 18 11 20 14 17
14 19 12 16 15 18
10 15 20 13 17 11 19
4回戦 5回戦 6回戦
15 17 13 19
11 18 14 20
10 12 19 15 16 10 11 12
13 20 10 11 17 13 14 15 16
14 16 12 18 17 18 19 20
 まず全員に背番号を振る。このとき1番から5番はテーブルマスターに割振る。残りの人の番号も主催者側で割り振ってしまう。そして20人の参加者であれば、この組み合わせ表を20枚コピーしておく。参加者には受付順に若い番号の組み合わせ表を1枚づつ渡す(テーブルマスターの番号は別個にしておく)。

 1人くらいのドタ参・ドタキャンにはピンチの対応で処理する。しかし4人1卓もの変動に対処するために、1卓分のプラスアルファ用の組み合わせ表をあらかじめ作っておくのが良い。

 あとは毎回、この数字の示す卓へ着座してゲームすればいいわけであるが、この数字は次のようなシステムで作成されている。

 見た通り、1回戦は数字縦流しの配列となっている。2回戦以降も、各テーブルの1列目はまったく動かさないで、テーブルマスターとして固定する(動かす方法もあるが煩雑となる)。2回戦以降は1卓でのゲーム者のうち、テーブルマスターを除いた最小番号(この場合は6番・11番・16番)を基準に移動させる。

 2回戦はまず6番を一つ押し下げて2番卓にする。5番卓から押し出された10番は空き家になった1番卓のマスに入れる(いままで6番がいた位置)。3列目は6番と同じ1卓であった11番を、6番に対して一つ下の位置まで押下げる(つまり6番が一つ下がって2番卓にいるわけであるから、3番卓へ行く)。

 押し出された14番、15番は同じく空き家になった上方のマスに入れる。4列目16番も同じく11番に対して一つ下の位置へ押し下げる(11番が3番卓に来たわけであるから、16番は4番卓に行く事になる)。次に縦列も同様に処理する。

 3回戦は6番を1番に対して二つ下の位置まで押下げる。押し出された番号の処理は前回同様。3列目の11番を6番の位置に対して二つ下の位置まで押し下げることも前回同様。4回戦は6番を1番に対して三つ下の位置、5回戦は、6番を1番に対して四つ下の位置に持ってくる。

 最終戦(この場合は6戦目)は、いままで縦流しであった数字を横流しとする。すると最後にテーブルマスター同士のバトルが行われる。この組み合わせの基本は参加者が何人であっても同じである。

 縦流しを横流しにするため、参加者20人でテーブルマスター固定制の場合は、6回戦目で同一人との対戦が生じる。しかし参加者30人以上であれば横流しにしても同一対戦は生じない。

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