Aphorism 箴言 

    (2)牌技の難


 世に麻雀の達人は山ほど。現在でも大勢みえるが、過去にも大勢みえた。その中でも有名なのが、川崎備寛という方。

 日本麻雀草創期からのプレーヤーで、後に日本麻雀連盟の理事長にも就任された。死後、日本で最初に「名人」の称号を追贈される。その川崎名人が、第二次大戦後、σ(-_-)の師匠である大西先生が名古屋に麻雀道場を開設されたとき、祝辞として色紙を2枚贈られた。これはそのうちの1枚。

 2枚の文章は異なるが、両方ともさすがの内容。そこで本日の箴言は、そのうちの1枚。まことにすばらしい文章で、いつ見てもうなるばっかし。。。



牌 技 難 非 吃 非 ポン

有 虚 実 判 読 間
牌技(はいぎ)の難(なん)は吃(チー)に非らず、石並(ポン) 槓(カン)に非ず。虚実(きょじつ)判読(はんどく)の間にあり
麻雀の難しさは、吃 ポン 槓という技術という点にあるのではない。いかに虚と実を判読するか、という点にある。

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