KIMIPAPA'S COOKING ROOM

きみパパのレシピと、ご飯のおかずの話です。

第1回 料理の「さしすせそ」

第2回 調味料の話

第3回 だしの話8月3日更新

第1回 料理の「さしすせそ」

多くの人が料理の「さしすせそ」を知っていると思います。

もちろん

「さ」 砂糖

「し」 塩

「す」 酢

「せ」 せうゆ(醤油のことです。)

「そ」 味噌 ですよね。

なぜこの順番なのか知っていますか?

これって、結構化学的なんですよ。

聞いてみると「なるほど」って思います。

僕たちの基本で話をすると、甘いものの味付けは先に、

塩味は、後で。ってなっています。

それは、砂糖の分子構造が、塩に比べると、大きいことが理由なんです。

分子構造が大きいと、素材を炊くときに味が入りにくい、着きづらいという理由があるんですよ。

だから、家で、野菜を炊いたり、煮たりするときは、砂糖と、みりん、お酒を先に入れて、炊いてください。

30分くらい経てば、塩と醤油で味をつけて整えるという感じで料理をするとおいしく出来ますよ。

だいたい野菜なんかを炊くときは1時間を目安にするといいです。

野菜はした茹でをしておくとなおいいですよ。

そして味の濃い物は後で入れる。

これだけで、本当においしくなりますよ。

次回は、 調味料の話をします。

料理酒って?みりん風って?です。

第2回 調味料の話

今回は、調味料の話をします。

前に料理の「さしすせそ」は書きました。

今回はさらにすすんでもっと詳しい話です。

家でご飯を作るときに、お酒とみりんを使いますか?

よくスーパーで売っている「みりん風味」や「料理酒」を使っていますか?

本に載っていた通りに作ったのにおいしくなかったという経験はありませんか?

その答えはここにあるんです。

「みりん」と「みりん風味」の違いをおしえます。

みりんは、酒税法で認定されているお酒の一種なんです。

だから、酒屋さんでしか売っていません。

職業柄、みりんで味付けをすることで甘さを引き出します。

みりん風ではこの味は出ないんですよ。

お酒、「料理酒」も同じなんです。

本当は酒屋でしか売れないお酒を、スーパーで売れるようにしているのが「料理酒」です。裏の成分表示を見たことがありますか?

塩なんかが入っているんです。

だからこれで味をつけると塩味が出てくるんです。

本当はお酒もあたりを(味付けのことを職業語であたりをつけるといいます。)ちょっとかっこいいでしょ。)やわらかくしてまろやかにするんです。

一度比べて、ご飯を作ってください。

簡単なおかずのレシピを書いておきます。

作ってみて、感想なども聞かせてください。

お野菜 人参、大根、ごぼうや、レンコンなど、何でもいいですよ。

を人数に合わせて適量(適量とは適当ではなくて、人数で食べれる量、ということです。)

この野菜を一度ゆでてやわらかくしておいてください。

やわらかくゆでた野菜を、

家にある小さいお玉で8〜12杯の出し汁

それにみりんを1杯

お酒を1杯

醤油を1杯(うちは大阪人なので薄口醤油を使います。)

砂糖を、大きなスプーンで1杯と半分。

だいたいこの配合で野菜を炊きます。

30分から1時間ほどで味がしみこみます。

これで出来上がりです。

ここで大事なことですが、お酒、みりん、醤油、の量は同じなんです。

甘くしたり辛くしたりするのは出汁を多くしたり少なくしたりして調節します。

そうすれば、あまり極端に味は変わることはありません。

もちろん、味の好みがあるので、ここから自分の好きなようにアレンジしてください。

次回は、だし汁を書いてみようと思います。

料理に関する質問、うまく出来ないんだけど、どうしたら良い?

などの質問を待っています。
メールはこちらまで。 きみパパ

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