「島の日記」

2002年2月

「座間味島ざまみじま

6:30羽田空港発の便に乗り、那覇空港に着いたのがほぼ定刻通りの9:15頃。
10:00泊港発の座間味島行きのフェリーに乗る為に早足で空港内を駆け抜け(荷物は預
けてない)、タクシーに飛び乗る。出発前は飛行機の到着時間と泊港までの道路の渋滞状況
次第では間に合わないかも知れないと心配していたが思ったよりスムーズにいき、9:35に
泊港に到着(タクシー代1,170円)し、窓口で「フェリーざまみ」のチケットを購入してフェリーへ。


泊港を出てからは船の中では特にすることも無く、海を眺めたり日向ぼっこしたりでだらだら
しているうちに阿嘉島に寄港。港には映画『マリリンに逢いたい』で有名な犬「“シロ”の像」
が建てられていてフェリーからも見ることができる。
**映画『マリリンに逢いたい』**
  阿嘉島に住む“シロ”という犬が恋人の“マリリン”という犬に逢う為“マリリン”の住む
  座間味島まで約4qも海を泳いで渡り続けた実話を基にした映画。
  座間味島には“マリリン”の像もあり2匹の像は海を挟んで向き合うように建てられている。
 
------------  フェリーざまみ  --------------------------  シロの像  --------------


阿嘉島を離れるとすぐに目的地の座間味島に到着、「鯨のモニュメント」が出迎えてくれる。
約2時間の船旅を終えて船を下り、すぐ目の前にあるターミナル内のホエールウォッチング
協会に行くと、13:00からのホエールウォッチングの受付をしているところで事前予約をし
ていなかったのでその場で申し込みをする。(通常1日2回、10:30〜と13:00〜で所要
時間=約2時間)
 
-----------  鯨のモニュメント  -------------------------  座間味港  --------------


船が出るまで1時間ほど時間があるので昼食をとろうと港の目の前にある「花クジラ」(夜に
はライトアップされるということだったが見に行くと何故か下半身だけライトアップされていた)
を横目に見ながら集落の入口にある「ざまみ食堂」に入ろうとしたがちょうど昼時で一杯だ
ったので近くの「パーラーザマミ」でハンバーガーを買い、店の前にあるテーブルで食べる。
座間味島はやたらと猫が多い島で食べている時もテーブルの下から野良猫が物欲しそうに
見上げてくる。写真を撮ろうとカメラを向けるとすぐうつむいてしまう照れ屋な猫だった。
  
--------------  花クジラ  ---------------------------  パーラーザマミ  ----------


時間になったので港に戻るとウォッチングの客が30人くらい集まっている。置いてある用紙
に住所氏名などを記入して5,000円と一緒に受付に出してウォッチング船の乗船券とガイ
ドブックをもらい、協会の人にクジラの種類や生態についての簡単なレクチャーを受けてか
ら乗船する船ごとにいくつかのグループに分かれる。今回乗船するのは“美海鯨”という船
で自分を含めて客7人+ガイド1人、渡された救命胴衣を着けて出発。
3〜40分で着き、全員船の前部に移動して捜し始めたがなかなか姿を現さず見えるのは
白波だけ・・・
しばらくすると「BLOW!」と言うガイドの声が響き、あわてて振り向くと霧状のものが海面か
ら上がっているのが見えたかと思うとすぐにザトウクジラの尾びれが海面から出てきて、又
海中へと消えていった。これは“BLOW”という潮吹き(呼吸の為に水面に浮上したときに吐く
息)と“FLUKE-UP(DOWN) DIVE”という尾びれを水面に持ち上げる潜水時のポーズ。一瞬
の出来事ではっきり見ることができなかったが、その後10〜15分間隔で同じ動作を繰り返
していた。
写真を撮ろうとしたが揺れる船上で片手で船につかまりながら、いつ現れるか分からず動き
の速いクジラをデジカメで撮影するのは難しくすぐにあきらめ脳裏に焼き付けることにする。
残念ながら結局クジラの全体を見ることはできずにTIME UP。
 
---------------  BLOW  --------------------------  FLUKE-UP DIVE  ----------


15:00過ぎに港に戻り、今回の宿「民宿サマーハウス遊遊」へ。港から徒歩3分位の場
所にあり優しいおばあさんのいる清潔で静かに過ごせる宿。荷物を置いてしばらくボーっと
していたが夕食まで時間があるので「高月山展望台たかつきやまへ行くことに。座間味の集
落の中をクジラのデザインのマンホールを眺め、スーパー「105ストアー」「座間味小
中学校」と通り過ぎてから山を登って2〜30分ほどで着く。沖縄本島や渡嘉敷島を望む
第1展望台と古座間味ビーチや阿嘉島を見渡せる第2展望台の2ヶ所から眺望が楽しめる。
また東屋もあり、ここからは座間味の集落を見渡すことができる。
 
----------  サマーハウス遊遊  ---------------------  高月山展望台から  ---------



座間味2日目もホエールウォッチングで、この日は協会の船ではなく、事前に予約しておい
たダイビングショップ「ハートランド」の船“なぎさ”で。この日は風が強く海上も波が高いとい
うことで出港可能か様子見の為10:30出港予定のところ11:10頃になってようやく出港。
予想通り時化ていてかなり揺れる中なかなか姿を見せないクジラを追いかけ時間が過ぎて
いく内に他の客の「オーッ!」という歓声が響き、聞くと一匹のクジラが“BREACH(体を水面
上に持ち上げ背中から水面に落ちる)”していたとのこと。違う方向を探していたので全く見
ることができずに悔しがっているとまた見ていないところで“BREACH”。よっぽど運が無いと
思っていたところにようやく見ることができ感動していたらその後何度も“BREACH”を見せて
くれ、他にも次々と“PEC SLAP(横向きになり胸びれを海面に叩きつける)”、“PEDUNCLE 
SLAP(体の後部を水面上に持ち上げ水面に振り下ろす)”等のアクションを披露。
大満足で港に戻った。

『ウォッチング時の注意点』
*服装は動きやすく温かい格好で。波しぶきがかかることもあるので100円SHOPで売って
いるレインコートなど用意していったほうがいい。
*波が強い日もあるので乗り物に弱い人は事前に酔い止めの薬を服用したほうがいい。
*冬とはいえ沖縄、それも海の上に長時間いるので日焼け対策をしたほうがいい。
今回は初日、2日目共わりと暖かい日で長Tシャツ+スウェット(トレーナー)+ウィンドブレー
カーという服装で大丈夫だったが2日目は波が高く波しぶきでかなり濡れてしまった。また
結構顔が日焼けして旅行から帰った後皮がむけていた。


戻ったのが14:30頃でまだ時間も早いので「古座間味ビーチふるざまみへ。港から歩き出
しホテル「シラハマアイランズリゾート」を通り過ぎ坂を上りきった後阿佐集落との分かれ道を
右に行き、さらに坂を下った先に現れる砂浜で、徒歩15分くらい。三日月形に広がるビーチ
には全く人の姿が無く貸しきり状態。那覇から1時間でこれだけ美しい海が見られるとは驚き。
エメラルドグリーンからマリンブルーへと変化する海を見ていると時の経つのも忘れるほど。
集落に戻り「慶良間海洋文化館」へ向かう。入館料500円を払い中へ入るといきなりサバ
ニが出迎えてくれる。その他にも船の模型など慶良間の海洋文化についての資料や民具が
多数展示されているが、何と言っても目を引くのが沖縄戦に関する資料の充実。魚雷や特
攻艇を始め当時の新聞なども展示され慶良間諸島で起きた悲しい歴史を学べるところ。
 
-----------  古座間味ビーチ  ----------------------  慶良間海洋文化館  ---------



座間味3日目、この日もホエールウォッチングを予定していたが海が時化ていて中止とのこ
となので、10:30発「水中観光船“くじら”」に乗ることにする。船体にオレンジ色のクジラ
の絵が描かれた半潜水艦で24,5席あるキャビンの窓から海中を覗くとサンゴや熱帯魚の
姿を間近に見ることができ、時折差し込む太陽の光に照らされた美しい世界を堪能できる。
所要時間50分、料金3,000円。
 
-----------  水中観光船から  -----------------------  水中観光船から  ----------


水中観光船を降りてから時間も余っていたので、「ざまみレンタカー」でレンタカーを借りて島
内観光することに。とりあえず6時間借りて料金6,000円(ガソリン代込)+保険料800円。
先ずは島の北側にある「チシ展望台」に。阿護の浦湾を右手に見ながら阿佐集落を過ぎて
進むと駐車場へ。崖に囲まれた湾とその先に広がる水平線を望む風景は入り組んだ地形
のこの島らしく八重山の島々にはあまり見られない。崖の先の方へも歩いて行けるが危険。

座間味集落へ戻り座間味港のすぐ横にあるのが「くじら公園」。クジラの形をした滑り台や
グラウンドがある公園だが遊んでいるのは観光客のみ。また脇にある堤防の壁には座間味
の子供達が描いたクジラなどの絵も見ることができる。
 
-----------  チシ展望台から  --------------------------  くじら公園  -------------


くじら公園を出てからすぐのカーブのところが宇論の崎で、ここに「“マリリン”の像」が建て
られていて、前述の「シロの像」に向かいまるでシロを待っているかのような姿で座っている。

海岸沿いを進むと阿真集落に入り、「阿真ビーチあまに出る。古座間味ビーチより小さめ
だがこちらも遠浅で美しい海と白い砂浜が広がっていて、砂浜では島の人かどうかは分から
ないが親子連れが遊ぶ姿が見られた。砂浜の横にはキャンプ場やコテージがある「座間味
青少年旅行村」が隣接。
 
-------------  マリリンの像  --------------------------  阿真ビーチ  -------------


旅行村のコテージの間を抜けるように道を進み山を登っていくと阿真ビーチからも姿を見る
ことができる「神の浜展望台かみのはまに到着。真ん中に大きなテーブルとベンチが置いて
ある展望台からは阿嘉島や嘉比島を望むことができ、島の西側にあるので夕陽を眺める
にもよさそうな場所。

さらに進み途中に現れる分かれ道を左に行き「女瀬の崎展望台うなじのさちの駐車場へ。
車を停めて降りてみると海に突き出た崖の先に展望台が佇んでいる。島の観光案内所の
地図にも夕陽が綺麗なところと書いてあるが確かにこの展望台も含めた景色は夕陽に映え
そうな雰囲気を漂わせている。
 
----------  神の浜展望台から  --------------------  女瀬の崎展望台から  --------


女瀬の崎を後にして進んでいくと道の右手に「新田展望台にたが出てくる。この展望台か
ら道路を挟んで反対側には「ニタの浜」へと降りていく長い階段が続いている。降りてみよ
うかどうしようか悩んだが帰りがしんどそうなので素通りする。

最後の展望台が「稲崎展望台いなざき。展望台としては小さく、風景も他の展望台に比べ
れば地味だが、ここはクジラの展望台として知られホエールウォッチング協会の人がここで
クジラを探している。この日は海が荒れて船も出ていなかったので協会の人もいなかった。
 
-----------  新田展望台から  -----------------------  稲崎展望台から  ----------


島内の何ヵ所か災害復旧工事ということで通行止めや工事中の所があり、島の東側など行
けなかった所もあったが大体の観光スポットを巡ることができた。レンタカーを6時間借りた
ので時間が余るかと思ったが結構のんびり廻ったのでほぼ時間通りにレンタカーを返却。



座間味4日目で最終日、港で那覇行きの「クィーンざまみ」のチケットを購入して、船の時間
までターミナル内のクジラの写真パネルを見たり観光案内所で販売している土産物を眺め
たりして時間をつぶし、10:20頃座間味を離れる。

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*念願だったホエールウォッチングもできたし、初めてで運良く“ブリーチ”のような大技まで目
にすることができ満足。目の前で海面に尾びれ、胸びれ、そして体全体を何度も叩きつけて
飛び跳ねる姿に感動を覚えた。できれば次回はもっと間近で見てみたい。
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≪END≫





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