「島の日記」

1999年10月

「与那国島よなぐにじま

石垣島から日本トランスオーシャン航空で約30分で与那国空港に到着。


与那国空港から最南端の地がある久部良集落方面へ。左側の山の山頂に3つの石が並ん
でいる。これは「ミミイシ」といってこの石には神が宿っているという。さらに進むと右手にあ
るのが「ダンヌ浜」で、こじんまりとしているがトイレや駐車場もある綺麗な浜。


しばらく進むと久部良集落に入る。この集落には日替わりカレーが美味しくて店の内装が感
じいいカレー屋「ユキさんち」やカジキマグロの水揚げや映画「老人と海」のロケで有名な
「久部良漁港くぶらぎょこう、あまり広くなく波も穏やかな「ナーマ浜」というビーチ等がある。
久部良漁港では運がよければ実際にカジキマグロの水揚げと解体の様子を見られるかも。
 
--------------  ダンヌ浜  ------------------------------  久部良  --------------


今回の宿である「民宿よしまる荘」に荷物を置き、とりあえず「日本最西端の碑」へ。
「西崎いりざきという岬を登って行ったところにありここからは天気次第では台湾の島影も
望むことができる。日本の最西端で日本で最後に沈む夕陽を眺めるのは感慨ひとしお。
 
-------------  最西端の碑  -----------------------------  西崎  ---------------


最西端から南回りで進むと途中に「南牧場」がある。道路から放牧している与那国馬が草
を喰む姿越しに海を眺めることができ見ていて飽きない風景。道も広くて舗装もされている
のでドライブにもいいがあちこちにフンが落ちているのが気になる。


島の南側にある集落が比川集落でここには「比川浜ひかわはまがある。割と広い砂浜が広
がり波も穏やかでのんびりできる。
※比川集落はTVドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地でもある。

南にある比川集落から東側に向かうと「立神岩たてがみいわ。断崖絶壁の海岸線に垂直に
立っている岩で昔この岩に登って降りられなくなった若者が神に助けられたといわれる。
展望台もあるが岩からは少し距離が離れている。
すぐ先の海岸には階段のように削られた岩場の「サンニヌ台」とそのそばには軍艦の様な
形をした「軍艦岩」。展望台や遊歩道があるので近くまで行ける。
どれも自然にできたものとは思えないほど美しいデザイン。
 
---------------  立神岩  ------------------------------  軍艦岩  --------------


島の東側にある「東崎あがりざきは芝生が広がり放牧されている与那国馬や牛がのんびり
散歩したり草を喰んだりする牧歌的な風景が見られる。展望台もあるが登るにはたむろし
ている牛や馬を掻き分けていかなければならない。
 
---------------  東崎  -------------------------------  与那国馬  -------------


島の北側の最も賑やかな祖内集落にある「与那国民族資料館」には館長の池間苗さん
が集めた昔の着物やランプなどの民具や漁具が展示されていて丁寧に説明もしてもらえる。


すぐそばにある大きな防波堤の向こうに広がるのが「ナンタ浜」。数十年前の台風により浜
が小さくなったというがそれでも結構大きい浜で、この浜を歌った歌もあるほど美しい浜。


最後に向かったのが「ティンダバナ」。祖内集落にある100m位の岩山にある展望台で、
かつて与那国島を統治していたサンアイ・イソバという女性が住んでいたといわれる場所。
入口がどこか分からずにちょと迷ったりもしたが祖内集落、ナンタ浜越しに海までを一望で
きるビューポイントで非常に見晴らしが良かった。
 
--------------  ナンタ浜  --------------------------  ティンダバナから  ----------

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*せっかく与那国島に来たからには海底遺跡も見に行きたかったが船が出ずに今回は断念。
また花酒の酒造所見学も忘れていた。
*日本最南端の波照間島と最西端の与那国島に上陸を果たしたので、いつかは北海道に
行って最北端と最東端も制覇したい。
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≪END≫





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