「島の日記」

2001年7月

「黒島くろしま

石垣島の離島桟橋から高速船で約30分乗っているとハート型の島、黒島に着く。


港を背に直進・左・右の3方向に伸びる道を右に曲がり林の中の狭い道を進むと着くのが
「西の浜」で4月から10月くらいにかけて海亀が産卵の為に上陸してくるという美しい浜。
この浜には日陰になりそうなものがないので日差しがきつい。


さらに道を進んだところにある「ノッチ・きのこ岩」は、海岸にある隆起珊瑚礁の根元の部
分が波によって削られて細くなっていき、まるできのこのような形になったもの。この海岸は
人も少ないのでゆっくり観察できる。
 
--------------  西の浜  ---------------------------  ノッチ・きのこ岩  -----------


もう少し行くと左側に「黒島研究所(旧八重山海中公園研究所)。少し奥に入ったところに
あるので一度見過ごしたが、ここには珊瑚や海亀の標本が多数展示してあり、子ガメも
飼育しているのですぐ近くで見ることができる。とてもかわいい。
研究所を出てすぐに港からまっすぐ来る道と交わり、その角には黒島の文化や歴史につい
ての資料館「黒島ビジターセンター」。民宿みやき荘のおばさんが管理人をつとめていて
黒島の民話を聞かせてくれる。でも少し話が長いかな・・・・
 
-------------  黒島研究所  -----------------------  ビジターセンター  -----------


その横にあるのが「フズマリ」。石を積み上げてできた海上監視所で登るとかなりの眺望で
遠くの海まで望めるが、それだけに高さもあり石が崩れる危険もあるので昇り降り時には足
元に注意が必要。
先程の道に戻りさらに直進して、仲本集落に入り民宿みやき荘・民宿みやよし荘を過ぎた突
き当りを右折してしばらく行くと「仲本海岸」に到着。この海は干潮時にはリーフに囲まれた
天然のプールになる遠浅の海で海水浴よりシュノーケリングを楽しむ人の方が多く見られる。
 
--------------  フズマリ  -----------------------------  仲本海岸  -------------
 
--------------  仲本海岸  --------------------  人口の約10倍いるという牛  ------


道を戻って今度は島の東側に向かい、左右に広がる草原を過ぎて突き当たりにあるのが
「比江地御嶽ひえじうたきで、ここを右折して島の南側を目指す。するとまた左右に牧場が
広がるサバンナのような風景が広がり牛がのどかに遊んでいる。その先に立つのが「黒島
灯台」で、灯台の裏には綺麗な海が広がっている。


灯台から東筋集落に向かうと見えてくるのが「たま商店」で、飲み物や日用雑貨などを置い
ている島唯一の商店で観光客には重要なポイントである。ここを通り過ぎてさらに北側に行
くとうっそうとした森が広がり、森を抜けたら「伊古桟橋いこさんばしに出る。結構長くてところ
どころ崩れたりしている桟橋の先に青く澄み切った海が広がる。
 
------------  黒島灯台裏  ----------------------------  伊古桟橋  -------------

-----------------------------------------------------------------------------
*天気にも恵まれてのんびりすることができた。牛が多い島とは聞いていたがまさに島中
牧場という感じでとてものどかな風景。次回は2月の牛祭りのときに訪れてみたい。
⇒2003年2月に行われた牛まつりに行ってきました。その様子は『島の祭り』で。
-----------------------------------------------------------------------------

≪END≫


2003.11.06写真追加。
 
------------  黒島展望台  -------------------------  黒島展望台から  ----------
*黒島展望台は黒島の小中学校そばにあります。





トップへ
トップへ
戻る
戻る
前へ
前へ
次へ
次へ