りゅうの1日
我が家では私の母が一番初めに起きる。だいたい5時ごろか。次に妹か私が起きる。それが6時ごろ。りゅうのゲージにはひざ掛け用のブランケットがかけてあって、母や妹が起きてごそごそやっていても、そのブランケットをとらない限りおとなしくしていることが多い。私が起きるとすぐにブランケットを取るので、そこからがりゅうの1日の始まりとなる。まずフードをお湯に浸してふやかす。15分経ってお湯を捨て、粉ミルクと免疫力を高めるタブレットを混ぜて出来上がり。りゅうは大体すぐに食べ始め、最後の2,3口で遊び始めてしまう(このあたり人間の子供にそっくり)。そこで一旦取り上げ、10分ほど経って再び差し出すと今度はキレイに食べきる。うんちとおしっこは、食事の前後、準備をしているときか遊び始めた頃、またはフードを食べきった直後にしている。おしっこはシーツに手の平大の大きさが1,2回、うんちは10センチ弱のものが1本にょっきりと出ている。うんちは踏みつけない限り、シーツに色がつかないくらいの柔らかさ。トイレットペーパーをちぎり置きしておいたものでとって、トイレに流す。匂いは鼻をつまむほどはしない。色はこげ茶色。
おしっことうんちをした後、ゲージの外に出し、30分程度遊ばせる。この時間になると、甥っ子も起きているので、そこでみんなに声をかけてもらって、大喜びで走り回っている。みんなが出かけてしまうと、りゅうちゃんもお休みタイム。お昼まではゲージの中でおもちゃをかじったり、眠ったりしている。りゅうが我が家になってきた日、ショップの店長さんから
「体をドテッと横倒しにしたり、お腹を上にして寝るようになったら、安心して眠っている証拠です。」 と言われたのだが、やってきたその夜だけは横倒し、あとはお腹を上にして完全に眠りこけている。ちょっと触れたぐらいでは起きない。時々夢を見ているのか、口をモゴモゴ動かしたり、まぶたの下で目の玉が動いていたり、小さく鳴いたりもする。たまに痙攣までしている。OL時代、東京や九州に出張すると、新幹線の中に必ずと言っていいほど、痙攣したり、びっくりするくらい大きないびきをかいているおっさんがいたものだが、それに近い。まだ生後4ヶ月というのにおっさんモードが入っているなんて生意気すぎる。10年早いぞ!
母は自転車で10分くらいのところにある会社に勤めているので、お昼には昼食を摂るために戻ってくる。私も家にいるときは同じ時間に食事をして、その後りゅうはまた30分ほどゲージの外で遊ぶ。このところ凝っているのは引っ張りっこ。通販で買った洗髪ようのニット帽をりゅうのおもちゃにしているのだが、それを持ってきて細くなっている先っちょをりゅうがくわえ、かぶる側を私が持って「わっせ、わっせ」と引っ張り合いをする。りゅうはものすごく興奮して、帽子をくわえたままうーうー唸り、時折激しく帽子を振り回すしぐさをする。この遊びを始めるとたいがいしつこくて、こちらが手を離すとすぐにひざの上に帽子を置き、またやろうと誘う。2キロたらずの仔犬といえど全身を使って振り回す力を相当なもので、もういい加減嫌になってくる。しょうがないので、その帽子ごとゲージに入れても、ひとりでずーっとくちゃくちゃその帽子を噛んだり、振り回したりして大満足している。この時にうんちをすることが多い。量は朝と同じくらいで長さ10センチ弱。 そこから夕方まではまたゲージの中で過ごす。初めは遊びの興奮が残っているせいかごそごそやっていても、さすがに1時間を終える頃にはまた痙攣付きの昼寝が始まる。 夕方のフードはだいたい4時から6時の間にあげている。これは私の仕事のあるときとないときでかなり違う。
また食事の前後におしっことうんちをする。 6時過ぎに妹と甥っ子が帰宅。そこでまたゲージの外に出て30分くらい遊ぶ。甥っ子はまだ小さいのでりゅうに手荒なことをしないよう十分に注意が必要。とにかく毛をつかんで引っ張るので、その度に私が怒り、それを聞いて妹が怒る。6年前、猫がきた時には家の中から喧嘩がなくなったものだが、りゅうが来てからこうした言い争いがちらほら出始めるようになった。私達の食事が始める前にりゅうはゲージに戻り、夜9時にゲージにブランケットをかけると、あとは電気がついていようが、ブランケットの隙間からこうすけ(猫)が覗いて威嚇の声を出そうが、おとなしく眠りに入っている。もちろん痙攣付きで。おやすみなさい、りゅうちゃん。 |