手書き表札看板
茶の湯の教室を開いている親子から依頼されて書いた表札看板です。
左の方が先生で、右の方がその娘さんとのこと。使っている板の材質も先生の方が高そうなものでした。私は材木にあまり詳しくないのでよく判りませんが、墨がまったく散らなかったので、多分松材かと思います。娘さんの看板は間違いなく「タモ」という板です。こちらの板は目が荒く、少々書きずらかったです。細かく深めの目に墨をくまなく注しましたが、木は息をしているので日向に晒すと少し開き、筋が現われました。遠目から見れば何の問題もありません。
奉納立札型看板 ( 油性塗料による手書き )
御神輿を製作・奉納する際に納める立札看板です。ここでは、OP(油性)塗料を使って文字を書き込みます。下地はすでにクリアーラッカーで処理されているため、万一失敗しても書き直す事は可能です。そのぶん気楽に書けました。文字の大きさは一文字約1.3センチなので、使用する筆がかなり細くなければなりません。また、塗料の粘度がポイントになります。濃過ぎるとシャープな字が書けず、逆に薄過ぎると輪郭がボケてしまいます。適度な粘度で塗料を置く様に書いていきます。
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