プロフィール/井上研一郎


長男の指導で自作したパソコンは三男に譲ったが、
次男に作ってもらったこのサイトは健在。

 東京で生まれ、仙台で学び、札幌で働き、再び仙台で教えている。札幌では、美術館学芸員として14年間働いた。仙台に移って17年、定年まであと7年。

 専門はやまと絵史(文献でしか知られない平安・鎌倉時代の絵画の動向など)、近世北海道美術(松前の画人・蠣崎波響、アイヌ風俗画など)、日本近代絵画(北海道出身の山口蓬春、三岸好太郎など)、日本絵画の空間表現・時間表現(異時同図、逆遠近法など)に関する問題など。
 また、美術と人間や社会とのかかわりに注目しながら、女性と美術戦争と美術などの問題や沖縄の美術にも関心をひろげている。

 近年は学内の「雑務」に追われて研究に割く時間が無く、体力低下も手伝って憂鬱な日々を送っている。時間割
 
大学院人文科学研究科人間文化学専攻主任、学芸員課程運営連絡会(座長)、人事委員会、財政部委員会、紀要編集委員会、広報委員会(以上大学) 広報活動委員会、同「広報」編集委員会、(以上法人)、等々
 全国の美術館学芸員とのネットワークと、3000冊を超える展覧会カタログが財産。「群書類従」「古事類苑」とスクラップファイルは持ち腐れ。TV美術番組のビデオライブラリーは2000本を超え、DVDへの移行を開始。フクロウと箸袋と展覧会チケットのコレクションは永遠に未完成。学生たちの答案やレポートに見られる誤字・当て字のコレクション「楽しい誤字ッ句」は全国に隠れた愛読者を持つ。
 沢田研二、桂文珍、糸井重里、弘兼憲史、毛利衛クンたちとともに「団塊の世代」を生きている。いしだあゆみ、泉谷しげる、つかこうへいも同い年。もちろん、べつに誰とも知り合いではない。ただ、糸井クンの「ほぼ日刊イトイ新聞」には私の甥(澤田圭)が最近までお世話になっていた。
 3男1女の父。いまだ誰ひとり完全独立せず、子育てがつづく…。


 略歴  主な著作・論文  社会的活動他

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蠣崎波響《漁夫図》
松前藩家老で画人・詩人でもあった
波響とのつきあいは30年におよぶ。