2013年5月12日 三重県
雲出川(坂本川)


ゴールデンウィークの最後の最後に、ぷらっと出撃してきました。

ホームリバーと呼べる川ではあるものの、今年は真新しい工事跡から常時濁りが出てる感じで、かなり上流まで行かないと綺麗な水では釣りが出来ない。これが何となく気が乗らない理由。
今日は若干薄濁りではあるものの、良い天気にも恵まれキラキラ輝く春の渓に入った。


連休中、散々責められたんだろうな、と思いつつ坂本小屋の少し上流から入渓。

あっさりヒット。いやはや、GWを生き抜いた精鋭でも、私に掛かれば放流直後のアマゴも同然。サイズはこの際どうでも良いではないか。

数年に1度、奇跡が起きる大堰堤。手前から順に探っても、やはり手の平サイズしか出てこない。

カメラを水中に沈め、適当にシャッターを切ると・・・ん?? チラホラ魚影が映っている。
このポイントは、坂本川では間違いなく「皆が釣り糸を垂れるポイント選手権 プールの部」で1・2位を争う場所なので、魚が残っているとは意外。しかし、若干の濁りはあるが、エメラルドグリーンの水と光のカーテンは幻想的ですな。

 

肝心の釣りはというと、ポチポチポチポチこのサイズ。しかし、ふと重大な事に気が付いた。

以前であればアンケートを実施してしまうぐらい憂慮された朱点のドギツイアマゴ、通称”毒キノコ”が今年は釣れない!
もしかして、種苗の養殖に少しはアンケートの影響があったのだろうか。(※本来であれば2年前に県水産課や内水面漁連、漁協等に要望書の形で送付する予定だったが、タイミング悪く豪雨災害が発生し、各地の養魚場が深刻なダメージを受けたため、一部関係者の方々までで送付を留め、お蔵入り状態になった経緯がある。)

さらに上流へ。日差しは完璧に夏ですぞ。

ポチポチポ(以下略)
いや・・・うん。魚は残ってるな。手の平からはみ出さない大きさばかりだけど(汗)

流石に少しはまともなサイズが釣りたい。ちょっと本気を出して、小場所に片っ端からフライを叩き込みまくって、ようやくサイズアップ。


それでも20cmないけどな(汗)

今日の一番はこいつ。パーマークがまん丸で背びれがツンと伸び、何となく天然っぽさを漂わせている。
尾鰭の下部が鋭角に切れているのは、鳥ではなくどうも人間の仕業クサイ。個体数の調査でも行ってるんだろうか?

3時間程の、のんびりとした釣りを終えて林道を歩く。この時期がずっと続けばよいのに、日本には梅雨という空気の読めない期間が存在する。
暑くもなく寒くもなく、花粉も飛ばず、インフルエンザも小康状態になる6月。なんで長々と雨が降るかね・・・。

どうせ釣りつくされてるだろうと思い、入る気がしなかった下流部(成魚放流のある区間)。意外や意外、そこそこのサイズが残ってました。
時間切れで今日は撤収することにしたけど、もしかしたら魚末アマゴセンター付近からでも、魚が残ってるんじゃないかと思う。

放流方法を変えたのか、ちょっと良い感じ。早く川が落ち着いてくれることを願う。

午後4時ごろからは、至る所でスーパーハッチ。
これだけ水棲昆虫が豊富な川、ちゃんと管理したら中部地区随一の釣り場になりそうなんだけどな。


トップメニュー釣行記>5/12 三重県 坂本川