2012年8月10日 岐阜県
庄川(一色川)
娘二人(小学生と保育園)のイベントに忙殺され、想定外に殆ど釣りに行けない2012年。
無視しても良さそうな行事も多数あるが、「とりあえず、小1での行事は全て参加し、来年以降は参加の要否を考えれば良い」との嫁さんの意見に賛同し、今年は夏恒例の沖縄旅行も中止(泣)※管理人は海ぶどう、グルクン唐揚げ、豆腐よう、ドラゴンフルーツ、ラフテー、島らっきょうの天ぷら等、沖縄の料理が大好物なのだ!別に試験には出ないから覚えなくても良いぞ。
保育園の行事の多さには驚いたが、小学校と学童保育の行事の多さにも驚くばかり。小学校は仕方ないとしても、夫婦共働きで忙しい世帯が利用する、学童保育の行事が忙しいというのは、本末転倒で訳が分からない(汗)
そんな中、久々の平日旅行が実現。
前日から釣り場の近く(荘川道の駅)にまで行って、車中で夜を明かす。
本日の晩餐
ちなみに、この時いつも「足を伸ばせて寝れる車が欲しい」と思うのだが、林道に突入すると「もっと小回りが効く車が欲しい」と思い直す。
足を伸ばせて寝る事が出来て、小回りが効く車の情報募集中(←ないわ)。
現時点での妥協点は、ホンダのフィットか?
朝5時に入渓。
渇水状態ではあったが、小〜中型を中心に好反応が続く。
しかし・・・モヤモヤ感が続く。
仕事を休んで、嫁の了解(嫁の実家に子供を押し付ける)を取り付けて来た割には、期待していたほどサイズが伸びない。
昨年と比べ、魚がいそうなポイントからは高確率で反応があり、時折大型っぽい魚がドバっと水面を割るが、フッキングまでは至らない。
最初から分かってはいたが、相当スレているようだ。
午後7時、日が昇ったのか渓が明るくなってきた。
本命ポイントの手前のポイントが気になったので、何気なくフライを投じた瞬間、水面が弾ける。
24cm
白点が多い、アメマスっぽい岩魚。こういう魚がポンポン出ると楽しいんですけどねー。あと、写真撮るときは水面の反射に気を付けようね(汗)
ポンポン出るのは、こういったチビサイズばかり。
フライはブラックアントパラを中心に、エルクヘアカディス、イワイイワナ、クイルボディパラなど、何でも良い感じ。
意外と良かったのが、上の左下の写真に写ってる、蛍光グリーン色の#10ぐらいの大型芋虫(ブナ虫)フライ。
水面をふと見たら、緑色の芋虫が浮いていたので何気なく結んでみたフライだが、チビはあまりフッキングせず、一方で比較的大きな魚が何回か「ガボッ!」と出た。
しかし、これら色物フライは数本しか持ってないのが世の常で、何年前に巻いたか分からないそのフライが合わせ切れした瞬間、全ては終わった。
ただ、芋虫フライでないと釣れないという訳でもなく、あれこれ品を変えて釣り上がる。
アマゴ 22cm
結構上流でもアマゴが釣れた。多分このサイズは何度もフライに出たと思うが、無事ランディングまで至ったのは少数だった。
陽が高くなり、渓流は緑のトンネルのように木漏れ日に包まれた。
この日はあまり気温が高くなく、汗だくになることは無かったが、メマトイの量が半端じゃなかった(汗)
はっかスプレーで撃退していたが、数十匹のメマトイが頭の周囲を常時旋回し、殆ど効果なし。冗談抜きで、殺虫剤の小さいスプレーがあると良かったかもしれない。
途中、沢のような流れが林道の下を流れており、ふと覗き込んで驚いた。
画像では殆ど判別できないが、10cm位のチビ岩魚が大量に群れている。見た感じ、小型のショベルカーが1台あれば、簡単に埋めてしまえそうな流れであるが、おそらく種沢の役目を果たしている流れなのだろう。
野生魚の増殖には、こういった小さな沢を徹底的に保護するのが効果的なのかもしれない。
道の駅で昼食&昼寝の後、イブニングまでは下流域を釣ってみる。
みんなご存知の学校裏の流れ。
昨年は藻が大量に発生しており、お世辞にも綺麗な流れとは言えなかったが、今回は渇水状況の割に比較的水も底石も綺麗だった。やはり、昨年は上流域で水質を悪化させる何らかの原因があったのだろう。
ちなみに、この学校裏の流れは1mフライを流すとピチ・ピチ・ピチと、3回位小魚がアタックしてくる。カワムツかオイカワと思っていたが、フッキングした魚は小さなニジマスだった。
場所を移動し、スキー場の少し下流。
数年前の豪雨の影響か、護岸が剥ぎ取られていてアンバランスな形で残っている。いつか倒れるでしょうな。
この辺りから入渓。
フライが見えなくなるまで粘ったが、50mほど上流に釣り師が入ってしまったので、細かいポイントを徹底的に叩いて小型数匹。無論、割と良いサイズも出たのだが、やはりフッキングまでは至らず。
丸一日釣り続けた割に、サイズには恵まれなかったが、夏の渓流を満喫することが出来た。何より、藻だらけだった昨年に比べ、川が綺麗になったのが嬉しい。また来ようと思う。