6/18 三重県
雲出川釣行記プードルフライ(C14-BVフック)実釣テストその2
前回に引き続き、プ−ドルフライとC14-BVフックのテストがてら、雲出川へ行ってきました。
雲出川ばっかりで飽きてきた? ・・・正直、管理人も飽きてきました。いくらメインフィールドと言えど、こうも続くとマンネリ化してきます。そろそろ違った体位(←オイ)フィールドで楽しみたいものです。
実際、岩魚をすごく釣りたいのですが、今年はご承知のとおり、庄川など有望河川は改修工事で去年のような良いロケーションでの釣りが望めません。
長野県辺りまで遠征したいのですが、それは今後のお楽しみということで。
今回使うフライは全てプードル系フライ、フックはがまかつのC14-BVフックのみです。
先に言っちゃいますが、集中的に使ってみた感想はフライ・フック共に性能はなかなか素晴らしいものがあり、かつ「面白い」と言うこと。
少しずつ使用感をメモ帳に書いてましたが、それなりの量になったので後日フライタイイングのコーナーでアップします。
今回は、機敏転換も兼ねて普段は入らない雲出川の源流近くまで行ってみました。源流近くと言っても、普通に車でアクセス出来ますが、その辺りは近寄りがたい理由があるのです。
少し下流の支流は、鈍感な管理人でもわかるぐらい怪しげな霊気が漂ってるってのと、鹿の屍骸が多く、あちこちにその白骨が散乱してるってのが、あまり行かない理由です(背骨とかは普通に「ま・まさか人間?」と思ってしまう)が、この上流部は違います。
それは・・・。
・・・。
ヤ○○○○ムの拠点があるんですよね、ここ(←小声で)
近づきたくねー。普通に関わりたくねー。
なんか最近は色々と訴訟沙汰になってるみたいだし、悪い噂も新聞などで見ますので関わらないのが吉かと。
そんな不安を抱えつつ、普段入る上流部のさらに上流へ。
久々にやって来て驚いた。この上流部でもかなり川岸が荒れたらしく、大規模な改修工事が行われたようだ。
工事は既に大方終わってるようだったが、水辺に土砂がかなり残っている所もある。大雨でこの土が流されない限り、下流部の濁りは収まりそうにない。
さらに上流へ車を走らせると、所々荒れてはいたものの、綺麗な山岳渓流の流れになってきたので入渓。
ピーコックボールのプードル(スタンダード・プードル)#16を結んで釣り開始。以前はワンキャスト・ワンヒットぐらいの魚影があった年もあったが、さてどうか。
釣り始めて数分でヒット。
放流魚だったが、結構魚体が回復している。前回支流で稚魚が大量に泳いでたが、どうも今年は川が比較的荒れていない支流の奥や、かなり上流部に放流が行われた感がある。
ウェーディングしているとサッと走る黒い影が多数。サイズは下流より一回り大きめ。
こんな感じの細い流れが延々と続く。小さな落ち込み付近にフライを叩き込むと、高確率で反応がある。
が、間違ってもロングティペットなんか振り回してはいけない。こんな川でロングティペットを使うことは、環境破壊以外のなにものでない。あわせ切れした糸も、高い木の枝に引っかかった糸も100%回収できるってんなら話は別だが。
指みたいなサイズに混じり、ポコポコ飛び出す手の平サイズ。う〜ん、ちょっと放流魚っぽいですな。この時期まで残ってるのはある意味すごいが。
途中で見つけた木いちご。山でよく見かける、真っ赤な色が印象的な種類。匂いに少しクセがあり、あまりおいしくない。
おいしくないけど、手の届く範囲のは全て食った。
快適に釣り上がり、プードルを反転して食ったのは綺麗なアマゴ。腹部の黒点が無く、朱点も小さく薄い。宮川のダム上の谷でも、控え目な朱点と黒点の少ないアマゴが釣れるが、このタイプは三重県アマゴの原種に近いのかも。
そして、次に釣れたアマゴを見て思わず「OH!」と声が出た。(←何で英語なんだよ)
きわめて小さい、ケシ粒のような控え目な朱点と、薄い腹部の黒点が印象的なアマゴ。朱点の大きさは鱗2〜3枚ほどしかない。
このタイプのアマゴは、10年以上前、地元の安濃川で釣れたタイプに非常に良く似ている。
ちなみに、気付いてる人もいると思うがこの日使ったロッドはオービスの#3ロッド・ティペット。
サイト開設当初からタックルレビューに出す出す言いながら、怠けてたらニューモデルが出やがった(汗)
7m〜15mぐらいラインを出すと非常に振りやすいアクションなのだが、目の前2〜3mぐらいをピシピシ釣り上がるスタイルにはちょっと向かない。元々こんな狭い川で釣る事を想定していないだろうから仕方ないが・・・。ボサ川にはやはりユーフレックスのほうが合っている。メードインジャパンの成せる業か?
ペースを上げてどんどん釣り上がる。手の平サイズがほいほい釣れてくる。
ほい。
ほい。
ほい。と。
なんか全部同じ魚に見える・・・ _| ̄|○
その途中釣れた、これまた特徴的な魚体のアマゴ。明確な朱点は無く、黒点と同化したような薄い点が少しだけ。
腹部には黒点が全く見られない。
ついでに、今回の釣りの後半で使ってみた試作のプードル。
玉が無い? イエイエちゃんと付いてます。ごく少量のジーロンをラフにタイイングしてみました。水に濡れるとほとんど透明に見えます(写真右上)。
個人的にはシャックをイメージしているのですが、ピーコックと同等ぐらいの効果あり。実際のところ、魚が何だと思って食ってるのはわからん。
あのさ、このフライって、実は玉が無くても釣れるんじゃね??(←それを言っちゃあお終いだ)
今度実験してみよう。
補足
ざっと読み返してみても、結構釣れるポイントなのがお分かりかと思いますが、ある地点から上流へは近付かないほうがよいかと。
最初にも書きましたが、こんな山奥に突然2〜3階建ての朽ちかけた建物がボコボコ建ってる風景は普通に不気味。
デンジャーゾーンはヤマギ○○ム自然実顕地(←何故か色が薄い)とか書かれた重機がそこらに転がってる地点が目印。
管理人の記憶が確かなら、河川法って法律で河川区域(簡単に言えば河岸の土地や中洲)の使用は河川管理者(雲出川は多分県知事)の許可が必要で、一般には制限されてる筈なのだが、普通に川へせり出して建物が建ってたりしてます。
ついでに「通行止め」とか「自然保護のため立ち入り禁止」とかいう看板もチラホラ。誤って立ち入ったらどうなるんだろう?囲まれてボコられるとか???
ま、行かれる方は気をつけて。川から上がる時は入渓点まで一旦戻って川から出たほうが、いらんトラブルに巻き込まれないためにも無難です。