6/21  三重県 安濃川 


 本当はフィールド紹介に安濃川情報アップしてから釣行記書くつもりだったんですが、暇つぶしに2時間ほど釣りに行って、写真も撮れたので書いてみました。


安濃川に関してフィールド紹介にアップする予定のコンテンツは、じつはほとんど出来てるんですよね。
サイト開設当初から温め続けてる記事があるんですが、ちょっと悲しい話で、考えさせられる内容なんです。


多くの方が気付いてるとは思うんですが、このサイト・いつの間にやら
『フライフィッシングを基にした、お笑いテキストサイト』属性が変化してるようで、そのままの内容だとサイトの雰囲気にどうも合わないんですよ。
従って『少し悲しくて、考えさせられる話だけど、楽しく読める内容』にアレンジしてからアップしたいと思っています。


三重県安濃川。
この川が無ければ、おそらくこのホームページは出来てなかったと思う。

 何を隠そう管理人が高校生の時に、初めてアマゴを釣った川なのだ(もちろんフライ)
写真で見ると、何やらよさげな里川のようですが、実際は工事と乱獲でボロボロの川です。要するに『釣れない』って事です。



釣りのサイトなんだから当然デカイ魚とか、大漁の写真とかの内容を紹介したいし、見る側もそれを期待してると思うんですよ。

でも、たくさん釣れない、ノーマルサイズの魚すらほとんど釣れないってわかってても、俺はこの川の釣行記を書いていくと思う。

 『釣る気満々で行ったけどボウズだった釣行記』ってのは他のサイトにも多いし笑えるんですが、別に釣れなくてもいいと思って、やっぱり釣れない釣りの話・・・・。『釣れないとわかってて釣りに行った釣行記』ってのが、あってもいいと思うんですよ。

なんかよくわからないこと書いてます。気持ちを文章で伝えるのは本当に難しい。



簡単に言えば、自分はこの川が好きだって事なんだと思う。





硬い前ふりは置いといて、ココは自宅から最も近いアマゴが釣れる川。車で30分はやっぱ魅力的です。


自宅を出るとすぐに安濃川に突き当たるので、川沿いの道路を上流へ向かう。
そういや宮川のフィールド紹介で、国道42号線・国道422号線と、不吉な道路を通ると紹介しましたが、




・・・





・・・・・・・。






安濃川行くのは県道42号線です(泣)









嫌がらせか!? コレ誰かの嫌ガラセカ!!(涙)



でも最近は『道の名前が厄除けになって、釣りで死ぬことは無いな』などと、無理やり自分を納得させてます

人間は逆境におかれたら、たくましく成長するもんですわ。オホホホホッ(ただの負け惜しみとか言うなよ)



基本的にこの川では、俺はウェイダーは履きません。ブーツか足首固定できるサンダルのどちらかです。かなり気軽に釣りしてます。

今日来た目的はズバリ 『アマゴがいるか』

年券は買ったんですが、解禁した時から上流部で工事があり、全く釣りにならなかったんです。アマゴはおろか、カワムツもおいかわもほとんど見えない始末。
結局年券買ったのに、今年は3〜4回しか来てません。




 車でポイントまで到着。
アマゴがいる上流部でも川沿いには必ず道があります。

車停めて、ブーツはいて、準備して釣り開始。20mぐらい釣りあがるが、カワムツの猛攻で撃沈。『魚はいる』
以前来た時に比べたら、川底の泥もある程度減っている。しかし2〜3年前に比べたら明らかに川底は埋まってる。工事の影響は深刻だ。


場所移動して釣り再開。

正直、この一匹で満足した。通りがかった爺さん(おそらく漁協の組合員の人)が
『稚魚が放流されたけど、あと1・2年は無理やろ』
と話しかけてきた。

一瞬、2年やそこらで回復するか?とも思ったがそんなことはどうでもいい。
アマゴが棲める水質に戻っただけで充分だ。



車で移動→川に入るを何回か繰り返す。釣れてくるのは上みたいな稚魚ばかり。
去年の魚はほとんど残ってないようだ。

釣りあがるうちに工事のあった場所が見えてくる。
写真の真新しい護岸部分がそうなのだが、工事前は道路の下の土が削られて空洞が出来ていた。
川の浸食が原因なんだろうが、素人目にもそのまま放っとくのは危険に見えた。

自分自身、この道路走ってきてるんだから文句なんていう筋合いは無い。

川の護岸工事があると有無を言わさず反対する人がいるが、必要な工事だってある。我々釣り人がすべきことは、闇雲な反対運動ではなく、『必要』『不必要』を見極めることだと思う。


ところで、近づいてこの護岸を見てみるとちょっとした発見があった。


 普通に見かける護岸ではなくて、隙間がある。
中には土が詰まっていて、よく見ると草も生えている。



水につかってる部分のこの隙間には、小魚が身を潜めれそうだ。



単純にコンクリートで固めるより生態系に考慮しつつ、植物の力も借りて治水しようという事だろう。

卒論の研究テーマだったんで書き続けてしまいそうなんでこの辺りで切りますが、このような配慮は治水工事においては認めるべき進歩だと思います。親水公園の名を借りた三面護岸や、見せかけだけの魚道設置に比べたら地味だけどはるかに良い。




この護岸周辺でもチビが何匹も釣れてくる。
おそらく工事後にかなりの量が放流されたんだろう。





川が回復するのが何年先になるかはわからないけど、このアマゴ達がせめて15cmぐらいになって、願わくば俺のフライにアタックしてほしいもんだ。

 そして、願わくばそのまま成長して、尺アマゴになって、俺に釣られ、写真撮られ、ホームページに載ってくれたら最高だ(←願いすぎだろ)







帰り道、ふと目に留まった。

まぁ。

なんて立派な蛇イチゴ


そういえば山菜の本で読んだ事があるけど、これって別に毒があるわけじゃないんですよね。
『ドクダミ』と同じように、名前が『蛇イチゴ』なんで蛇が食べるイチゴだとか、毒があるとか言われてるけど、実際は無毒で、焼酎に漬け込んだら薬膳酒にもなるらしいです。



ヌウ・・・可哀想な奴め(何者だよ)
勝手に変な名前付けられて見向きもされないなんて可哀想すぎる。


拙者が試食してしんぜよう



ぷちっ


ぱくっ(←少しはためらえよ)

















べえエエエエエエエエエエエっっ!!!







何じゃこりゃあぁぁぁぁ!!





 これは無理! 絶対売れません!(売るなよ)

悪いけど1パック¥10でもいらない。舌触りはなんかザラザラするし、味は・・・・なんて表現したらいいんだろう。味が無い。いや違うな。いつまでも舌に残る味はある。



あえて言うなら『蛇イチゴ味』(←当たり前だろ)
比較対象になる食材が無い。




やっぱ嫌われる奴にはそれ相応の理由があるネ。あはははは


勇気のある方、お試しあれ


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