第3章

[2005年12月9日]申し込み
またしてもやってきましたこの季節!
市民雪像作り、それは前回みんなの力で見事大成功をおさめ、無事に幕を下ろした。・・・
はず、だったが・・・

ときを遡ること半年以上、5月の札幌にて。
サークルではじめにきよしさんをお呼びしてライブを主催した際のことである。
ひょんなことから、雪まつりでコータローさんの雪像を作ったという話題になったところ、「ええなぁ〜」とうらやましそうな表情のお二人。
ついつい「そんなら来年作りましょうか?コータローさんと3人で、“おはじき”で」と言ってしまった。
まぁ冗談半分、本気半分という感じだったのだけど。
ハヂメさんもキヨシさんも、マネージャーのたけとんぼさんまで、何やら乗り気じゃあ〜りませんかっ!
こっ、これはっっ・・・申し込みだけでもしないわけにはいきますまい!?(^o^;

というわけで、今年も申し込みに行くことになったのだった。
まぁねぇ〜〜〜倍率がすごいから、申し込んでも抽選で外れる可能性大なんだけども。
そのうえ今年はみんな仕事が忙しくなったり、去年のハードさに懲りたせいか(?)参加希望者がイマイチ少なめなので、もしも当選したらちゃんと作れるのか・・・?不安が募る・・・(汗)

去年と同じ申し込み会場へと出向き、係の人に「希望の会場は?」と聞かれ「大通です」と答えると、
「さとらんどはどうですかーー!?さとらんどもイイですよっ!!」と、めっちゃ勧められた(^_^;)
今年から真駒内会場に代わって新しい会場となるさとらんど。広大な敷地なので、市民雪像制作の希望者は抽選なしで全員が作れるとのことだったが、どうやら希望者が極端に少ないらしい・・・。
だってなぁ・・・遠すぎるのよ(汗)
地下鉄も通ってないし、とてもじゃないが平日仕事が終わってから作りに行くには無理があるって・・・。
なのでニコヤカに(しかし断固として)「い〜え、大通公園で♪」と答え、申し込み用紙をもらって必要事項を書き込んで提出。
申し込み数は既に400を超えていた。
相変わらずのすごい倍率である。
これじゃ〜ホントに当選するかどうか分からないよなぁ〜〜〜。


[2005年12月15日]抽選会
今日はいよいよ抽選会。
S氏・HYさん・私の3名(プラスちびっこ2名)が代表で、会場となる市民会館に集結!
今年はひっそりと行こうと思っていたのに、途中でなぜかテレビカメラにつかまってしまった!
うーむ、子連れなのが目立ったか?(汗)
ひとりだけはさっさと逃亡して、ことの顛末を掲示板に書き込みなぞしていたけれど(←君のことだ!S氏)

抽選会場に入ると、またまた去年と一昨年のことが蘇り、デジャヴ状態・・・
そして、私とHYさんが前の方に座ろうとしたとき、影の黒幕・S氏がひとこと
「もっと後ろ、あそこらへんがいいんじゃない」
・・・これですべての運命は決まったといっても過言ではない・・・・・。

なぜかこれまた去年と同じく沖縄のお菓子など食べながら、抽選会に臨んだ。
司会の方の挨拶、お偉いさんの挨拶に続いて、ミスさっぽろが抽選を開始。
3度目ともなるともはや見慣れた風景である。

番号が読み上げられるたび、「おぉー!近いっっ」「あー危ないところだった(汗)」と騒ぎながら(^_^;)、抽選会は進んでゆき・・・
30分ほど経過したころ、他に予定があるS氏は「あとよろしく〜」と、名残惜しげに会場を去っていった。
残された2名(プラスちびっこ2名)は、引き続き抽選結果に一喜一憂。
もう心臓に悪いったら〜〜・・・

しばらくすると、S氏から「どぉ?」と電話がかかってきた。
「ま〜だ当たらないよ」と答えたまさにそのとき。
読み上げられた番号が・・・なんと私たちの番号ではないか!!

「あ・・・、当たっちゃった( ̄▽ ̄;)」

さっそくその場でS氏に報告(汗)
その後ステージ上に上がり、雪像を作る場所選び。
もうあまり場所は残ってなくて、今回は西10丁目となった。
そして書類をもらい手続きをして、壇上を降りるとき、またしても!!
先ほどのテレビカメラにつかまり、「当たりましたね〜!」と声をかけられた。
こうなりゃヤケじゃ!
笑顔でがんばりま〜すと答えておいた。
気分的には「アムロ、行きまーーーす!」という感じ(^o^;
もう、やるしかないしょ!!


[2005年12月28日]プラン提出
作ることが決定したら、雪像のタイトル、テーマ、ラフ案などの書類を期日までに提出しなくてはならない。
今年は3人作るということで、去年よりも難易度が上がるのは必至!
何とか少しでも簡単に作れるように・・・と考えつつ、試行錯誤しながらラフを描く。

でき上がったのはこれ↓

うーん・・・
わ、我ながら難しそうだ・・・・・( ̄ェ ̄;)

とりあえず、書類を出しに市役所へ。
去年は確か誰も応対してくれなくて困ったんだよな〜・・・
しかし今回は、すぐに係の人が出てきてくれた。
それはよかったんだけど、その方、私が出したラフをひと目見るなり「あっ・・・今年も!」
え?なんで??
「去年の、ご存じでしたか?」と聞くと、ニッコリしながら「えぇ。ホームページも見てます♪」ですと!!
な、な、何ぃ〜〜〜〜〜!?\( ̄▽ ̄;)/!!
いやいやビックリ!つーか恥ずかしいっちゅうか・・・ホンマ驚いたわー。
「今年は3人なので、ちょっと難しいかも・・・このラフのとおりには行かないと思うんですけどね」と言うと、「あ、何だったらコータローさんひとりでも」って! イヤそ〜いう訳には・・・(汗)
っていうか、「コータローさん」と呼ぶあたり、アナタもしかしてコタファンではありませぬか!?
何だか知らないけれど、いつの間にかけっこう有名になってるらしいコータロー雪像・・・
これは今年も責任重大!なのか!?(汗)


[2006年1月17日]実技講習会
さて、実際の制作前に、まずは粘土を使った実技講習会。
参加者数名、会場である市民会館の1Fで待ち合わせるも、時間が合わず行き違いになってしまった。
先に講習会の場所へ行っていたS氏とKz氏いわく、係の人に
「受付番号とか分からないけど、LOVE KOTAですと言ったら、『あぁ押尾さんのね。3階です』とアッサリ言われた」そう。しかも、資料も何も見ずに・・・だって(汗) やはり・・・密かに有名なのかっ!?

それはさておき、実技講習。
まぁ一度経験してるので、慣れたもんである。
みんなで手分けして、コータローさん部門(yh)、キヨシさん部門(Kn氏)、ハヂメさん部門(S氏)、楽器部門(Kz氏、Dさん)に分かれ、それぞれ作っていった。
今回は作るものが多いので、粘土が不足気味で、つくねは作れなかったのが残念(笑)
しかも人物を作るのに粘土が足りない!と、楽器部門から無理矢理横取りしたため、Kz氏が作っていたギター(亀岡カッタウェイ)が、妙に細長〜〜〜くなってしまい、まるでムンクの叫びのようになってしまった!もうこれがツボに入りまくり!(笑)ひ〜ひ〜笑いながら作っていたら、またもやテレビカメラが撮影していった(らしい)。私は幸い後ろ姿だったので無事であったが、S氏は朝の番組でバッチリ映っていたらしい・・・

やがて途中参加のHyさん、F氏も合流し、みんなであーだこーだ言いながら作り上げ、完成したものを技術講習の先生に見せに行くと、
「素晴らしい!短時間でここまで作り上げるとは、見事なチームワークです」とお褒めの言葉をいただいた(^ー^)
「特に指導するところはありません!」(←ホンマに?(^o^;)と言われ、1時間ほどであっさりと講習は終了。
うむ、本番もこの調子でいければいいのだが!(一抹の不安(汗)

そしてこの日は、講習会のあと、サークルの新年会が催された。
ここから参加という人もいて、まずは1次会の牛たん屋さんで乾杯!
おいしいビールと牛たんをパクつきながら、みんなでお喋り。
その後は場所を移して、再度乾杯!!
みんなでわいわいと飲むお酒はどうしてこんなにおいしくて、楽しいんだろう。
時間が経つのも忘れ、飲み、しゃべり、笑い、唄い・・・夜は更けていったのであった。

・・・けど実はこの日、私はややセーブ気味。
というのも、去年の“書類一式なくしちゃった事件”(汗)があるので・・・今年は酔っぱらわないように。
書類の他に、粘土模型も持ってたからねぇ〜〜。
なくさないまでも、もし酔っぱらって転んだりしたらサイアクじゃん!(>_<)☆

な〜んて、けっこう気を使ってたつもりなんだけど、やはりアチコチ持ち歩いたのがいけなかったのか?
帰宅してから見てみたら、粘土、かなりヘタってました(涙)
ギターのネックはもげてるし、手も取れかかってるし、全体を中心に固定したはずが後ろの方に寄ってしまってそこかしこが凹んでる・・・
こ、これは修復しないと〜〜・・・(-_-;)

で、 修復後の粘土模型↓

今度はヘタらないように、何ケ所か竹ひごや爪楊枝などで補強した。
持ち運び用に専用プラケースも用意した(100均だけど)
さぁ!これで準備はバッチリよ!

しかしホントに雪でこれが作れるのかなぁ〜〜〜!?(^o^;

(つづく)


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