8月の特集:●熱中症には水分補給というけれど ●疲労回復のかんたん食材
●キレイな写真の写し方
「熱中症には水分補給」の落とし穴 (健康)
●ことしも梅雨明けと同時に連日35度を超える灼熱の季節になりました。
日陰の風通しの良いところでこの気温。直射日光の当たる場所、アスファルト舗装の照り返しの強い場所だったら、体感気温は軽く40度を超えていることでしょう。
ですから熱中症にはくれぐれもご用心、でも、直射日光に当たらない室内でも熱中症になることがある、といいます。
湿度が高い日本の夏。ハワイから来た人が「暑い、暑い」という日本の夏の過ごしにくさは、高い湿度が原因です。
湿度が高いので、汗をかいても蒸発して体温を下げにくく、また汗をかいてしまう。水分が蒸発しにくいので、着ている衣服も汗でビッショリ・・・。
それで、気がつくと身体の中の水分が不足して熱中症の初期なんてこともあるのですね。では、熱中症を予防するにはどうすれば?というお話。
●まず、運動・就労前に内臓(胃など)の負担にならない程度に出来るだけ多くの水分を取る。これはよく言われることですね。
そして、運動中に発汗によって失った水分とともに塩分の補給をこまめに行います。
スポーツドリンクなどの飲み物も良いのですが、塩分の補給には味噌汁やスープなど塩気の感じられる飲料が最適と言われています。
高い気温の中で汗をかき続けたときに、水分だけを補給し続けていると、身体の中の塩分が薄められ、ひどくなるとというコワ~イ状態へ進行するといいますから、適度な塩分を摂るように心がけましょう。(昔ながらの減塩タイプではないスッパイ梅干のひと粒をイザという時のために携帯するのもオススメ)
●次に日頃から睡眠をじゅうぶんに取るように心がけます。
また、休憩を取りながら体を動かすようにします。(休憩をとって体温を下げます。)
それでも危ないな、と思う時は冷たい缶ジュースや氷枕などを腋の下、股などの動脈が集中する部分にあてて冷やすか、首筋に冷たいタオルを巻きつけて、動脈の中の血液を冷やすと良いでしょう。
血液の温度が下がれば体温を下げる効果があるんですね。
●汗をかいていないときでも、体温が高くなくても熱中症の可能性があるそうで、とくに脱水状態になると汗をかくこともできなくなるそうです。
また、体温調整ができなくなっているために、高温多湿の体育館内での運動中などに寒気を訴える場合があり、こういうときは熱中症の兆候を疑ってみた方がよいようです。
自分が熱中症だと感じることはまずなく、自分は大丈夫だと思ってそのままにしておくと、「おかしい」と思った時にはもう手遅れの可能性があるので気をつけましょう。
●お酒はダメ
どのような種類のお酒であっても、アルコールは尿の量を増やし体内の水分を外に出してしまうので、汗で失われた水分をビールなどで補給しようとする考え方は誤り。一旦吸収した水分も、それ以上の水分がその後に尿で失われて身体から外に出て行ってしまいます。
疲労回復のかんたん食材(健康)
●少しぐらい身体を休めてみても疲労感が抜けない。疲労感があるので、睡眠をとってみたけどかえってだるい。今日の疲れはいつの疲れ??
だれでも経験したことのある、抜けない疲労感。放っておくと、慢性疲労から成人病になる危険も高くなるとか・・・
それでは、「なんとか、疲労感をなくしたい」と思っているあなたに、効果のある疲労退治の話題です。
最近の研究で「疲労」のメカニズムがかなり解明され、疲労度を数値化したり、疲労を取り除く方法も分かってきていますが、そのなかで、今すぐ実行できて、効果抜群の方法をご紹介します。
では、私たちが疲労を感じるのは、身体が疲れているからですが、それでは疲労感はどこで感じるのでしょう?
疲労感は、ほかの感覚と同じように大脳で感じますが、感じ取る場所は眉間の奥の部分だそうです。そういえば、疲れたとき眉間に指を当ててつまんだりしますよね。
私たちの身体が疲れると細胞からFFと呼ばれるたんぱく質が生成され、それを大脳の眉間の部分にあるセンサーが検知して「疲労感」を覚えるようになるんです。
身体が疲れているのに、活発に活動し続けたらたいへんでしょ?これでは身体はますますダメージを負って、最後には倒れてしまうことになります。
それを防ぐのが「疲労感」。だるい気持を感じさせて活動をやめさせる、身体に備わった防御手段なんですね。
ところが、身体を休めてもFFが減らないことがあり、全身の倦怠感・疲労感がいつまでたっても抜けないことがあるんです。
普通は体が休まると、FRというたんぱく質が生成され、それを大脳が検知して「元気になった」と感じますが、いつまでもFFが減らず、FRが増えないと、疲労感が尾を引き、しいては神経バランスを崩してしまうこともあるんです。
これが「慢性疲労」と呼ばれるパターン。
●そこで注目するのがイミナゾールジペプチドというたんぱく質。
このタンパク質は体内でFRを増やし、FFを減らす効果があり、スポーツ選手などは、食材や薬で摂取していますが、私たちでもカンタンに手にはいる食材の中で、これがケタ違いに多く含まれているのが、魚のと鳥のムネ肉なのです。
カジキ類は水中最速のスプリンターで、種によっては時速100km!以上に達すると考えられていますし、バショウカジキのトップスピードは、25m プールを1 秒以内で駆け抜ける速さに相当するんだそうです。このパワーはすごい!
水中で最も速く泳ぐことのできる動物として、ギネスブックにも記載されていますが、その体には高速遊泳に適応した構造や機能がいくつか見られます。
そしてそのひとつに、筋肉に多量のイミナゾールジペプチドが含まれているという点があるのです。
つまり、疲れなしのスーパー筋肉というわけ。
鳥だって、飛んでいる最中に「疲れた・休みたい」では、たまりません。
渡り鳥が海の真ん中で、飛ぶのに疲れて海に落ちたら・・・これ、相当危険だとは思いませんか?
だから、鳥のムネ肉にはやはりイミナゾールジペプチドが多量に含まれていて、疲れなしのスーパー筋肉になっているんです。
この特徴はムネ肉だけに限られ、モモ肉には含まれていないし、他の陸上動物の筋肉にも含まれていません。(日本ではモモ肉に人気があり、ムネ肉は安くて助かりますが、欧米に行くと人気のあるのはムネ肉らしい)
ですから、毎日、カジキかムネ肉を100グラム程度一週間続けて食べてみると、筋肉疲労が原因の疲れは抜け、元気が出ることこうけあいなんです。(イミナゾールジペプチドは熱に強いので、煮ても焼いてもOKです)
夏到来!綺麗な写真を撮るには
写真用フィルターがオススメ (ホビー)
写真用フィルターがオススメ (ホビー)
●素晴らしい光景を目の当たりにして写真に撮る… でも、家に帰ってディスプレーに大写ししてみたり、プリントしてみたらガッカリ。そんな経験をお持ちの方は多いと思います。
撮影に失敗する原因はいくつかありますが、アタマのよいデジカメならピントが狂うことはまずありません。また露出やホワイトバランス(色合い)も条件に合った設定を自動的に選ぶので、まあまあ問題なし。それでも、素晴らしい光景の印象とあまりに違った写真しか撮れないときは、撮影現場の自然光の中に原因がある場合が多いようです。
その前にレンズの汚れ・・・をきれいに拭き取っておきましょう。レンズにゴミや汚れ(たいがいの場合は指先の油成分)がついていては、撮った被写体がにじんだり、霧がかかったようにモヤモヤした写真になってしまいます。
もしレンズにゴミや汚れがついていたら、専用のレンズクリーナーで拭き取ってください。レンズクリーナーは写真屋さんで売っています。
さて、レンズがきれいになったところで本題。
ハワイのような南国や日本の夏・雪景色などで、とくに写真に悪さをするのが紫外線を多量に含む太陽光線。目に見えない(でも日焼けの原因になる)紫外線が多いと画面全体を青くさせたり、遠くの景色が霞んだり濁って写ることもしばしば。こういう場合は、カメラレンズの前にUVカットフィルターを取り付けると画面の青さや濁りを取り除く効果があります。
紫外線はわたしたちの目には見えませんが、デジカメの光を感じるセンサーや写真フィルムには感光してしまい、画面を青くしたり、濁らせたりするのです。
紫外線や短い波長の紫・藍・青色などは赤外線や赤・橙・黄などと違い波長が短く、大気中で乱反射して遠くまでは届かないので、太陽が空の真上にある時、もっとも大量に地表に降り注ぎます。そして昼間空が青いのは、紫外線や波長の短い青色の可視光線が地表に届くまえに、大気中で乱反射して青く見えるためなのですね。
(乱反射がなければ、空は夜空と同じように真っ暗になってしまうんです。
これとは逆に、太陽光線がより厚い大気を通して地上に届くような早朝や夕暮れ時には太陽光の短い波長の紫外線だけでなく、青い光の成分まで大気に吸収されて地表に届かず、日ごろ見慣れた夕焼けのように、傾いた太陽も西の空もオレンジ色に見えるようになるのですね)
このような性質をもつ紫外線は、大気中で乱反射しやすいため、遠くの景色を霞ませてしまったり、全体を青っぽくさせたりするのです。
写真に悪さをする紫外線は可視光線よりもっと短い波長なので、UVカットフィルターには370nm(ナノメートル)、390nm、410nm以下の波長の有害光線(紫外線)をカットするものが用意されていて、とくに強力な働きをするのが410nm以下の波長をシャープにカットするスゴ腕タイプ。コストが安いのは390nm以下の波長をカットするタイプです。
紫外線だけをカットするので、わたしたちの目には変化がわかりませんが、紫外線にも感光してしまうデジカメのセンサーや写真フィルムから有害光線をカットし、写真をスッキリさせる効果があるので、おススメのレンズアクセサリーです。(レンズの保護にもなります)
デジカメにいちばん効果のあるのは、410nm以下の波長の有害光線をシャープにカットする高価なタイプ。Kenko(ケンコー)という写真フィルターの専門メーカーが製造・販売しています。
●また、青空をより深い青に写したり、目に見えるものをより鮮やかに写すためにを使用するのもプロがよく使う手法。
偏光フィルターは物体の反射を抑え、物体そのものの色を鮮やかに取り出すはたらきがあるので使い方に少しコツが必要ですが、色彩感を鮮やかに写真に残したいときにとても大きな効果があるスグレモノです。
(フォトアーカイブに掲載したには夕焼けの写真を除き、すべての写真に偏光フィルターを使っています)
偏光フィルターの原理はちょっと難解。興味のある方は・・・
をご覧ください。
一般的にデジカメに使えるのは円偏光フィルターと呼ばれるタイプで、カメラ量販店に行けばかんたんに手に入るフィルターです。
ちょっとお値段の高いのが難点ですが、それだけの効果は期待できますので、ハワイをはじめ南の島々や国内の海や山に行く時に使ってみてはいかがでしょう。
お手持ちのデジカメにこれらのフィルターを取り付ける方法や使い方については、カメラ店のスタッフに聞けば、適切なアドバイスをしてもらえると思います。(!フィルターを取り付けたいカメラをショップに持参すると良いでしょう)
●フィルターの付かないカメラもある
一眼レフタイプのデジカメ以外のコンパクトカメラに多いタイプ…電源を入れるとニョキッとレンズが延びてスタンバイするカメラは、残念ですがフィルターを取り付けらない場合が多いようです。(レンズまわりにネジ山がなく、フィルターはネジ山がないと取り付けられないのが原因です)
また、偏光フィルターは撮影する前にフィルターをグルグル回転させ効果を確かてから使うので、一眼レフタイプ以外のカメラの場合は、効果が確認しにくい欠点もあります。
●ビデオカメラにも効果抜群の偏光フィルター
デジカメに効果のある偏光フィルターをビデオカメラに取り付けると、アラふしぎ! とてもカラフルで綺麗な映像が撮れることうけあい。
理由はデジカメと同じ。映像を記録するセンサーが写真もビデオも同じ素子(CMOSセンサー)ですので、デジカメに良いものはビデオカメラにも良いのです。
とくにハイビジョンビデオカメラは画質が良いので、効果も大きいでしょう。
●ハイビジョンビデオカメラにはそのひとコマを写真にする機能がついている場合が多いので、写真にしたいサイズがL判(普通のプリントサイズ)の場合は、ビデオカメラの映像からもきれいな写真プリントを作ることもできます。
また、デジカメにもビデオ撮影の機能があり、中にはハイビジョンで長時間記録できるものもありますから、ちょっと前までのように写真を撮るカメラとビデオを撮るカメラを持ち歩く必要もなくなってきたと言えるかも知れません。(お気に入りの写真は、もっと大きなサイズにプリントしたいと思う時は、面倒でも2台持って行かなくてはなりませんが)
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