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月の話題: ●ハワイが日本に近づく? ●ハワイ島の火山活動 ●ハワイの楽器ウリウリの話

コラムページはハワイ情報をご紹介するページです

観光ではなく、仕事や勉強などでハワイと日本を何度となく往復すると… 普通の旅行では経験できないこと、観光客が訪れることのないスポットに行ったり、現地の友人とのお付き合いを通してハワイの人の価値観や人生観を学んだりすることが多々あります。
また、フラの心であるALOHAの精神にも直接触れて、フラダンスは技術だけでなくハートで踊ることを学びます。
コラムではこのような、皆さんに興味のあるハワイ… フラダンスのこと、現地の人が集うフリーマーケットのこと、楽器の話、神話や文化、豊かな自然の恵みについて、そしてハワイの風物を綺麗な写真やビデオに残す秘訣などを取り上げて行きたいと思います。

ハワイは日本に近づいている? (地理・歴史)
ハワイ衛星画像

    ハワイ諸島の衛星画像、左側の島ほど古い時代に生まれた島ということになる

近年ハワイ旅行の費用が安くなり、行きやすくなった。というお話ではありません。 ハワイ諸島は太平洋プレートの動きに乗って、1年に6~10センチずつ日本に向かって西に移動し、1億年後には6000km離れた日本に衝突する?というお話です。
ハワイ諸島の成り立ち:太平洋のほぼ真ん中に位置するハワイ諸島はホットスポットと呼ばれる場所の地下深くのマグマ活動により海底火山が生まれ、それが成長して海面に頭を出し、さらに成長して大きな島になったものです。
この火山活動は太古の昔から規則正しく繰り返され、多くの島を造り出してきました。
現在も活発な火山活動を繰り返すハワイ島は、いまもなお島を造る過程にある若い島で、誕生してからわずか50万年しかたっていません。(もっと若い『島の赤ちゃん』もハワイ島の東の海底で、すでに誕生していて、その海底火山はロイヒと呼ばれているそうです)
そしてハワイ島が生れる前はマウイ・ヌイ(マウイ、モロカイ、ラナイの3島)が、マウイ・ヌイが生れる前はオアフ島が、オアフ島が生れる前はカウアイ島が火山の噴火によって生まれたのですね。
こうして誕生した島には火山活動が止まると成長も止まり、地盤沈下と浸食作用によってやがては海面から姿を消し、太平洋に深く沈んでしまう運命が待っています。 ハワイ諸島の西側の海の底には、このように浸食され海に沈んだ『もとハワイの島々』がいくつも規則正しく並んでいて、その延長線上にあるのが日本列島。
たしかにハワイは毎年日本に近付いていますが、ザンネン、日本近海に到着する頃には海の底に沈んでしまっているのですね。

華麗でかわいいリズム楽器、ウリウリ (音楽・楽器)

ウリウリを踊りながら演奏するフラは華麗で活気があり、ステージを盛り上げる定番のダンスです。ソロで踊ることはなく、多人数のフラガールが声を掛け合いながら踊るステージはひとつの圧巻といってよいでしょう。
西洋のリズム楽器マラカスに似た音色を持つウリウリは、ご存じのとおり、踊りながら演奏する打楽器です。
そのため、あまり重いと使いづらく、軽くすると強度がなくなるので、ほぼ一定の質量で作られています。(羽の部分の直径によりサイズにSサイズ・Mサイズなどのバリエーションがあります)

ウリウリダンス

ウリウリはマラカスのように振って音を出したり、太ももに軽く打ち付けて音を出すフラの代表的な打楽器で、羽とマラカス部分が一体になったものと、上の羽部分が着脱可能な2種類のタイプが用意されています。
シャカシャカっとした明るい音色は、ラアメアとかキャノンボールと呼ばれるココナッツまたは瓢箪の中に入っている植物のタネ(アリイポエと呼ばれるユリ科の種子)によって生まれるものでしたが、最近ではカビ対策も兼ねて、プラスチック製のボールを使うようにもなってきました。(音色は種でもボールでも変わらないようです)
またウリウリは勢いよく振り回されるため、負荷のかかる取っ手の部分が破損することがよくあります。
取っ手の部分が破損したウリウリの修理は可能ですが、ハワイのメーカーまで送り返す必要があるため、日本では持ち主が自分で補修するのが一般的。ほぐれてしまった取っ手のツル(現地では竹を薄く剥いだもの)を籐家具用のツルで代用して補修したり、麻縄(かなり細いもの)を使って補修しています。
一般的に楽器は使い込めば使い込むほど音がよくなる傾向があり、ウリウリも使い込むとラアメアの部分がよく枯れて、通りの良い音色になってくると言われていますので、破損しても補修しながらいつまでも愛用するのがポイントではないでしょうか。。

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