ひげコンサルティング塾
   グループ学習
1.用 語 解 説
 問 題:プ ロ ト タ イ プ

 1.受注動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   ビッグ・ボーイ社は注文を受けて製造に着手する。このように、注文を受けて生産する
   方式を受注生産と言い、手堅い生産方式である。しかし、注文がなければ工場の稼動が
   なく、設備稼働が不安定になりやすい。逆に注文なしに市場の売れ行きを予測して生産
   する方式を見込生産といい、見込み違いが大きなリスクとなったり、よく売れる場合は
   販売機会をロスすることになる。
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   最近では、 見込生産はできるだけ受注に近づけて注文の予定や内示のもとに生産した
   り、受注生産の場合は、注文がなくても受注時にスグ組立られるように、納期短縮や工
   場の安定稼動の観点から中間部品や半製品まで作っておくなど、両者の方式が接近して
   きている。
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 2.生産管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   生産管理とは、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   @販売予測(見込生産)や顧客の要請(受注生産)に基づき、
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   A生産計画を決め、
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   B原材料や部品を調達(内作、外注、購買、在庫)手配し、
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   CQCD(Quality=品質、Cost=原価、Delivery=納期)目標を指示し、
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   D製造過程を管理して、
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   E目標外の対処(異常処理)をすることによって、
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   Fできるかぎり初期の目標を達成する活動、
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   Gまた異常処理を分析し、改善・改革により次の計画に反映していく活動
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    納期/品質/原価/生産性
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 3.生産能力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   仕事量の単位として、 例えばソフト開発、建築、農作業などでよく使われるのに人工
   (にんく)がある。1人工は人が1人一日働くときの仕事量で、1人月は人が1人ケ月
   働くときの仕事量いう。
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 4.給与計算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   給与計算は、通常、月基本給と時間外手当、所得税・地方税などの控除を含む・・・・
   給与計算、社会保険計算、賞与計算、年末調整などの処理で構成される。
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 5.経理処理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   売上、支払、交通費や経費など企業経営に関する入金、出金などを月、期で締めて採算
   状況を明らかにする経営管理処理
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 6.プロトタイプ開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   試作品の意味があり、システム設計、モデル作成、評価・確認などを繰り返してシステ
   ムを開発する方式。画面やシステム機能のイメージを確認しながら進めることができる
   ため、ユーザ(顧客企業)と開発者(受注会社)で齟齬が生じにくい。 しかしユーザ
   (顧客企業)側の立場によって、担当者が良いと思っても、課長がNo、部長がOKし
   ても、社長が注文をだすなど立場により求める仕様やイメージが異なり、試行錯誤がい
   つまでも続く可能性がある。
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 7.ウォーターフォール型開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   滝壷に水がたまり、溢れると次の滝壷に流れ落ちるように、システムの要求仕様、シス
   テム設計、プログラム開発、テスト、移行、稼動のように、手順を踏んだ開発方式。ス
   テップを踏むので計画と進捗の管理はしやすいが、専門家でないユーザには具体的なイ
   メージが浮かばないなどのため、実際に画面や処理が具体的に見えるようになった段階
   で行き違いを発見するなどが生じやすい。
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   結果として、大きな手直しになり、どちらが費用を負担するかでモメることもある。


 8.赤字・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   システム開発・導入におけるSEの役割は重要である。目標とするシステムを、納期を
   守って完成させるなど顧客の満足を得ること、またプロジェクトに与えられた採算目標
   を達成することが求められる。そのため、SEは顧客ニーズを技術的・業務的観点から
   把握するとともに、プロジェクト管理を的確に行うことが重要である。採算割れによっ
   て、収入より支出が多くなった場合のことを言う。
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 9.承認のハンコ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   ウォーターフォール型開発など、システム開発会社は開発の区切りごとに顧客に仕様の
   確認をお願いし、承認をもらって進めることがある。そのような承認時にもらう押印行
   為をいう。
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10.業界常識・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   食品、医薬品、銀行・保険・証券、流通や種々の製造メーカーには業界特有の取引習慣
   や専門用語、暗黙の了解事項がある。しかし、SEはコンピュータの専門用語を超えて
   それらを理解したり、関心を払うケースは少ないため、ユーザが確認するシステムテス
   ト段階で発見されることがある。
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