ケシカミキリ
Sciades (Miaenia) tonsus (Bates,1873) 


  体  長     2.3 〜 4.2mm

  出現時期      5 〜 7月


クサギの枯れ枝を歩くケシカミキリ
下伊那郡天龍村 2015.6.29

 ケブトハナカミキリをホストのクサギで探していたところ、枯れ枝を小さな虫が数頭歩き回っているのを発見しました。
 長野県産カミキリの中では最も小さい種で、あまりの小ささにカミキリムシだと分かるまでしばらく時間がかかるほどでした。
上翅の斑紋には変化があり、クリチビカミキリにも似ていますが、触覚が長い(クリチビカミキリはオスでも体長と同じ程度)ことで概ね区別できます。
 暖地では普通種のようですが、長野県では伊那谷の南部で生息記録のあるカミキリです。各種広葉樹とマツ科を寄主植物にしています。


一覧に戻る