クリチビカミキリ
Sybra (Microzotale) kuri Ohbayashi et Hayashi,1962 


  体  長    3.5 〜 5.4mm

  出現時期     5 〜 9月


クリの枯れ枝を歩くクリチビカミキリ
松本市 2020.6.25(以下同じ)

 体長4mm前後の小さなカミキリです。前胸や上翅の色、斑紋に個体変異があります。
 はじめて出会ったのは飯島町の農耕地にあるクリの古木でしたが、その後は全く出会う機会がありませんでした。
 北アルプスの梓川上流域にある広い河原で、川辺に張り出したクリの細い枯れ枝を見ていたところ、新しい小さな脱出孔をいくつか発見しました。目を凝らすと極小のカミキリが数頭動き回っているではありませんか。これが本種との2度目の出会いになりました。
 クリの細い枯れ枝で発見されるケースが多いようですが、クリのほかコナラやミズナラも寄主植物にしているようです。


交尾中のペアにもう1頭のオスがマウント


クリの枯れ枝の樹皮を齧る
  


一覧に戻る