制作者 Top ハワイ1 ハワイ2 ハワイ3 Cities on Volcano 3 top pageへ
Hawaii, Hilo City
を会場に開催された Cities On Volcanoes 3 in Hawaii(以下「COV3」)終了後、2003年7月19日(土) | 晴れ | ||
11:15 Hilo空港到着 先発隊はCOV3巡検日。後発2人はフリーである。 空港でレンタカーを借り、とにかく観光することに。森本さんが運転。 予約していないため、小型がなく、ムスタングというオープンカーを 渋々借りた。まずは、ホテルへチェックイン。 ホテルロビーで先発隊佐茂先生と会い、日程など再確認。 13:00 ホテルをでて国道19号を北上。慣れない左ハンドルに 「右折は小回り、左折は大回り」と交差点の度に二人で確認しながら 何とかヒロ市郊外へ。 途中、Scienic Road(沿道景観道路)の看板をみて右折。 古い時代のアメリカの雰囲気を残した細い小道で、橋は交互通行が できないもの、木橋ありで、団体観光旅行では味わえないものだ。 再び19号に戻り、アカカ滝を見学。 |
|||
15:00 目指すワイピオ渓谷の手前、
Honokaa で遅い昼食に。 日系三世、Marian Mitsuko Rapozo さんが経営する「CC Jons」は、1905年 建設。メニューの Nishime 7$, Pork Tofu 7$ などに興味をひかれたが 無難なハンバーガーステーキをオーダー。 もともとこのあたりは、日系人の移住から始まった。白人、フィリピン人等 が入植し、日系人の多くは、オアフ島(様々な理由があるらしい)に移住。 人口は5,000人くらい。土地の価格は、75,000$/エーカー(=4,050u)で 家の建設には200,000$位かかる。 ハワイ島では危ない所(溶岩周辺)は土地が安いなど話がはずみ、 6時から宇井教授による視察箇所の説明、レクチャーがあることから ワイピオ渓谷を見ずに引き返すことに。 17:30 Hilo空港 Hurtz に車を返しホテル着。18:15 ミーティング. |
|||
19:00 隣のナニロアホテルで夕食。本日参加の2名と、明日離団する松尾さんの歓送迎会もかねた夕食会。 | |||
page topへ |
|||
7月20日(日) | 晴れのちくもり | ||
6:00 起床
7:30 北大宇井先生(佐茂先生)、はまなす財団浅井マネージャー、 8:30 ウェルカムサインHawaii Volcanoes National
Park を経て入口着。 溶岩地帯で数々の火口を結ぶチェーンオブクレーターズロードを南下。 |
|||
8:50 最初の視察ポイント
Chain of Craters' Road から Holei Pali の 急崖をおりる途中にある展望台で溶岩流跡と海、崩壊崖の 景色(Holei Pali から Hilina Pali)を見学。 <宇井先生コメント> ・ 1998年の日米共同研究で「しんかい6500」調査に参加。 海里の関係から米国は海底調査に熱心。 ・ 海底での山体崩壊メカニズムに興味があり、研究に参加した。 キラウエア山体スロープは活動している。 ・ 崩壊には二つのパターンがある。 一つは100万年に数度の頻度で起こる大崩壊(ランドスライド)と もうひとつは、3−5m程度の崩壊、スランプである。 ・ 20マイル南東海底(△900m)にロイヒ火山があり活動中。 海面に顔を出すには、あと100万年程度はかかり、その間に 死都日本でいう「破局的噴火」が数度日本を襲う可能性も否定できない? 海底には流れ山地形もある。 |
|||
10:45 Thurston Lava Tube
駐車場。 Kilauea Iki Trail を100m程歩き、 11:30 Visiter Center 内公園ベンチで昼食。
|
|||
page topへ |
|||
13:00 Hilo
空港着。ヘリコプターの搭乗手続きを行う。
14:00 ヘリコプター搭乗。シートベルト、ヘッドホン(Bose製)を着け準備OK。 ・ PuuOo 離陸後約10分で1983年から活動しているプオオ火山へ。 ・ プオオ火山から流出している溶岩流に沿ってヘリは南下。 |
|||
・ 溶岩に近いところは土地が安い(3000$/エーカー)とパイロットは説明。
・ Hilo 市内上空 15:00 ここからは自由行動。 19:00 夕食 |
|||
page topへ |
|||
7月21日(月) | 晴れのちくもり | ||
6:00 起床 7:30 ホテル出発 8:20 Visiter Center | |||
9:00 Lava
View Point
をめざし、車を駐車しハイキング開始。
昼間の暑さをさけるためか、10−15名単位のガイド付き外国人 9:05 手書きの Map 情報では RED LAVA まで1.75マイル。 3/4マイルは道路、1マイルはDifficult
Hike (溶岩の上)であること |
|||
9:20 いよいよ溶岩の上を歩くルートに。 「昨日、ヘリから赤い溶岩の流れは確認できなかった」と宇井先生が コメント。しかし、運が良ければ...と、気を取り直して歩く。 9:40 黄色いマーキングに沿って、新鮮な溶岩の上を歩く。 |
|||
ふと、20m程離れた団体の近く、ロープ模様のついた溶岩の隙間から、 RED LAVA が一筋、勢いよく流れ出すのを発見。 流れの筋が2本加わり、3本になる中、急いで移動し、
|
|||
規模は小さかったが間近で溶岩の流れに遭遇し、興奮。
溶岩先端の採取にトライ。数名果敢にトライ。興奮は最高潮に。 溶岩の勢いもなくなり、時計をみると約1時間がこの場所で 半年前に来たときと溶岩の流れが変わり、 |
|||
11:50 駐車場にもどる。
パークサービスが設置している小さな情報提供小屋が、 そばの駐車場には重機がおいてある。小屋の移動と、
|
|||
12:30 Park Service, Visiter Centerで昼食と視察見学。
ビジターセンターは、National Park 入口から
100m程に位置し、 建物のエントランス左手は、書籍、地図等出版物の販売コーナー。 販売されている書籍、写真集の多くは、USGSの科学者が執筆、監修 |
|||
シアターでは、20分程、火山地帯に入る注意事項、最近の火山活動を上映。 必要であれば、詳細映像は、窓口で購入できる。 案内カウンターには、必ず2−4人のパークレンジャーが常駐し、 米国や先進諸外国のビジターセンター機能は充実している。
|
|||
14:10−16:30 Kikauea
Iki Trail をハイキング。
<宇井先生コメント> 火口rimや火口底へ下るトレイルは、有珠や四十三山等整備の |
|||
18:30 メキシコ料理(佐茂先生の送別会) | |||
page topへ |
|||
7月22日(火) | 晴れ | ||
6:30 起床 7:30 ホテル出発 | |||
8:45 Napau Trail で Mauna Ulu
へ出発。
1973年溶岩流の上を歩く。歩き出すと溶岩樹形にであう。 天気が良く、遠方に Mauna Loa がよく見える。 1973年溶岩と74年溶岩の間を歩く。 トレイル終点へ到着。 |
|||
9:20 Mauna Ulu 火口をめざし出発。
遠く東方に 一昨日より勢いよく噴煙を上げるプオオ火山が見える。 火口へ向かう斜面の溶岩は、平地のものと違い、ガサガサ、空洞で 距離にして、僅か500m程だと思われるが、慎重に登山。 9:50 火口壁へ到着。 11:30 トレイル出発点へ戻る。 |
|||
11:50 Volcano House で昼食。 |
|||
12:40 Kau Desert Trail
を出発し、Foot Print へ。
トレイル案内看板の注意書きには、 |
|||
13:05 Foot Print 跡へ到着。
<宇井先生コメント> 玄武岩質の火山においても、この様な火砕流(サージ)が発生する ピソライト(豆石)が入った火砕サージが2cm程堆積(左写真)。 |
|||
14:20 Jaggar Museum
見学。 14:40 HVO訪問。
はまなす財団浅井MとHVOを訪問。 2000年有珠山噴火後、この地を訪問し、多くを学び有珠山周辺で |
|||
15:00 Volcano Winery 18:30 夕食 日本料理 MIYO'S 21:00 全員で反省会 at Room No 729 長期滞在組はパッキングが大変だった模様。 宇井先生より業務連絡(大事な情報)。 観光客への情報提供方法、スタンスを今後の参考にしたい。 |
|||
page topへ |
|||
7月23日(水) 8時間のフライト 24日(木) |
4:00 起床 5:00チェックアウト 6:30 AQ搭乗 7:20Honolulu着 9:40 JO59搭乗 12:30 新千歳空港着 |
||
<参加メンバーの主なコメントでHP管理者が印象に残ったもの> ・ ハワイ島の火山を訪問し、Kilauea等体感した感動を有珠周辺の子どもたちに伝えたい。また、有珠とハワイ島の子どもたちの交流ができればよいと思う。 ・ 日本では、火山を教育に生かしている事例は少ない。今後、米国の事例に学び、有珠山周辺において、自然や火山を学ぶ仕組み、新しい見せ方を構築していけば、国内では他に類を見ない魅力ある地域となる 。このような視点は重要だ。・ 地域づくりの担い手となる住民が、実際に米国の火山周辺を訪れ、自然探勝のスタイル、情報提供システム等を体感、学ぶ機会があればよいと思う。特に行政担当者の積極的な勉強姿勢に期待する。 ・ 行政トップの認識を新たにしてもらうことが重要だ。エコミュージアムではリーダー的な存在である山中町長には、ぜひ、米国事情を視察してもらい、先進的な取組みを行ってもらいたい。 <旅行を終えて> 私にとって3度目のハワイ島でしたが、充実した日々でした。 |
|||