カブトムシ (Allomyrina dichotoma) 50mm
2002.7.21 板橋区
この日は赤塚公園で夕方の撮影を終え、健康のためにと2駅ほどテクテク歩いていた。以前(といっても調べたら8年前だった)ノコギリクワガタを採ったことがある木を思い出し、見てみると、いましたカブトムシのメスが。でも8年前に樹液を出していた木がいまだに樹液を出しているなんてことあるんですね。カブトムシは皇居にも結構いるらしいが、私が子供の時も灯りを求めて家の中に飛んできたことがあった。メスが飛んで来ると、まるでゴキブリとそっくりだったのを思い出す。
2003.8.10 町田市下小山田  
カブトムシは東京でも郊外に行けばまだ見ることができ、それほど珍しい虫ではない。しかし、このオスの姿を見た時、いい年をしたオジサンが、「あっ、カブトムシだ」と叫んでしまった。都会育ちの私にとって、カブトムシは残念ながら採るものではなく、買うものであった。今はデパートで売っているが、当時は近所のお花屋さんでも売っていた。おそらく、まだ養殖ものはなかったので、花を栽培する人達が天然物を採集し、花と同じ流通経路で販売されていたのだろう。毎年、オスのカブトムシ(メスには全く興味が無かった)を買い、角に糸を付けて放し飼いにしていた。結局、最後には死んでしまうのだが、今度はそれを標本にして大事に持っていた記憶がある。
2004.7.31  文京区小石川植物園   
「出、出た〜。カブトムシ〜。小石川植物園にもいた〜。」 木の根本の落葉をかき分け、コクワガタを見つけたあと、さらに落葉かき分けるとカブトムシが出てきた。都心の公園でカブトを見た驚きもあったが、この個体の大きさにも驚いた。大きな鶏卵くらいの大きさだった。