リベンジの宇治川

減水した宇治川 2004/09/13/17:50

 

 今日は、前の釣りの悔しさもあり、絶対にビワコオオナマズを釣りたい。前に不自由した餌(小魚)の確保を満足に行うために、ビクを持って行き、いつもより早い5:10に着いた。暗くなるとブルーギルを釣りづらくなるからだ。着いたら道路のすみにたまった落ち葉を足で蹴ってミミズを探し、8匹ほど捕まえた。もしミミズがいなかったらまたパンでやらなくてはならず、餌の確保に困ったと思う。そして5:30から釣り開始。ミミズを捕まえたかいがあり、好調にブルーギルが釣れた。暗くなる6:00までに、ブルーギル5尾、ギギ2尾を確保。ただ、2尾のブルーギルは少し餌にするにはサイズが大きすぎる感じだった。

とりあえず小さめのブルーギルを餌にしてまずやってみることにした。何回か投げているとブルーギルが暴れだし、早くも来た。糸がどんどん出て行く。そして思いっきりアワせた。この一瞬が一番緊張します。よし掛かった。「外れるな」と思いながら何とか外れず1尾目GET! 前よりは引かなかったのでやはりそれほど大きくない。でも嬉しい。サイズを測ると73.2cmで平均なみ。とりあえず水のたまり場のような所に入れた。

 

73.2cmのビワコオオナマズの顔。オオサンショウウオみたいに平べったい頭してますな。2004/09/13/18:43

 

しかもこの魚とのファイト中に後ろからもう一尾のビワコオオナマズがついて来ているのが見えていたのである。これで「今日はとんどんいくぞ」と、闘志に燃えてきて体が熱くなってきていた。(ほんまに熱帯夜で暑かったからかも) 手っ取り早くもう一匹の小さめのブルーギルを針につけて投げた。するとすぐに暴れだした。今日は入れ食いか・・・と予感させる状態であった。そしてまた来た! 食べる間を少しおいてからズバッとアワせた。よし! しかし、引っ張っているとすぐバレた。前と同じような感じで・・・。でもまだまだいるということは間違いない。またブルーギルをつけて投げた。今度のブルーギルもすぐに暴れ、水面付近を泳いだそのとき、カポッ!っと水面に大きな口が飛び出して、襲いかかった。そしてもう一度襲いかかったときに食べたようで、糸が猛烈に引っ張られた。口に完全に入れるまでの短いようで長い、緊張の時間をもたせてから闘志をこめてアワせた。今度は掛かった! うーん、さっきよりでかそう! 重い! 80cmぐらいか・・・ と想像しながら引っ張った。そしてほとんど引き寄せ、水の底がキラリと光ったかと思った瞬間、ピッ=☆ と糸が切れた。えっ・・・ 呆然となった。6号の糸がこれぐらいで・・・ 糸がギザギザだったことから、歯が当たることによる磨耗か、岩にこすりつけられたことで切れたと考えられる。くそー、大きそうなやつに限ってこうなるとは・・・ でも気をとり直し、すぐに針を結び、もう大きいブルーギルしか残ってないが、針につけて泳がした。ところがなんとまた、異常なまでの暴れ方をした。まだいる! そう思った。そしてまた来た! 今まで一箇所でこんなにアタりがあるのは初めてで、「今日はすごい! 来てよかった。」と本当に思った。 そして、大きくアワせた。しかし少しファイトしてすぐにバレた。「・・・」 しかし吐き出されたブルーギルに再び来た! 「なに〜! まさか、どうなってるんだ! 何匹いるんだ今日は!」 しかしまたアワせして少しでバラし。どうやら餌が大きすぎて針の先がなかなかナマズの口に当たらないようだった。このような、吐き出された餌を食ってはバラし、を3回も繰り返した。そしてまた来た! 今度は掛けてやる、と意気込んで強烈にアワせた。ビワコオオナマズの口は堅いので強烈にアワせないと掛からないと聞いているからである。しかし、アワせた瞬間、ブチッ!っとハリス切れ・・・ 自分の下手さ加減に情けなくなってきていた。普通うまかったらもう3尾GETしてるところやな・・・と考えていた。餌が大きすぎるのが原因と考えたので体の細いギギを餌にしてみた。しかしピタっと反応がない。30分ぐらいギギを使ったがダメ。ギギには毒があることをビワコオオナマズは知っているのだろうか。やっぱりやめて最後のブルーギル(また大きいやつ)を仕方なく使った。それに変えたとたんアタりが・・・! ブルーギルが好きなのか・・・ でもやっぱり掛からず。2回ぐらいアタったがことごとく失敗。ブルーギルは噛み跡だらけになってしまった。こうなったら新しい餌を釣るしか手はないか・・・ とミミズでまた狙った。なんとか2尾釣れたが、さっきよりさらに大きい19cmと20cmだった。これではまた掛からない。こうなったら、と針を2本つけて一つはブルーギルに、もう一つには大きなミミズをつけて、やってみることにした。狙いは、ブルーギルを追いかけてきたビワコオオナマズが間違えてミミズを食べてしまうことである。しかし、他の魚に食べられてしまった。(いや、もしかしたらビワコオオナマズが食べたのかもしれないが・・・) 次はミミズをつけていた針にブルーギルの切り身をつけて試してみた。すると少ししてブルーギルが暴れたあと、ギュ〜っと閉めこんできた。こっちも「来た!」とアワせた。すると今度は掛かった! 作戦が成功したようだった。しかも重い! 「今度は逃さん」と、慎重に引っ張った。そして魚体が見えた! しかし魚が横向きでおかしい。なんと餌を食べたのではなくたまたまお腹に引っ掛かっただけだった。だから重かったのだ。なんとか釣り上げたときには口からブルーギルを3匹も吐き出した。さっきまで掛からなかったのはこいつのようだ。一匹で3匹のブルーギルを食べていたとはよっぽど貪欲なのかバカなのか。それをなかなか釣れない僕も相当に下手だ。測ってみると今までのビワコオオナマズでは一番小さい69.8cm。嬉しいのにすこしがっかりするような変な気持ちになった。それでもやはり嬉しいので写真を撮りまくった。

 その後もそのやり方でやったがアタりはなし。場所もいろいろ動いたがダメ。22:30まで粘ったが、アタりはなかった。

 

 今日の一日は自分の下手な部分を痛感する1日であった。一応2尾釣れたけれど、本当なら4尾ぐらいいける状態であったはず。まあ失敗して成長するんやろうけど・・・ また悔しさと課題は残った。考えごとにふけりながら家に帰った。

 

 

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