里山オーナーの話(11)


2005年10月16日  <柿> 

今の住環境は、私には充分なもので、なんら不満は無いのだけれども、時々

「マンション暮らしとは、不便なものよのぅ」

と思う時がある。例えば・・・・・





我が里山の持ち主、マスターTさんの広大な土地の中には、もちろん、何本もの柿の木が植わっている。
今、まさに食べ頃を迎えつつあるそれらを

「好きなだけ採ってもええで〜」

とおっしゃるので、お言葉に甘えて、好き勝手に採っている我々夫婦なのだけれども
木のうちの何本かは
甘柿と渋柿が混在したロシアンルーレットな柿なのである。
先日
甘いと信じて採ったものが、そのロシアンルーレット柿だったため
いっそ、採ったもの全部を、干し柿にしてしまおう
ということになった。
そして、
柿の皮をむいたのは、いいのだけれども・・・・・


無いのである


柿を干す所が。


そう、マンションには軒先が無い。
これが無いために、玉ねぎは干せないし、ニンニクも干せない、唐辛子は・・・
まぁ、部屋の中でも乾燥させられるからいいけど
とにかく、今、現在、干し柿を吊るす所が無いのである。

唯一の頼みは、物干し竿をかける場所だけれど
これだって、我が家のは、
ベランダの手すりのすぐ内側の、高さ1メートルくらいの低い位置にかけるタイプ。
これじゃ、雨が降ったら、一発で濡れてしまうではないですか。

「うう〜〜ん、こういう時、一戸建は便利やなぁ・・・」



とはいえ、食い意地の張った我々が、こんなことで干し柿つくりを止めるわけが無く
夫は、針金ハンガーをつぶし
カーテンレールに干し柿を吊るすための<アタッチメント>を作成。



あきらめるもんか。絶対に干し柿作って食べてやる!!!


2005年10月16日  <棉の話>

先日、畑のけなげな棉の木のことを書いたけれども
ベランダで育っている棉だって、小さい植木鉢の、限られた土に根を張り
今、たくさんの実を付けている。
今、実っているものが、無事に全部コットンボールになったとすると
この1本で、合計7個の棉が採れたことになる。
肥料は、少量の油かすをやっただけなのに、7個とは・・・すごい。

そして、嬉しいことには、これらは皆、正真正銘のオーガニックコットンなのである。
<正真正銘>と書いたのは
棉を育ててみて
これを完全無農薬で育てるのは、かなりしんどいことかもしれないなぁとわかったから。
ベランダの鉢はともかく
畑の棉は、
しつこいくらい毛虫に取り付かれているんですな。
畑へ行くたびに、取り除いてはいるんだけれども、いやもうホンマにしつこい奴ら。
プロの農家で
一面の棉畑なんて持っていたら
もう、きっと薬無しでは・・・。

というわけで、自家製の、無農薬のコットンボールが、余計に愛しい私。



ところで、以前、棉について、

<出来たコットンボールは、ギュッとしまっていて硬い>

と書いたのですが・・・・・

すみません。間違いでした。

実がはじけてコットンボールが現れた最初こそ、ギュゥ〜〜ッと硬いものの
日にちが経つにつれ、ホワホワの柔らかなコットンに。
(果物でいえば、これが<熟す>ということかしら)

そういうわけで、加工しなくても、棉の実は<柔らか>です!
ごめんなさい。



それはそうと、ベランダと畑の棉で、結構な数の棉の種が採れそうな我が家。
どなたか、オーガニックコットン
育ててみたいって方・・・いらっしゃいますか??


2005年11月20日 <畑の未来形 : その1> 

我々夫婦が里山の整備を始めてしばらく経ち、

「マスターTさんが、休耕田を一枚、皆に貸してくれるとおっしゃるので
畑もやりませんか?」

と、他の里山オーナーさんから誘われたのが、2年前の秋のこと。
ベランダで細々と家庭菜園をやっていた身には、とても嬉しいお話だったので
軽〜〜い気持ちで、お誘いに乗った。
それが、↓この写真。



ご覧になればおわかりのように、マスターTさんがトラクターで、畝を作ってくださり、
そのうちの、わずかほんのひと畝
遠近法の関係で、すごくでかく見えてますが、ホントはちょこっとだけの
このオレンジ色の枠で囲った部分だけを借りて、我が畑ライフは始まった・・・はずだったのだ。
が、

1年経過した時点で、この広い畑、丸々全部が我々夫婦の手に。
嬉しい
とうより、広すぎる!どうすりゃええのよ〜〜〜!
と頭を抱えた私達。
どうしてそうなったか?と言いますと

・・・一緒に畑を始めた人達が、やがて、一人抜け二人抜けしていったのですな。
最初に耕作を始めた時には
確か、我々夫婦を含めて、メンバーは、8人はいたはず。
それが、半年後には4人。
そして1年で、とうとう私と夫の二人っきりに。

・・・理由は、よくわかる。
この畑、皆、自分達の住まいからは遠すぎるのである。
だから、まぁ、来るのは良くて1週間に1度、悪くすりゃ1ヶ月くらい来られないことだってある。
そうするとどうなるか
って、
もう火を見るより明らか。
草ボーボーで、目も当てられないことになっちゃうのである。
畑とは、本来、毎日様子を見に行き
雑草が出てりゃチョイチョイと抜き、虫がたかっていたら取りという
マメな手入れをしてこそのもの。
野菜でも稲でも
<人の足音を聞いて育つ>って言いますもんね。
それが、1週間、1ヶ月来られないというのでは・・・・・。

山ならいい。
山なら、1ヶ月くらい整備に来られなくても、そう状況は変わるわけではない。
夏場、ちと雑草に覆われてしまうってことは、あるけれど
それでも、
だからって、そう慌てることはない。
でも畑は。

草ボーボーでも、ま、ええわ

とは、なかなか言えないもの。言えたら豪傑。
よって、畑へ来るたんびに、ゲッソリしながら大量の草抜き・・・・・
ってなことが続けば、やっぱり皆、力尽きる。
それに、
畑の草抜きに、あまりにも時間を取られては、肝心の山の整備に手が回らないことにもなるし。
それじゃあ、完全に本末転倒だし!



というわけで、気がつけば、二人っきりで畑に取り残された私と夫。
が、こうなると
逆に妙なファイトが沸いて来るもので

「絶対に止めるもんか!」

という気になってくる。
だって、やっぱり面白いんだもん!畑仕事も。






そんなこんなで、かれこれ2年。
ド素人が、本を読み、野菜作りに詳しいオーナーさん達から話を聞きしながら
相〜〜当、行き当たりばったりに、畑を続けて来たわけだけれども

そろそろビジョンというものを持たねばなぁ

とも思い始めた今日この頃。
つまり、私達は、
<どういう畑をやりたいのか?無農薬なのか?有機栽培なのか?>
<どういう農法でいくのか?>
などということを、はっきりさせておいた方がいいのでは?
と思ったのだ。
その方が、やれ害虫が出たの、日照不足だのという時に、右往左往しなくてすむ
と思うから。

さて、果たして、私達の畑の未来形は、どういうものになるのやら??





というわけで
まず、最初から決まっていたのは、<無農薬でいく>ということだった。
これは、
農薬の付いたものを食べたくないとか、地球に優しくないとか、
そういうエコロジーなことでは、ちっともなくて
もうただただ、農薬を取り扱うのが怖かったから。私達が。
というのも、ベランダの梅の盆栽の<梅蔵>。
あれに毎夏、ハダニがビッシリと取り付き
ほとほと嫌になった我々は、一度、殺虫剤に手を出したことがあったのだ。
が、
ホームセンターで買ってきた<バロック>という名の
なんだかルイ14世の姿が、頭をよぎって仕方の無い、その小瓶入りの殺虫剤は

<1000倍に薄めて土に混ぜるように>

などということが書いてあり
じゃあ・・・、この原液って、どれほどの劇薬・・・???ってなことを思うと、もう心底怖くなり
もし、これがうっかり手に付いて
その手でうっかり目とか口とかこすったら、いったいどういうことに!?
なんて考えると、もー腰が引けて引けて
ビニール手袋をはめ、へっぴり腰で1000倍に薄めて、土に混ぜたものの
もう2度と使う気になれない!
と、洗面台の下に押し込んだまま。
おまけに、そのルイ14世、全っっ然効かなかったしさ!!!

ということがあって以来、<ノー農薬!>を決めていた私達。
ただそうなると、困るのは野菜にたかる虫達で

まぁ・・・私らプロの農家やないし・・・

と、鷹揚に構えてはいるものの、出来れば虫よりは私達の方が、たくさん収穫物を食べたい。
大体、虫の餌作ってるんじゃないぞ!私らは!
とも思うわけだ。

そんな私が、ある日、園芸雑誌で見かけたのは
<バンカープランツ(天敵養生植物)>という言葉。
これが、何かといえば
害虫の天敵を誘導する食物のことで
例えばクローバー。
これをキャベツ畑の周囲に植えると、このクローバーにアブラムシなどの害虫が発生し
キャベツには、あまり被害が及ばず
その上、
クローバーの害虫目当てに、テントウムシやらクサカゲロウなどの天敵が飛来し
クローバーの害虫を食べ、ついでに、キャベツについた害虫まで捕食して行ってくれる
というもの。
つまり
有機農法で使われる、実にありがたい植物達ということなのだった。


これや。


素直に、そう思った。

クローバーに、それからムギ。通信販売で種を買って、
畑の、ほったらかしにしてる場所にど〜〜んと撒いたらええんや。


そう、あの広い畑、我々夫婦だけでは、とてもとても全面耕作することなど出来ず
ほんの一部が畑
あとは、放りっぱなし
という状況が続いていたのだ。

そうやそうや、耕作してない場所、一面のクローバー畑にしたらええんや。
そしたら、天敵がドンと来て、畑はノー農薬でもオッケー♪♪♪
私ら楽勝〜〜〜♪♪♪♪♪





・・・・・正気に返ったのは、半日ほどたった頃だっただろうか。
思い出したのである。
我々の畑が、どういう環境の中にあるかってことを。





・・・いったい、ここのどこに、天敵を誘導する植物が必要なのであろうか???
テントウムシもカマキリも小鳥も
誘導するまでも無く、山ほどこの山の中にいるっての!
あの<バンカープランツ>が必要なのは
都会の住宅地の家庭菜園か、市民農園、
マンションのベランダのプランター菜園だっていうのよーー!!!!!



恐ろしいものである。
人間、時として、このように魔法にかけられたように思考回路がショートしてしまうことがある。
皆さんの周りに、こういう人、いませんか?

「あんた!何?どうしてそんな壺買うたん!??」

「えっ?だって、これ持ってたら、幸せになれるって言われて」

「なんでそんなアホなこと信じたん???」

「えっ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホンマや。何でやろ・・・」


以前は、こういう人を「アホや」と思っていた私だけれども、もう思えません。金輪際。
・・・私だって、ある時ヒョイと<幸福の壺>買ってたかもしれない・・・。


2005年12月5日 <畑の未来形 : その2> 

そういうわけで、<無農薬>で畑をやることに決定した我が家。
もちろん、除草剤も無し。
これだって、取り扱うの、怖いもの。

で、次に考えたのは、<肥料はどうするか?>だった。
つまり、化学肥料を使うのか?使わないのか?


作物の肥料というのには、2種類あって
ひとつは、油かすや、牛ふん、鶏ふんなどの、天然成分だけを完熟発酵させたもの。
そして、もうひとつには
化学肥料、文字通り、化学的に合成された肥料というものがある。
何が違うかといえば
<効き目の速さ>が、まず違うらしい。
化学肥料の方が、速効性があり、かつ多くの化学物質がそうであるように
<派手に効く>のだそうだ。
ピーマンやスイカの、立派なのが出来るのですな。
だから、プロの農家は、たいていこれを使う。



物事にはすべて、長所があれば、短所もあるわけで
有機農法の本なんか読んでいると、この科学肥料と農薬を使い続けることによって
<土地がどんどんどんどん痩せていく>
などと書いてある。
地面の中の微生物やらミミズやらが減っていって
栄養分の少ない、パサパサの土になってしまうというのだ。
だから、
それを補うために、何年かに一度は大量の腐葉土とか牛ふんなどを投入し
土壌改良をしてやらなくてはならない・・・。

・・・そういえば、時々、田んぼにショベルカーが入って
土を掘り起こしたり、かき混ぜたりしてるの、見かけることあるよなぁ・・・

なんてことを思い出した瞬間
<ノー化学肥料>に決定!
プロならともかく、そこまでややこしい思いをして化学肥料を使う必要があるだろうか。
素人の私達に。
いや、無い無い無い。効き目の遅い有機肥料で、もう充分。

よし!我が家は、ノー農薬・ノー除草剤・ノー化学肥料で行くぞ!

と、
ここまでは順調に決められたのだが・・・・・
迷ったのは、ここからだった。
それは、こういう問題にぶち当たったから。

果たして自然農法をやるのか?やらないのか?



自然農法。

TVの、<大自然の中・自給自足家族>なんて番組で、実によく見かけるこの農法。
どういうものかといえば
もう、文字通り<自然のまんま>の農法で
<無農薬><無肥料>(←去年の我が家の畑だ・・・やりたくてそうなったわけじゃないけど)
<無除草><無耕作>
つまり
農薬やらない!肥料やらない!雑草抜かない!そして、土耕さない!!というやり方。

そんなやり方、可能なんかい??

と、言いたくなるけれども、いくつかの本を読んでみたところ、理屈には合理性があって
納得できることも多かったのだ。

ポイントは、どうやら<雑草を抜かない>という点にある。
どういうことかといえば
畑にはびこる雑草達、
これを、作物の周りに茂らせておくことによって
まずは、雨の少ない時でも地面の水分が保たれるという。
そして
雑草が根を張ることによって、畑の土は細かく砕かれ、硬くならず、
よって、もう耕してやる必要は無く
かつ
<畑の未来形 : その1>にも書いたとおり
雑草達が害虫を引き受けてくれるので、作物にはあまり虫が寄りつかず
雑草があれば害虫の天敵もやって来るので、天敵に任せておけば、農薬はもう必要無く
農薬を使わなければ、
土の中の微生物だのミミズだのが土を豊かにしてくれるので、肥料も、もうやらなくてよく
まことにハッピ〜
まことに楽勝〜〜

な野菜作りが出来るというのだ。ホンマかいな???

しかし、理屈は合っていると思う。
なぜなら
私達が借りている畑は、ほんの一部しか耕作していないため
全体の90パーセントくらいは、いつも草ボーボー状態なのだけれども
その草ボーボーの部分、いつ行っても朝露に濡れて、地面はシットリとうるおっているのだ。
反対に、
耕作している部分は、チョコチョコ行って草取りをしているおかげで
晴天が続くと、むき出しの土の表面はカラカラに。
それから、害虫。
あんな山の中で、無農薬で野菜を作っている割には、やられていないのである。我らが作物。
人の話を聞くと
シソなんか、虫が食べるのが早いか、人が食べるのが早いかというくらい
虫にたかられることもあるそうだけれど
我が畑で、シソの被害が出たことは、いまだ無し。
他の野菜も
虫に食われて丸裸ってなことには、まだなったことないし。
草ボーボー地帯には、佃煮にするほどバッタやコオロギがいるけれど
私達の作物が、こいつらにやられたことも、まだ無し。
逆に、
草ボーボー地帯の雑草達が、毛虫にたかられて葉っぱは穴だらけというのは、よくある光景だ。
じゃあ本当に、雑草は役に立っているってことなのか!?

多分、立っているんだろうと思う。
じゃなきゃ、あれだけ自然農法をやる人たちは、いないはず。
ただ、農協に野菜を出荷するプロには・・・・・
向かない方法なんだろうなぁと思う。
自然農法で、大きさや形の揃った野菜を作るのは難しそうだし
何より
雑草が、収穫の時の邪魔になりそうだ。
雑草の混じった水菜や小松菜を、嫌がる小売店や消費者は、きっと多いだろうし。

というわけで、プロはやらないだろうけれど、なに、我々は純然たるド素人。
だったら、こんなに結構な農法、やらない手は無い!!と思った。
・・・ただ、問題は、

ホンマに、雑草を全っ然抜かないでいいのか?

という点で、我々が迷ったのも、ここに尽きる。
何故かって・・・・・
この畑、自分達の土地でもなんでもないんだから。
人様の土地であり、人様の畑(というか休耕田)なんだから。
それを、借りてる私達が、草ボーボーにして、いいのかしらん???

そう、そもそも私達夫婦がこの畑を使うことになったのは、里山の整備に来たからなのだ。
人手が足りなくなって整備しきれない里山の、手入れをお手伝い出来れば・・・
ということで、ここへやって来たはず。
それが、
自然農法で、畑を草ボーボーにしてたら
<手入れ不足でほったらかしの畑>を増やしているようにしか見えないんじゃなかろうか?
TVや本で見てると、
自然農法の畑って、ホント、放棄された畑にしか見えないもの。雑草に覆いつくされていて。
ここを休耕田にしている間
マスターTさんは、アワだったかキビだったかを、ここに植え
土手も、きちんきちんと草刈りされていた。
それを
里山の手入れに来た里山オーナーの私達が、
草ボーボーにしちゃあまずいんじゃないの??



まずいと思う。思いっきり。
だから、こう結論を出した。

<ちょっとだけ自然農法で行こう(な〜んちゃって自然農法とも言う)>

つまり、TVや本に出てくる人達みたいに、極めない。
畑の土手は、きちんと草刈りをする。
ここは、道沿いで目立つ部分だし、他のオーナーさんも草刈りをして下さってるんだから
きちんとしておかんと!
でも
作物を作ってる部分は、アバウトに草抜き。
              (↑半分くらいは雑草を抜いて、見苦しくない程度に手を入れておく)
で、耕作地帯以外の、草ボーボー部分は・・・
もう気にしない♪
というより、もともと草ボーボーでほったらかしだったんだけど
でも、これまでは、

ああ・・・雑草だらけでみっともない。なんとかせにゃあ。
でも、こんな広い土地、とても草抜きなんてしきれないし・・・どうしよう。


などと、非常に心苦しく思っていたのだ。
でも、もうこれからは気にしない♪
だって自然農法なんだから〜〜♪♪♪♪♪

というわけで我らが畑は



↑こんな感じ。





秋に種を蒔いた大根もソラマメも、雑草と共に、スクスクと成長しております。
来年の夏には、もっと草ボーボーになっていることでしょう。
もちろん、この畑、他の里山オーナーさんが使われることもあるので
(この夏は、他の方が蕎麦を育てていたし)
はた迷惑にならない程度に、<な〜んちゃって自然農法>。それが我が畑の未来の姿。



(無肥料・無耕作に関しては、まだそこまでやる勇気は無い・・・)


2005年12月5日 <収穫> 

一ヶ月ほど前、ついに落花生を収穫した。

本当に、あの網目の殻に入った豆が、土の中に出来てるんだろうか???
と、頭の中は疑問符でいっぱい。
が、掘り出してみたところ



ホンマに出来とりました!!もうビックリ!!!
この網目状の殻になる前の段階は↓こんな感じで、真っ白のツルツル。



落花生は、砂の混じった水はけの良い土地が向いているそうで
元が水田だった、この水持ちの良い畑では、さぞや育ちづらかったと思うのだけれども
まぁ、よく頑張ってくれました。
ご苦労さん!落花生よ。

さて、ショウガやサトイモも順調で、特にショウガは立派に育ってくれました。





やっぱり初めて作ってみる作物って、楽しい。
来春も、また何か<初物>に挑戦してみようと思います。


ところで、落花生は、<採れたてを塩茹でするのが美味しい>と聞いたので、やってみたところ
本当に美味かった!
他の豆には無い香ばしさとコクがあって。
ただし、炒った豆とは違って、ズッシリ腹にこたえるので
4〜5個食べるのがやっと・・・といったところ。
炒った落花生なら、10個〜20個軽くいけるのにねぇ・・・。

そんなこんなの、この秋の収穫。畑の神サマ、ありがとうございました。


      
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