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盛岡藩、南部氏は清和源氏の末裔で先祖代々八幡大神を氏神として城内に祀ってきた(鳩森八幡)。 関文11年(1671)第29代重信公が現地に新八幡宮を造営。 以後、一般庶民も参詣できるようになった。 現社殿は平成9年(1997)に造建された丹塗り極彩色彫刻の社殿。 |
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拝殿中央壇上の両脇に、左右一対の鳩の木像が置かれている。
漆塗りの華麗な像で、阿吽の像である。 神殿鳩ともいえる。 盛岡市八幡町13-1 JR盛岡駅、バス茶畑行き八幡宮前 |
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金木には、太宰治の生家で、太宰治記念館となっている「斜陽館」がある。 八幡宮はそのすぐ傍にある。 鳥居の前にある、左右の石柱の上に、鳩の像がある。 なんと「ほおかむり」をしてもらっている。 |
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津軽地方の冬は長くて厳しい。海峡の突風と雪とが、激しい「地吹雪」となって何日も続く。 八幡宮境内にある石造の鳩、狛犬、馬も、極寒に晒される。 これをみて、人々は、これらの石像に「さぞや寒かろう」と、豆絞り(模様)の手拭で「ほおかむり」をしてやっている。 訪れたのは、5月も後半だったが、まだ「ほおかむり」をしていた。 「ほおかむり」はすぐに日除けに役立つ。 奉納 昭和20年(1945)5月18日 |
深味は杉山八兵衛の知行所で、八幡宮は杉山八幡宮とも呼ばれて杉山家先祖代々の武運長久祈願の守護神とされた。 今では、この地区の鎮守となっている。 |
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一対の白鳩像が奉納されている。奉納日の8月15日は例祭日。 境内には、狛犬にほかに、単体の石馬3体も奉納されている。 奉納 平成8年8月15日 宮田武雄・やゑ ほか 青森県北津軽郡板柳町深味字深宮60 |