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田舎暮らしも金がかかることがある。自然もただではないのです。

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上の写真の様なクヌギの立木の中の住居で、この木が切りたい時にどうするか?
重機、ラフタークレーンやユンボーを投入伐採---->約30〜40万かな。高所特殊伐採の業者に依頼---->約20〜30万??
で、自分でロープクライミングで切ることにする。切らなきゃならない樹木が10本以上もあるととても外注はできない。じゃー自分で切るか?と。 装備に100万くらい投資しても容易にペイする計算。取らぬ狸の皮算用になるか?どころかへたすると死ぬかも??まだ怪我も無く生きてるけど。

最初の最初の難関

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上の写真は枝を落とした後の写真だけど、このくらいに切れるまで1年以上の準備が必要だった。
DdTRとかSRTとか言っての動画が沢山youtubeに上がっているけど、全くの素人の私の最初は、どうやってロープを木にかけるの?最低でも10m程度、高いと20m近い高木にどうやってスローラインするの?
これが最初の難関。
上の写真の場合ロープを掛けたのは矢印の枝だけど、ここまで軽く12m以上ある。大体この距離の測定でさえできない。距離の測定がなぜ必要かは、あとでゆっくり解説しますが、素人が絶対に安全に怪我をせぬ様に作業するには色々面倒な工夫が必要になります。
最初に思いついたのは、ペットボトル水ロケットにスローラインを引っ張らせる方法。しかし以前子供のおもちゃで遊んだ経験からターゲットを絞りにくいのを思い出し却下。ワイヤーコントロールミサイルの様なおもちゃが無いか検索するもヒット無し。自作とも考えたがハードル高すぎて諦め。じゃ、基本に戻り人力で投げるか?
スローラインの繰り出しでの正確な弾道制御は素人には超難しい。スローラインの抵抗は結構大きく、弾道を邪魔する。手でどうやって15m先の枝にスローラインをかけるの??”いちろう”のレザービームスローが素人にできるかってんだ。それもスローラインをケツに引きずるおもりだぜ。それに、ある程度の重さ約0.5kg以上が無いと枝にかかったスローラインが摩擦抵抗で落ちない。落ちないとこれは泣きです。
何度かこれにはまりました。クヌギの肌は荒々しく、ケチって古いスローライン等使うとスローラインの表面から産毛(新品にはない)が出ておりこれが悪さをして落ちない。対策に最近テフロン潤滑剤をスプレーしています。
さてこの時どうするか?引っ張って戻すしか無い。幸運であればウエイトとスローラインを回収できる。が、打ち出し側のラインに絡み枝に締め付ける状態になるともう絶望。更に引き枝を引きちぎるか、諦め放置するしか方法は無い。
長距離を飛ばすには、高速で打ち出す必要がある。これにスローラインの糸の重さ(慣性)が結構邪魔をする。パチンコ式投石機の道具もあるが結構高額でこれも興味が失せた。でもこれのが良いかも。古代からの戦争道具。確実かもしれないがパス!! プロはどうするのか?
手近の枝にまずロープをかけ、登ったところでまたスローラインを掛けるか、ロープを掛ける様ですね。こんなの素人ができるか?途中で命綱を切り替える恐怖は結構大きい。やって見たけど、余りやりたくないし面倒。できれば最初の一回ですませたい。
youtubeを検索すると、やっぱりいるね。似た苦労をしてる人が!!! エアーキャノンの自作を見つけこれを参考に自作を決定。簡単。私の過去の経験にピッタリ。
さらに検索すると輸入品にありますね。直輸入で5万円くらいになるかな? 参考までにURLを https://www.treestuff.com/apta-air-powered-tree-access/ https://www.youtube.com/watch?v=IwzGC8_rCFk これを使用しているプロの特殊伐採屋もいる様ですね。しかし実際に試験機を制作し使用した後にこれを見ると、本当に使えるのかしらとの疑問が起こります。しかし小型軽量で取り回しが軽快そうです。
しかし、問題なのは飛ばすウエイトの軌道の制御特に飛距離の制限ができないことなのです。遠くにと飛ばすだけではなんの意味も無いし使い物にならないのです。私の様なシロートには必要なことは目的の枝だけにスローラインがU字で引っかる状態が一番の目的なのです。まだSRTであれば許容できる範囲があるのですが、DdTRではこの状態に無いと、後に解決が面倒な命綱の架け替えが必要になってきます。これは非常に負担になります。プロは簡単にやってるけど
御注意を!! Attention.