あなたは食品会社のマーケティング部長である。

この会社は、カフェイン入りレギュラー粉末コーヒー【注】の
商品開発戦略の見直しの一環として、
この商品のプロモーションを取り巻く状況を
精査するよう広告会社に依頼した。



【注】レギュラーコーヒーはペーパードリップ等の抽出器を使っていれる。



広告会社から提出されたレポートは下記の通りであった。
さっそくレポートの内容について検討しなければならないようだ。





我が国のカフェイン入りレギュラー粉末コーヒーの小売売上の調査において、
売上増加にプロモーションが貢献した際には、
その増加分のわずか2%がいつもより多くの個数を購買したことで、
4%がいつもより大きい容量の缶を購買したことでもたらされていることを
見出した。即ち、消費者がいつもより多くの量を買うことによって
売上増加に寄与する割合は合計6%である。

また、売上増加分の14%は、プロモーションの恩恵にあずかるために
購買を前倒ししたことにより生じている。しかし、増加分の80%は、
プロモーションされたブランドへの流入によってもたらされたものであった。

従って、量とタイミングは、
通常の行為目的の設定期間である1年間を超える場合には、
あまり大きな変化をもたらさない。




さて、何か問題はあるのだろうか。


あなたが広告会社に対し指摘すべき問題点として
該当するものを網羅した選択肢は下記のうちどれであろうか。



1 通常の行為目的の設定期間はなぜ1年間といえるのか。

2 具体的な数字が出ているが、果たして正確な説明といえるのか。

3 売上増加分として出ている数字を足し上げると100%を超えるのはなぜか。



1 1      2 2      3 3

1,2 1,2     2,3 2,3     1,3 1,3

1,2,3 1,2,3    該当なし 該当なし