【事例1】、【事例2】を読み、【設問】について考えてみよう。
【事例1】
開発期間を短縮すべくある企業が図面管理システムの見直しに着手した。
図面の流用を促進するため、検索しやすいように体系化された
新システムの構築が目玉となった。
さらに、開発の進捗状況を可視化するための進捗管理システムも導入し、
開発の状況を生産、調達などの他部門でも把握できるようにした。
こうしたITの活用を促進する一方で、
誤記や出図遅れをなくすための泥臭い施策も展開された。
誰がどれくらい誤記や出図遅れを起こしたのかを管理し、
イントラネット上のサイトで公表した。
【事例2】
A社の営業は収集した情報に基づき展開される。
具体的には次のように情報収集を行っている。
- 「営業マンからの情報(営業活動報告、他社情報)」、「受注情報」等、
様々なルートから情報を収集する。
- 収集されたデータは各従業員によってパソコンから入力される。
(問い合わせを容易にするため情報提供者の氏名を必ず付す。)
- データベース・ソフトで構築されたシステムに
入力したデータが自動的に組み入れられる。
- 社内のパソコンはLANでつながっており、
各社員に与えられた社員番号を入力すれば必要な情報が開示される。
もちろん全ての社員に全ての情報が開示されるわけではなく、
業務上必要な情報以外を閲覧できないよう工夫されている。
こうして蓄積されたデータは営業マンの具体的行動計画、
営業戦略策定などに活用され、成果を上げている。
【設問】
ITを導入した後にすべきこととして
最も適当なものはa〜e のうちどれであろうか。
a 社長自らが情報化の重要性を認識する。
b ITを導入することで何ができるのかを知る。
c 自社のビジネスにおいてどのようにITを活用すれば
成果が上がるのかを検討する。
d IT導入計画を立て、
担当者(できれば経営者を含め)のトレーニングを積む。
e IT導入の効果を測定し、常に改定を加えられる体制を作る。
a
b
c
d
e
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