選択肢として挙げた項目はITを導入して強い会社を作るために いずれも重要である。選択肢は次のようなものであった。 a 社長自らが情報化の重要性を認識する。 b ITを導入することで何ができるのかを知る。 c 自社のビジネスにおいてどのようにITを活用すれば 成果が上がるのかを検討する。 d IT導入計画を立て、 担当者(できれば経営者を含め)のトレーニングを積む。 e IT導入の効果を測定し、常に改定を加えられる体制を作る。 a〜d はIT導入の事前にすべきことである。 図面管理システムや営業情報システムのようなシステムを導入しさえすれば 当該企業の抱える問題が解決し、成果が上がるわけではない。 経営者、そしてIT導入の担当者は システム先にありきの発想から解き放たれなければならない。 情報システムを導入すればうまくいくだろうという淡い期待は幻想である。 仏作って魂入れずではいけない。 システム導入後も工夫を凝らしシステムを磨き上げていく姿勢が 自らを強い企業たらしめるのである。 |