初代の大鍋

 はじめ保管されている鍋の場所がわからず、「空港に展示してある説」と「ビッグウィング(イベントホール)にある説」の2つが有力と考えて、近いところのビッグウィングから捜したら、おおっ、ありました!(というより、転がってるという感じだったが...)

 いやあ〜っ、大きいですよ、こちらも。二代目の「鍋たろう」と比べて、ずいぶん地面に近いせいか、とにかく大きいです。まわりにあまり人が居なかったので、内部調査も含めて報告します。
(内部には、小石や落書きやらが結構あり、人がよく入ってるようす。でも、子供が入るというよりも鍋の大きさからして、中学生か高校生でしょうね。幼稚園児や小学生では、ちと、無理のようです。)


全体像です。

広場の隅で、少し掘ったところ(低い位置)に置いてあります。

 大きさを比べて下さい!

 モデルの「タロウ(ポロシャツの男)」は、178センチと、やや大きめの身長です。しかし、鍋はさすがにデカイ!

 注:鍋は最初から、斜めに傾けて設置されています。「タロウ」の重さのためではありません。

 


 「タロウ」が立っても、胸から下は隠れちゃいます。

 手前の「十字」に組まれた鉄材は、鍋全体を補強するために設置されているようです。

 屈んでもらいました。もう表からは見えません。。。

 覗き込んでいる先き(赤い指印)は、鍋に溜った水を抜くために開けられた「水抜き穴」です。直径は、12センチくらいです。一番深い(低い)位置に開けられています。

 そう言えば、鍋は水平ではなくて、傾いた状態で設置されていますから、当然ですね。

 足元や穴の周りにあるのは、「小石」です。多分、近所の子供が投げ入れたのでしょう。結構入ってました。内部は音が反響し易く、投げ入れて遊んでいるのでしょうね。

 

 内部の中央に、円板状の物があります。これで、固定しているようです。

 鍋を下から見た図。金属製のバールの用なもので固定されていました。鍋自体は石にのせてあるだけでなく、石と鍋の間にコンクリートが敷き詰められ、固定されているようです。

 


柄の取付部です

 固定されていました。内部調査で判った疑問点の一つです。よく見ると、柄には角度がついているのが分かります。

 内側と外側を比べて下さい。内側はボルトで固定され、外側は「飾り」のようすです。

 


 

ロゴマークの全体

 反対側のも同じマークが入ります。二代目鍋たろうのようなキャラクターマークはありません。

ロゴ(文字)のアップ部分

 単純なペイントではなくて、浮き出し文字になっています。これも発見のひとつです。

 


  • 鍋の材質について
    • アルミ鋳物(いもの)
    • 直径 5.6メートル
    • 深さ 1.5メートル
    • 重量 2.2トン
      • 初代は二代目鍋たろうより小さい作りです。
  • 芋煮会で使う三万食分の材料について
    • 里芋    3トン
    • 牛肉    1.2トン
    • 水     5トン
    • こんにゃく 3,500枚
    • ねぎ    3,500本
    • しょうゆ  700リットル
    • 砂糖    200キロ
    • 日本酒   63リットル(35升)
  • 使用する燃料について
    • 薪     6トン
    • 白炭    約8俵
      • 以上を用いて、約2時間で仕上げるそうです。
 

と今回はここまで。