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RULE of ROSE PS2
ルール オブ ローズ

プレイステーション2ソフト
ソニーコンピューターエンターテイメント(SCE)
2006年1月19日発売


■□わたしが考えるストーリー□■
 つじつまの合わぬことが多いが、サイコチックにウェンディーとジェニファーは同一人物、つまりは二重人格ではなかっただろうか、そんな観点でストーリーを考えてみた。

 1929年4月25日、少女は飛行船の事故で両親と記憶、そして薔薇の姫を失った。少女は孤児院にもらわれていくものの、新入りいじめはひどかった。
 たまに遊びに行く近所のグレゴリーおじさんはどこか狂っていた。がらくたを持って行くとお菓子と替えてくれるのだが、地下室のベッドの上に子供服が置いてあり、いつも何かに悩んでいるようだった。
 そして、グレゴリーの家はヘンゼルとグレーテルに出てくる魔女のお菓子の家のようだった。牢屋に子供を閉じこめ、スープにして食べてしまう。

 そんなとき、再び薔薇の姫が姿を現した。つらいとき、彼女を助けてくれる存在だ。薔薇の姫は窓から注ぐ太陽の光のように優しく暖かかった。薔薇の姫はウェンディーと名乗り、少女と奇妙な文通が始まった。囚われの身のあなたをそこから出してあげるわと。
 少女はブラウンと出会い、それが楽しみになった。だが、ウェンディーにとってはそれが許せなかった。少女と交わしたバラの誓い。1930年3月10日。ついに彼女は少女との決別を決意する。

 ウェンディーは密かに赤いクレヨンの貴族の階級を孤児院に浸透させていた。薔薇の姫の正体は誰も知らないが、子どもたちはその遊びに夢中になった。妖精の話し、ノライヌの話し、孤児院に奇っ怪な噂を広め、ついにブラウンを貢ぎ物に指定した。
 少女はウェンディーに対し、怒りを覚え、ウェンディーを消しにかかる。そのとき少女は自分の弱さに打ち勝ったことを確信し、自分がプリンセスとなったことを実感した。

 消されてしまう恐怖に襲われたウェンディーはグレゴリーを使って孤児院を襲撃。だが、ウェンディーは思い直し、少女との人格の融合を希望した。少女は屋根裏部屋に隠していた拳銃でグレゴリーを自殺に見せかけて射殺。
 少女は思い出に鍵をかけた。ウェンディーをこの孤児院から出さぬよう。もう二度と、もう一人の人格を呼び出してしまわぬように……。

 一方でクララはホフマンからベッドに誘われ、思い悩んだあげく、殺してしまった。それを隠すために、ホフマンの冊子に「孤児院から出て行く」という記述を書き加えた。
 妊娠してしまったクララは堕胎したかった。ウェンディーはメスを持って彼女のお腹を切り開くがクララは死んでしまう。
 マーサはウェンディーとグレゴリーの奇妙な行動について警察に手紙を宛てていた。その返信はウェンディーが隠していた。7通目の手紙を書いている途中、うっとうしくなったウェンディーはマーサまでも殺してしまう。
 遺体はグレゴリーの家の庭に。

 少女は初め、自分の名前さえも思い出せなかった。ウェンディーという人格が登場してから、みんなは少女がウェンディーだという名前だと思っていた。アマンダの日記にもホフマンの冊子にもジェニファーと名前が書かれていたことがなく、ホフマンの放送でも呼ばれたことがない。
 このゲームでの出来事は記憶と幻想が錯綜したイメージ。だからジェニファーとウェンディーの両方が存在している。

 少女は生き延びたが不意にあの忌々しい事件を思い出す。
 そう、それはいつも白いシャツを着た少年がもたらす。
 絵本を読んでよ、“ジェニファー”と……。

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