戦闘シーン Battle & Job
('86)ドラゴンクエスト |
- フロントビュー
- 自分の目の前にモンスターが現れるというような臨場感。画面切り替えはなく、マップに重なってウィンドウ表示される。1対1のタイマン勝負。
- レベルアップ
- モンスターを倒すことで経験値を獲得。経験値がたまるとレベルアップし、各種ステータスが上昇。覚える呪文は決まっていて、あるレベルに到達すると一つ一つ覚えていく。
- 戦闘で使えるアイテム
- 薬草、毒消し。あとは銀の竪琴と妖精の笛ぐらいしか使えない。その他の物は戦闘では使えないと表示されるのでターンを損することはない。
- 死亡時
- 城まで戻ってやり直しが出来る。でも、お金は半分に。
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('87)ドラゴンクエストII |
- 敵はグループで現れる。
- もちろん単体でも出現するが、多くは同一モンスターがいくつかの群となって現れる。プレイヤーはどのグループを攻撃するか選ぶ。同一モンスターにはABCと名付けられているので、どのモンスターに攻撃をし、どのモンスターが攻撃をしてきたかがわかる。
ただ、1つのグループを全滅させたあとも、味方がそのグループを攻撃するように選択していたらキャンセルとなってしまい、1ターン損をするので、多少の読みが必要になる。
戦闘に入るときは画面が切り替わる。背景がなくなり、真っ黒になった。
- 仲間の個性は固定
- 主人公は魔法が使えない戦士タイプ。サマルトリアの王子は攻撃はそこそこながら、回復系の呪文が得意。ムーンブルクの王女は力や体力はないが、攻撃系の魔法に長けている。I と同様、覚える呪文はそれぞれ決まっていて、あるレベルに到達すると一つ一つ覚えていく。
- 戦闘で使えるアイテム
- 武具をアイテムとして使えるが、効果がなくてもその行動をとるので、一度確かめた後はターンを損しないように注意が必要。
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('87)ファイナルファンタジー |
- サイドビュー
- 敵と味方が対峙している様子をプレイヤーが傍観できる。味方が攻撃するときは一歩前へ出るのでわかりやすいが、モンスターはアニメーションなしで、モンスター名だけメッセージ欄に表示されるので、同じ敵が複数出るとどいつが攻撃してきたのかまるでわからない。
隊列に関係なく攻撃できるが、4人の並び替えは可能で、後ろの者ほど攻撃を受けにくい。毒を受けたり死んでしまったりすると最後尾に回されてしまう。
- モンスターグラフィックから攻撃対象選択
- 出現したすべてのモンスターから一体(全体魔法は除く)を選択して攻撃。DQII 同様、仲間が攻撃してすでに対象を倒してしまった場合、そのターンが無効になってしまう。
- 命中率と回避率
- 命中率が上がると1度に攻撃する回数も増える。同じ攻撃力でも3回の攻撃と4回の攻撃では全然違うので、新しい武器を装備するときは攻撃力を取るか、命中率を取るか、実際に戦闘をしてみて決めた方がいい。
防具も同様で、防御力を取るか、敵からの攻撃をまぬがれる回避率を取るか、判断に迷う。
- 職業とクラスチェンジ
- 一番初めに主人公4人の職業(戦士・シーフ・モンク・白魔術士・黒魔術士・赤魔術士から選択)を決める。装備できる武具やステータス、使える魔法など職業によってことなる。あるイベントをクリアするとクラスチェンジ出来る。それぞれの上級職であるナイト・忍者・マスターモンク・白魔導士・黒魔導士・赤魔導士へ自動的にチェンジ。なんと2等身キャラから3等親のキャラへグラフィックもチェンジ。使いこなせる武器や魔法が増える。
- レベルアップ
- 経験値の獲得でキャラクターのレベルが上昇する。魔法が使えるキャラはレベルアップに応じて使える魔法の回数が増えていく。
- 白魔法と黒魔法
- 魔法は店で買って覚える。白魔法は白魔と、赤魔(ただし使える魔法回数は少なめ)、ナイト(レベル4まで)。黒魔法は黒魔と、赤魔(ただし使える魔法回数は少なめ)、忍者(レベル4まで)。魔法レベルが1〜8まであって、各レベル3つまで最大で24個覚えられる。MPではなく、各レベルごとに使用回数が定められていて、キャラクターのレベルが上がるごとに最大使用回数が増える。
どんなにレベルを上げても各レベルごとの使用回数の上限は9回だし、戦闘中はレイズ(蘇生)やストナ(石化を解く)が使えないなど、結構シビア。
- 戦闘で使えるアイテム
- コマンド選択に「くすり」があるが、これはポーションと毒消しのことでその他のアイテムは使えない。ただし、装備欄にあるもの(1人防具4つまで。武器4つまで)は戦闘中に道具として使える。なお、防具は「頭」「体」など固定されていないので、かぶと類をかぶっていても、「いやしのかぶと」を持たせておいて体力回復の道具として使える。
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('88)ドラゴンクエストIII |
- ルイーダの店・ダーマ神殿
- 主人公はゲーム開始直後、仲間を求めてルイーダの店へ。3人まで仲間をくわえることができ、職業(戦士・武道家・僧侶・魔法使い・商人)と性別を選び、名前をつけられる。ダーマ神殿にて彼ら(レベル20以上必須)は転職できる。それまでに覚えた呪文などはそのままだが、新しい職業でレベル1からのやり直しなので注意が必要。
「けんじゃのさとり」というアイテムがあれば特別に賢者へ転職できる。
- パーティアタック
- 眠り込んでしまった仲間をたたき起こすなど、味方への攻撃ができる。おもしろいシステムだと思ったのだが、FFIIであんな使い方をするとは。詳細は下記に。
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('88)ファイナルファンタジーII |
- 戦闘基本
- まずは前衛か後衛かを決める。後衛は弓か魔法のみ攻撃を受けるが、こちらも同様なので弓か魔法を熟練させなければならない。よって、敵は前2列しか攻撃できない(魔法攻撃除く)
4人の並び順は関係なくなった。
- 熟練度
- レベルや経験値はない。戦闘で武器や魔法を使っただけ、熟練度が上がっていき、攻撃回数が増えたり、魔法がより強力な物へとレベルアップしていくので自分好みのキャラに育てられる。
両手に違う種類の武器を持たせれば同時に熟練度を上げられる。だが、攻撃力は2つの武器の攻撃力を足したものではなく、利き腕に装備した方の攻撃力が反映される。
その他、打撃や魔法を受けることで回避率やHPが上昇していく。パーティアタックもできるので、HPを上げたいときは味方から攻撃を受けた方が手っ取り早い。
- 魔法
- 白魔法と黒魔法がある。店で魔法の本を買ってきて覚えるか、お宝として本をゲットする。ただし、どんな魔法も熟練度1からスタートなので、中盤手に入れた魔法は初めは役に立たず、せっせと熟練度上げに追われることに。
どのキャラでも白・黒両方を同時に覚えられる。単体がけ・全体がけどちらでも可能だが、全体魔法は1体に対する成功率や与えるダメージが少なくなる。MP消費となるが、MP量はその魔法の熟練度数になるので、熟練度が8ならMP消費も8。
毒、石化など状態変化を元に戻す魔法は、戦闘中に使用した場合、100%成功するわけではないのが痛い。
- お宝
- 戦闘終了後、モンスターがお宝を落としていくことがある。画面が切り替わって、アイテム欄に加えるか、捨てるか選択できる。お宝を落としていく確立は割と高く、中盤ぐらいからは持ちきれずにほとんど捨てるハメに。
- 戦闘で使えるアイテム
- まず、ステータス画面で装備出来るのは両手に持つ武器や盾。その他の防具類、そしてアイテムが2つ。このうち戦闘中に使えるのは両手に装備した武器、盾と、アイテム2つ。アイテムに武器を入れておけば武器を持ち替えたり、Aボタンを続けて2回押して選択し、道具として使うことができる。道具として使えない物は次へと進まないのでターンを損することはない。
もちろんポーションやその他の回復アイテム、魔法を封じ込めた「なんきょくのかぜ」などもアイテムとして装備していれば戦闘中に使える。
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('90)ドラゴンクエストIV |
- AI戦闘
- 1〜4章までは従来通りのコマンド入力。5章からは主人公以外はオートマチックとなる。「さくせん」で選んだ戦闘モードによって、仲間が自動的に攻撃する。呪文を使わせたくなかったり、逆にどんどん攻めてほしいときでもある程度までは要望に応えてくれる。
自分が選択した攻撃対象が倒れたとき、他のグループを攻撃するような臨機応変さはまだない。
- 仲間の個性は固定
- 主人公を含めた主要キャラは8名。それぞれ特色があって、魔法が使えない戦士型、回復・補助魔法型、攻撃魔法型、特殊攻撃型、オールマイティ型といったように、初めからタイプが決められている。レベルアップで魔法を覚えていくのはDQの基本だ。戦闘に参加できるのは4名まで。
- 戦闘で使えるアイテム
- 5章は自分の思い通りに仲間を動かせないので、ここぞというときに使いたいアイテム「せかいじゅのは」や「けんじゃのいし」などは主人公に持たせておいた方がよい。
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('90)ファイナルファンタジーIII |
- 戦闘基本
- 前衛と後衛の別があり、後衛は攻撃を受けにくい。よってこちらも一番後ろの列にいる敵を攻撃できるが、ミスが多くなるらしい。基本的に命中率があまり高くないのでムラがある。
II と違って武器の両手持ちはかなり有効。攻撃回数と攻撃力が格段に増える。盾の防御か、攻撃力か、またまた悩むところ。
- ジョブチェンジ
- クリスタルの光の力によってジョブチェンジが可能となる。戦闘をこなすことで得られるキャパシティというのがあって、それをいくらか消費して他のジョブへとチェンジできる。
一応、ジョブの熟練度というのがあるが、あまり意味がない。キャラのレベルそのものが魔法使用回数やジョブのクラスを決定づける。キャラレベル10で初めて黒魔導師になってもクラス3の魔法が使える。
最終的には22のジョブにチェンジできる。タマネギ剣士、戦士、モンク、白魔導師、黒魔導師、赤魔導師、ナイト、シーフ、狩人、学者、魔剣士、竜騎士、バイキング、空手家、吟遊詩人、幻術師、魔人、導師、魔界幻士、賢者、忍者。
白魔法と黒魔法は店で買って覚え、またアイテムに戻すことが出来る。召還魔法は特定のモンスターを倒すことでそのモンスターを召還できる。その他各ジョブの特技があり、攻撃方法は多彩。
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