旧塗膜の状態が良いもの。 |
サビの発生が無く、艶引けやチョーキング程度の痛み具合である場合は、釘締め、清掃、高圧洗浄を入念に行い、良く乾燥させてから塗装します。旧塗膜の状態が良いわけですので、上塗りは一回塗りでかまいません。もちろん二回塗りの方が耐久性がアップします。
もし、サビの発生が見られる屋根に一回塗りをした場合は、早ければ1年ほどで錆が出てしまいます。 |
旧塗膜にサビの発生や劣化塗膜(割れ・膨れ・剥がれ)がある場合。 |
サビの発生・割れ・膨れ・剥がれ等が見られる場合は、3種ケレンによりサビや劣化塗膜を除去し、釘締め、清掃、高圧洗浄を入念に行い、良く乾燥させてから塗装します。
まず、錆止めを下塗りするのですが、どんなにケレン・清掃を十分に行ってもサビを完全に取りきることは難しいので、多少高価であっても錆止め効果の優れた塗料を選びます。そして、希釈には十分注意し薄めすぎないようにします、一定以上の塗膜厚が確保されなければせっかくの錆止め効果も期待できなくなります。(波板トタンのケレンは、3種ケレンではなくワイヤブラシ等((4種ケレン)で済ませることが多いのが実状です、サビがあってもシッカリと、サビを押さえ込むことができる優れた塗料が必要です。
錆止め塗装後、上塗り一回塗りでもかまいませんが、やはり二回塗りした方が耐久性がアップします。 |
上塗り塗料の選択
塗装サイクルや予算に応じて選択します。下地処理・下塗りなどキチンと処理施工された屋根は、アクリル系塗料でも7年ほどの耐久性があります。遮熱塗料の使用は、かなりの効果(厚膜タイプの遮熱塗料を塗装した場合は、夏場の暑い時期に室内温度を5℃下げることが出来ます)が得られます。また、金属屋根用遮熱塗料は、厚膜タイプですので、防音効果で、風雨の音を和らげることが出来ます。 |
その他
屋根に穴があいていたり、シリコーンシーリングなどがあった場合。大きな穴はトタンの張り替えが必要となります、十円玉ぐらいな小さな穴でしたら、アルミテープなどで塞ぎます。シリコーンシーリング部にはペインター20を塗り、乾燥後下塗り・上塗りをします。 |