後書きと言う名の言い訳。作品読了後に読まれることをお薦めします。
はつこひ
(ほのぼの初恋)
会話だけは楽かもしれない、と、ある日思い立ったのでした。実は小さな矛盾、というか、つじつま合わないようなところがあると思うんですが。まあ大したことじゃない。私の予想ではあれは白い……。

水中眼鏡の夜
(ギャグ?)
今度は会話のないものにしよう、と思いました。元は受験生だったころ英語の時間に配られた薄っぺらいマーク問題の回答ページを破ったものの裏、に書いた一枚のイラスト、に付けた短い文章です。魚住会長の名前だけは『Kの葬列』の魚住さんから取りました。可愛いですよねあの人。

EDEN
(禁断の)
禁じられると燃え上がる話、というか困難があった方が思いは強くなるというか…なんというか。そうゆう話です。本当は大して好きじゃないのかもしれません。バニラが嫌いなのは私、いや、嫌いではないんですけど。甘いのは好きなんで。匂いだけなんて騙しだ!と思うのです。キャラメルとか、ストロベリーとか、味は甘くないフレーバーティーはちょっと嫌です。

宣誓!我々は…
(勘違い女)
『りりり』でも扱った「自分の書いた物について語るのって気持ちいいよね!」と言うテーマにもう一度取りくんで見ました。それでもってそんな目ぇ閉じて聞き入られたら自分の小説は素晴らしいものだと錯覚もしたくなるでしょう。佐藤さんでなくとも。しかし才能なんてそこら辺に転がっちゃいない。

ユリカ姫・愛の遍歴
(えすえむ→えすえふ)
短い話の場合、最近はいくつかの決まった名前の中から選ぶことが多く、ユウキとアキラが大量発生している模様。
片仮名か平仮名二三文字に田中とか山田とかのありふれた苗字をくっつけて。まあ適当に選んでいるとは言いながらも自分の中におぼろげながらその名前のイメージがある訳で。
ユリカのイメージはお姫様。もしくはお嬢様。……いや、奥様?ううん。既婚でもあくまでもお姫様。お姫様とは言っても清純なんかじゃない。民衆が飢えに苦しむ中爛れた生活を送る貴族、とか。謹直な夫が政治に奔走する中、年下の秘書と愉しむ若妻、とか。緩く巻いた髪とぽってりした唇。気だるげに横たわり組み換える脚の隙間から覗く白く柔らかな肌。他人の手によって綺麗に磨き上げられた爪で摘み上げる甘いお菓子。と、どこまでも続けられそうな気がする上に自分の想像力の貧困さが分かるのでここらでストップ。
ちなみに彼女がユリカです。念のため。

メルヒェン
(馬鹿)
主人公が無駄に明るい。無駄にうるさい。こんなやつが近くにいたらいやだ。
ただ、貶しまくっておきながら私の中でこの人の外見は結構可愛いです。おんなじ高校にいた、ぷっくりほっぺで色白でちっちゃくて茶色いショートカットが似合ってた女の子を思い出しながら書きました。

アイヲ囁ク
(怖いことは人それぞれ)
タイトルを片仮名にしたのはホラーっぽい感じにしてみようと思ったからです。
そう、当初はホラーを目指していたはずなのです。
無理でした。
同棲中?

わたしはあなたのおにんぎょう
(変態大集合)
主人公の名前をリカにしたところからタイトルがこうなりました。…が、複数の方から分かりにくいと言われた作品です。分かり、にくいでしょうか?分かりにくいような気もしてきました。ただ、その理由の中の一つに、リカと言う名前が主人公のものだと分からない。女の子の名前だと思う。とゆうのがあってそれはかなりショック。三角関係、じゃない、と思います。リカ君は片思いで本当は両想いなのに気付いていない二人に巻き込まれているんです。

月とミルク
顔も知らない
掲示板。留守番電話。机の落書き。文通。メール。伝言版。
手段はなんでも構いません。ファンタジーで水晶玉とかでもいいです。ちょっとづつおかしいんだけど、お互いにそれを指摘しない。あるいはおかしいと思っていないのかも知れない。冷たくて透明な、なんか綺麗な感じの話を目指していたはずです。
クラスで一番の(以下略)
(青春)
ホラーではありません。友情とコンプレックスの可愛い青春ものです。多分。
むかあし読んだホラー漫画に主人公の女の子が自分より成績の良い子の脳みそを食べる話がありました。そうすることで頭が良くなるはずなのです。
そこからです。と言うかどう考えても40キロ以上はあるだろうチョコレートを四人で食いきれるところがホラー?そう考えれば吐くのも当然です。

今日の良き日はお終いの日(一応)
(お金持ち)
タイトルに括弧第二段!
つまり、あれです。地味で特に良いところのない主人公が、ちょっと落ち込んだりコンプレックス抱えながら生きていて、自分よりも優れまくった相手に『君が必要だ!愛してる!』とか言われて幸せになる話。
読んだことあるでしょう?地味な男子高校生と御曹司の生徒会長!とか。若社長とかアイドルとか。あー主人公が主婦だったりすると別ジャンル?女子中学生とかなら少女漫画?
でもそうゆうのあんまり読んだことないかなあ。
まあいい。もう一つのテーマは、こっちもありがち。あの近未来風?核爆やら第三次大戦やらで色々と崩壊しちゃった世界のなかで、必至に生きる少年少女たちです。
路地裏とか繁華街とか麻薬とか売春とか喧嘩とかボスとかグループ抗争とか。あ、すとりーとちるどれん?
あの町の一番の不思議は札束携帯した美少女が襲われないことです。

りりり
(年上の人)
未だかつてここまでタイトルに凝らなかったことはないです。
自分の書いた物について語るのは気持ちいいのです。聞いてくれる相手がいて、おまけに相槌打ってくれればさらにいいし、その相手に何らかの形で好意を抱いていればもっといいです。
もう一つのテーマは『勢い』です。イキオイで死ぬ馬鹿。
誰だって口はすべるし、人と状況によっては手も足もすべる、と言うこと。

銀色の泉
(他力本願)
最初から最後が分かりきっている物を書こうと思いました。
例えば美少女の幽霊とあんまりパッとしない主人公が出てきて騙されて殺される、と言うよりは殺されちゃうんだろうなあと思いつつもそれを期待してる人。
幸せだ。