地産地消を基本とした「農林水産コミュニティービジネス」創出支援
1)新鮮野菜市場での販売
2)学校給食等への食材提供 4月〜3月 南越前町にて会員が活動しています。
3)農林水産物の付加価値商品開発 @梨の木オーナー制度
4)経営アグリビジネススクール(富山市 H17 10/4〜5)
5)全国過疎問題シンポジウム2005inとくしま(徳島県上勝町 H17 10/31〜11/2)
6)日本山村会議(新潟県朝日村奥三面・高根 H17 11/3〜6)
7)第34回日本有機農業研究会全国大会(千葉県館山市 H18 2/11〜12)
1)新鮮野菜市場での販売
@フードフェスタ等への参加
フードフェスタ(足羽川河川敷) 昨年の様子
2)学校給食等への食材提供 4月〜3月 南越前町にて会員が活動しています。
2006年1月3日(火) 読売新聞
南条地産地消だより 第12号
南条地産地消の会
平成17年11月25日発行
1・地元産コシヒカリ100%の米飯給食が実現!!
平成18年度から(H18年4月より)町内幼稚園2園、小学校4校、中学校3校の学校給食の米飯全量を、南越前町産のコシヒカリ100%で賄うことが決まりました。
本件に関しては、本号11号でふれましたが、その後町教育委員会、町農林水産課、JA越前たけふ南条支店と本会で詰めを行い、町長の積極的なご指導もいただき、10月の臨時町議会で決議されたものです。子供たちが日本人の主食・米の本当の味を知って欲しいものです。
具体的には、町とJA間で契約を結び、JAの低温倉庫に貯蔵している玄米を、定期的に精米し、学校に配送することになります。米の生産は、南条・今庄地区の稲作専業農家の組織が受け持ち、出荷者を決め、順番に出荷することになります。従っていわゆる顔の見える生産・出荷になるわけです。量的には極めて大まかになりますが、年間300俵前後の供給になりそうです。
コシヒカリの学校給食への供給については、これまでも会員の中から要望があったのですが、町の政策として価格アップ分を保護者に負担をかけない配慮をすること、大型農家の育成を図ること等、さらにはJAの集出荷対応なども勘案の上実現しました。従って直接会員の中からの供給にならない点につきましては、ご理解をいただきたいと思います。今後も広い視野からの地産地消運動の取り組みとご理解をお願いします。
2.9〜10月の供給概要
9月が9回3品目267Kg、10月が14回3品目387・5Kg、他に保育所で2品目34Kgとなりました。昨年は9月が同様に15回3品目626Kg、10月が12回3品目446Kgとなっています。ただ9月にはピーマンの注文も2回いただいたのですが、成育のズレから対応できなかったことと、10月にはさつまいもの注文を2回受けていましたが、これは学校農 園で積れたもので対応することになりキャンセル。しかし、これはむしろ喜ばしいこと。食に農にむしろ学校が積極的に係わって欲しいと思います。
保育所の2品目のうち1品目は「ひらたねなし」の柿です。南条で特産化されつつある柿を今年も要望に応えていただき、2回供給しました。1品目は「赤ずいき」、これは急な注文ではありましたが、なんとか対応できました。どんなものでも供給食材になるものですね。それにつけても、出荷を予定していて、出荷割り当ての少なかった会員の方には申し訳ありません。
3.学校給食の残渣(ざんさ)活用の有機肥料について
南条小学校が新築される際に、新しく設置された施設の−つが食材残渣を−時貯蔵し、一次発酵させる施設であることは、知る人も多いと思います。
この残渣を利用した有機肥料の利用については、計画の段階から町教育委員会から依頼を受けていました。循環型の農業にはむしろ歓迎するところですが、その第1回目が8月末に福井の業者から約20Kg入りのもの22袋が学校を介して届けられました。
肥料の成分も分からないので扱いに苦慮したのですが、@まずは冬季にむけてハウスなどで使用できる役員の人を中心に試験的に使用するA本来無料ですが成分分析のための費用を若干負担することとしました。そして一方で県経済連の土壌分析センターで成分分析を行いました。分析の結果成分含有率は窒素3.6%、燐酸1.97%、加里1.8%でした。但し次のコメントがありました。@肥料が不熟であることA肥料化するのにオガクズが混入されており、更に肥料として成熟させると窒素成分は少なくなることが予想されるとのことでした。また使用した役員の方からも@肥料が不熟なためハウスの中でカビが生えてきたA不熟なため臭いが強いなどの意見がありました。
さらに業者から荷受けした後に、会員の方が無料で自由に使えるわけですが@どこに肥料を保管するのか(臭いので保管場所が問題)Aどんな方法で会員の方が持ち帰り使用したらいいのかなどなど、今後の課題もありますので、さらに検討を進めたいと思います。
一後記−
(1)家の光の雑誌「地上」に農民作家の山下惣−さんの一文が載っていた。
それは、奄美出身の横網「朝潮」との対談のこと。「島へ帰るたびに毎日釣りに出かける横綱に、村の人達が問う。『あなたはどんな高級な刺身でも食える身分なのに、どうして毎日釣りに行くのか?』横網答えていわく、『刺身は引かん!』と。刺身にはあの釣りをするときの胸をときめかす「当たり」が何も無いというのだ。そして山下氏は続けて述べている。「すべてが賃労働化し、カネが無lナれば身動きすらできない世にあって、そうでない部分、経済性を超えた価値を保っている分野が農業の『労働』ではない『仕事』の部分である」と。
チヨット理屈っぽくなるが、要は農業にこそ「刺身は引かん!」という部分があるのではないかと問いたいのが、山下氏の言いたいところ。さてさて皆さんはどう思いなるけの?
3)農林水産物の付加価値商品開発
@梨の木オーナー制度 平成17年11月〜平成18年9月
坂井北部丘陵地(三国町池上)
※坂井北部丘陵地は福井県で最大の梨(ナシ)の産地です。その梨園が毎年、家族労働の不足、高齢化等の理由で廃園が続出しています。今回、樹齢15〜20年の一番果実が生り盛りの梨の木、4ヘクタールで100本が伐採されようとしています。そこで、「梨の木オーナー」の募集を検討しています。ご意見などよろしくおねがいします。
枝を切り、廃園になった梨園 整備されている梨園
「梨の木オーナー体験事業」が始まりました。詳細はこちら
※詳しい内容については下記にお問い合わせください。
NPO法人 農と地域のふれあいネットワーク TEL/FAX 0776-52-8765
E-mail:nou-net@mx3.fctv.ne.jp
4)経営アグリビジネススクール(富山市 H17 10/4〜5)
富山会場研修カリキュラム
経営アグリビジネス実践コース(A・B講座)事例研究1
『農事組合法人松永うの花農園における
集落営農法人の複合化によるアグリビジネスの実践』
(農)松永うの花農園 代表理事 中山 是氏
事例研究2
「JA高岡女性部(地場野菜直売振興事業本部花き部会)のおける
地産地消ネットワークの確立によるアグリビジネスの実践』
JA高岡 総合企画部 組織広報課 課長 浦上 節子氏
ディスカッション
事例報告講師、コーディネーターと受講者によるディスカッション(討論)
コーディネーター:名古屋学院大学 大学院経営政策教授 商学部教授 秋元 浩一氏
現地研修1
『みずほ農場株式会社における稲作と園芸による
複合経営の企業化を目指したアグリビジネスの実践』
みずほ農場(株)代表取締役社長 笹嶋 賢一氏
現地研修2
『清都農園における高付加価値
(チューリップの切花)球根栽培によるアグリビジネスの実践』
清都農園 代表(富山県花卉球根農協組合長) 清都 和文氏
5)全国過疎問題シンポジウム2005inとくしま(徳島県上勝町 H17 10/31〜11/2)
6)日本山村会議(新潟県朝日村奥三面・高根 H17 11/3〜6)
日程とプログラム 1日目 2日目 3日目 4日目 11月3日(木・祭日) 11月4日(金) 11月5日(土) 11月6日(土) 7:30
朝食(みどりの里・食堂)
8:30
奥三面ダム見学出発
≪現地案内≫
小池善茂(三面説明)
富樫秀之(考古説明)
10:30
終了・移動7:30
朝食(各家にて)
8:30
区民会館集合
9:00
高根の現状について
遠山可冬
(実行委員長・高根区長)ほ力、
11:00
フィールドウークの説明
グループことの自己紹介7:30
朝食(区民会館)
8:30 片付け
9:00
グループことの発表
10:30
デイスカッション13:00
開場・受付
奥三面歴史交流館・自由見学
14:00
開会 村長挨拶ほか
14:15
映酉「越後典三面一
山に生かされた日々」
上映
16:50
上映終了・休憩
17:00
パネルディスカッション
姫田忠義
(民族文化映像研究所長)
小池善茂
(元三面在住)
本間岩一郎
(岩崩前区長)
≪コーディネーター≫
赤羽正春
(民俗研究者)12:30
食の文化祭
(区民会館)
13:30
高根を語る
相馬八郎
(高根フロンティアクラブ会長)
遠山紀子
(婦人会)
相馬ミヨシ
(鳴海会)
≪コーディネーター≫
結城登美雄
(民俗研究者)
15:00
民泊の資料配布と説明
15:30
高根集落をあるく・みる
棚田一旧小学校、お宮、
お寺一区民芸館
各自、宿泊するお宅に
移動12:00
昼食(区民会館)
13:00
テーマことのフィールド
ワーク
(か農業と水利
A食と狩猟・漁労・採取
B共有林と林業・炭焼き
C年中行事と祭り
D仕事と稼ぎ
Eムラの仕組みと人の一生12:30
閉会 実行委員長挨拶ほか
12:40
アンケート記入
13:00
昼食(区民会館)
13:40
村上駅行き
マイクロバス出発
(村上駅14:30竃予定)18:00
終了
「みどりの里」へ移動
18:45
「またぎの家」にて
交流会
三面の人に聞<
≪コーディネーター≫
田口洋美
(東北芸術工科大学教授)
21:00
入浴・就寝18:00
夕食(各家にて)
19:00
お世話になる家の方に
話を聞く
21:00
入浴・就寝18:00
夕食(区民会館)
19:00
フィールドワークの
まとめ作業
@〜B 旧小学校
C〜E 区民会館
22:00
就寝
7)第34回日本有機農業研究会全国大会(千葉県館山市・三芳村 H18 2/11〜12)
大会アピール
アピール文を読む
八代弘樹さん農の原点から未来を見つめる ここ千葉県三芳射で始まった一つの有機農業運動は、今日まで三十年余りにわたり続いてきました。それは、つくる人と食べる人とのつながりが、ただ物のやり取りという関係ではなかったからです。私たちは、いのちの糧としての生産を自覚し、それを届け、また、季節のものを食べる伝統的な食生活を続けながら、人と人との信頼を培い、喜びと苦労を分かち合ってきました。
そのような産哨渡携の椅神は、人をだましてまでも利を得ようとする現代社会の歪みを正そうとするための鵡針ともなり、鼻の豊かさに通じると信じます。
私たちが巨=旨すのは、人と人との信頼に暴き、環境を守り、いのちの経としての食べものを得ようとする有機農業です。このように、つくる人と食べる人が共に農業や人間らしい暮らしを考えるというつながりは、親子や対立とは相反するものであり、これが広がることは、子どもたちの未来に平和をもたらすことにもつながるでしょう。
私たちはここに、有磯農業は、いのちの糧としての食べものを育て、人と人との信頼を培い、農村や農業を卑生し、人間性の回復と共に、平和に寄与するものであることを確慈し、これが国の基礎に据えられることを強く願い、大倉アピールといたします。
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