精肉工場シーン




マーフィーと工場長が会話するシーンはマーフの魅力全開で、カットされたのが実に 残念です。Deleted scenes には英語字幕がありませんので、私に分かる範囲で セリフの解説をしたいと思います。


2人はレズの雇用について話していますが、工場長の説明によると、怒れる大デブの レズビアンを雇ったら、他の怒れる大デブのレズビアン・グループの連中も権利を侵害 されてると思わないでくれるだろう、という工場のイメージ・アップ(!?)のようなもので、 マーフは「政治的公正(politically correct)ってやつだね。いいことだ」と返します。



工場長:「お前は半分もわかっちゃいない。あいつらのせいで閉鎖もありうるぞ。奴らときたら、
     どんなことでも裁判沙汰にするからな。強迫されたの、精神的苦痛だの、何だのって」
    (だから最後にマーフがおばさんを殴り倒したのは、ひっじょーにマズイのです
    → まさに Oh, shit!!)
マーフ:「ここがデブのレズを雇うんだったら、何でおやっさんのママを呼ばないの?」(ひでえ)
    (腹をぺしっ、ハゲをぺんぺんっ! ←かわいー♪ でもヒドイ)
工場長:「Go f*ck yourself, Murphy」(← これは訳せないですね…)

 (マーフィー、ばんざ〜いの仕草 → へいへい〜、という感じでしょうか…)


さて、「親指のルール」の後のコナーのジョークは単にローズおばさんを怒らせるため だけで、決して面白いものではありません。

兄:「よお、マーフ。電球をはめるのにレズが何人要ると思う?」
弟:「さあ… 何人?」(←ヤバそうな雰囲気を感じて、あまり乗り気ではなさそうなところに注目)
兄:「2人さ。 1人は本当に電球をはめて、もう1人のちっこいレズは俺の f**king c**k を
  しゃぶる役さ! ギャーハッハッハッ! 俺が監督してるあいだにな!」
弟:「ははは…」(力なく一応笑う → もう自分だけイイ子ぶりっ子ね♪)


それで、どこがオチかというと、オチはないんだと思います。
実にたくさんの英語のジョークが 「〜〜をするのに○○が何人/何コ要ると思う?」と いう風に始まるので、単にレズと c**k という言葉を入れて、ローズさんの感情を 逆なでしているのではないかと…

これではタ●を蹴られても文句は言えないでしょう…。女性を尊敬すること覚えて ください、
お兄さま。

しかし、コナーに駆け寄る女2人はなんなの?(しなしなと寄り添うあたり、日頃から 熱を上げてると見た) ローズおばさんとは違う意味で、「こら〜ッ 立ち上がれよッ」と言いたい!(^^;)


また、最後にマーフィーの声で "Well," と言ったところで切れていますが何と言ったので しょうか? 監督がコメンタリーでちょっと説明していて、ローズおばさんは首に "Untouched by man" (男に触られたことはねえ)とイレズミしてますが、マーフィーが顔ぶん殴ったので、


マーフ: Well, I guess you should change that tattoo, now.
     (これで、そのイレズミ変えなきゃいけないね)

と言ったみたいです。それにしても荒っぽい聖人ですねえ…





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