潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎は大腸に潰瘍やびらんを形成する原因不明の慢性炎症性腸疾患です。
20歳代に発生しやすく下痢や血便を主症状とする疾患です。
緩解と増悪を繰り返す。罹患部位は大腸に限局します。
発症年齢は20歳代が約1/3を占めていますがあらゆる年齢で発症します。
原因は不明であるが大腸粘膜での免疫機構の破綻ではないかと考えれています。
症状としては粘血便、下痢、腹痛、発熱、体重減少などがみられます。
病期による分類
活動期 血便があり、内視鏡的に血管透見像の消失、易出血性、びらんまたは潰瘍を認める。
緩解期 血便が消失し、内視鏡的に活動期の所見が消失し、血管透見像が出現する。
中国医学では
活動期 湿熱内蘊型
気滞血瘀型
緩解期 脾胃虚弱型
脾腎陽虚型
肝鬱脾虚型
陰血欠虚型
各タイプによって鍼灸の施術は変わります。
病変範囲の分類
直腸炎型
遠位大腸炎型
左側大腸炎型
全大腸炎型
中国では潰瘍性大腸炎のことを潰瘍性結腸炎と呼んでいます。
当院は鍼灸+レーザー療法+ソーマダインで対応します。
鍼灸療法
鍼灸施術の検査
脈診(東洋医学的検査)
経絡の変動を診ます。
経絡測定器による経絡の検査
当院が長年使用している測定器です。(下の写真)
0.5Vの電圧で測定します。
経絡の異常があれば、レーザーを照射して
経絡調整をします。(良導絡ではありません。)
東洋医学的に考えると
経絡の歪が要因のひとつであるため
経絡の調整が必要です。
舌診(東洋医学的検査)
臓腑の異常を診ます。
病態に合わせて治療法を選択します。
中国の文献などでG6805-2の電気針を使用する治験があります。
この治療器は国内では流通していません。
出来るだけ治療効果を上げたい想いで海外から購入しています。
耳針療法 活動期・緩解期によって施術部位を選択します。
耳のツボは探索器を使用します。反応点に施術します。
反応点は臓腑などの機能低下の時に現れます。
耳の検査器(フランス製)
1)安全で無痛のレーザー治療
当院のレーザー
星状神経節近傍レーザー照射は消化器疾患にも効果があるといわれています。
全身の倦怠感や頭痛にも対応できます。
レーザーは無痛です。
星状神経節近傍レーザー照射は交感神経の過緊張状態を改善する効果があります。
交感神経の緊張を緩めることで疾病から派生する症状の改善を促します。
潰瘍性大腸炎 特殊レーザー療法(下腹部がぽかぽかしてきます。)
2)ソーマダイン:
微弱電流ですので無痛に近く気持ちがよくて寝てしまう方もおられます。
痛みの軽減や運動制限の改善に効果を発揮します。
ソーマダインの初期タイプは450万円もしました。
今も高額医療機器ですがそれだけの価値のある器械です。
ソーマダインの効果
ソーマダイン
脳がストレスを感じているときの脳は図のように13Hz以上のベーター波が出ています。
この状態を改善するため
ソーマダインでは全身のリラックスのために四肢に通電することがあります。
無痛で気持ちがいいです。寝てしまう方もおられます。
漫画ソーマダイン
吸い玉療法(カッピング療法)
中国では潰瘍性大腸炎にも使用されています。
昔から世界中で行われている療法です。
吸い玉のあとがすぐに消えない方もおられます。
吸い玉のあとが1,2週間ぐらい残る人もあれば、すぐに消える方もおられます。
(希望者のみ)
施術費4000円
肩こりなど他の疾患がある場合は追加料金(500円~2000円)が発生します。
京都市右京区常盤下田町12-3 山根はり灸整骨院
(075)872-2877