<今年はダメかも?J1残留編その1

2002.7.20 Jリーグ ディビジョン1 1stステージ第10節
対浦和レッドダイヤモンズ戦
(国立霞ヶ丘陸上競技場)
今年の観戦記の通年タイトルをいろいろ考えていたのですが、結局こんな自虐的なタイトルになってしまいました(涙)。
今年は「浦和戦だけはアウェイ遠征するまい」と思っていました。すでに2年続けて浦和戦には遠征していること、そして一昨年受けた浦和サポーターの特大ブーイングなどの大アウェイの感動?が去年は全く感じられなかったことが理由でした。ところがいざJ1日程が発表になったら、なんと浦和戦が
コンサ初の国立開催になっているではあ〜りませんか!(古) 日本サッカー界の聖地である国立での開催に行かない手はない!!というわけで、3年連続レッズとのアウェイ戦に望むことになってしまいました。
さて当日。小雨の降る、やや肌寒い中、毎度のことながらなおし家→りおん家→うめ家ルートで千歳入り。これまた恒例の搭乗前の儀式(要するに
ビールで乾杯)を済ませ、とっとと飛行機へ。今回は3人ともJALのマイレージ特典航空券での移動となり、席はバラバラ。でも、早めに予約をしたこともあり、すっごく久しぶりに日中の飛行機なのに窓側(その上太平洋側)をゲットし、眼下の風景を楽しみました。
まずは仙台付近上空を通過中に発見した宮城スタジアム(左下)と仙台スタジアム(右下)。

さらに関東近づいたら、遠く微かにカシマスタジアムも見えました。 
すんません。かなり判りにくいです、この写真。
そうしてわいわいとやっているうちに無事羽田に着陸。飛行機からボーディングブリッジに渡った瞬間、
「もぁ〜〜〜」とした空気が私を包む。例えていうならエアコンの室外機の前に立たされているような蒸し暑さだ。考えてみたら、この真夏の時期に東京に来たのは20年ぶり。20年前といえば、まだ俺も厨房のころ。どんなに暑くても外で遊んだりしたものだが、そんな体力がない今となっては、かなりつらい気候だ。とりあえずりおんさんとはここで一旦別れて、私とうめちゃんはホテルへ荷物を置きに移動。渋谷の駅に到着し、駅からホテルまで歩いて移動したが、この蒸し暑さに加えてこの日はピーカン。日差しもジリジリ降り注いでいる。ホテルに無事到着後、荷物を預けて出発!の前に、このホテルのおしぼり無料サービス&エビアン無料サービスで暑さ対策をしっかり取って出発!(余談:そんなに立派なホテルではありませんが、真夏のこの時期、エビアンとおしぼりはすごい助かりました。ありがとう!シャンピアホテル青山さん!)
さて、ホテルを出発したがこの暑さに参っていた私たちは、まず昼飯を取ろうということになり、暑さ対策の為「カレー」を食べることにしました。たまたまホテルの近くに「青山カレー倶楽部」なんていうお洒落なカレー屋さんがあったので早速ご賞味。ん、なかなか美味。大盛り頼んだらちょっと多かったかも。お腹も一杯になったし、暑くて外を歩いたり、公共交通機関を利用するのもおっくうになった私たちは、早速タクシーをゲット(このために国立から近いホテルにしたという話もある^^;)して国立競技場入り。アウェイ側入口に向かうと、列はあるけど人はいない。それもそのはず、
入場ゲート前には一切日陰はない。近くの様子を見て歩くと、競技場の代々木門前の木陰にコンササポが鈴なりになっていた(笑)。

この写真でみる限り人はまばらだが、実はこの写真を撮った私の横にはコンササポが2列縦隊くらいで木陰に避難していました(笑)。今日も元気に長いズボンを履いてきた私だったが、流石に我慢の限界だったんで、半そで短パンになりました。くどいようですが東京全体がエアコンの室外機状態だったので避難する場所がありません。ビールを飲み始めたらグイグイ飲まないと、だらだら飲んでたらあっという間にぬるくて飲めなくなるし、氷もあっという間に水に変化するし、普段、こういう天気なら「ビールがうま〜〜〜い!」などと言ってガバガバ飲んでいるところですが、今日ばかりはそんなことをしていたら体力が奪われること請け合い。ひたすら水かスポーツドリンクで渇きを潤していました。
 さて、そうこうしているうちに午後の4時。開門時間となりました。ゲートをくぐり、相変わらず厳しい荷物検査を受け、チケットをちぎってもらい競技場へ。ダンマクとフラッグの場所取りもあるので、普段なら遠慮しがちに小走りでスタンドまで行くんですが、何せ体力を奪われっぱなし。それは回りの人もみんな同じなので競争が起きず平和でしたが(笑)。フラッグの場所を確保し、横断幕を貼りに行き、やっと一息。
↑国立競技場代々木門。
国立のアウェイ側ゴール裏のスタンド席は夕方になるとメインスタンドのひさしの陰になり、だいぶ涼しくなります。これでやっとビールが美味しく飲める位の気候になってきたので、早速売店へ直行。ビールを買い、かんぱ〜〜〜〜い!! ・・・・・・。ぬるい。ビールが全然冷えていない。アウェイ側の売店だけこんな有様なのか?まさか、アウェイの洗礼??(笑)というわけで飲めるものがまともにないので再びお茶などのソフトドリンク路線に変更。もしかすると今までのサッカー観戦歴の中で一番酒量が少ない試合だったかも(笑)。
さて、肝心の試合。開始8分、中央で山瀬から右サイドへ鬼パスが出て、オフサイドギリギリで酒井が飛び出しタイミングを見計らって上げたセンタリング小倉の頭にドンピシャ!!で、早くも先制!!あまりに
早すぎで写真もとれやしねぇ(笑)。っていうか、試合展開的にも早すぎるなぁと思っていたら、案の定、前半28分にエメルソンの一人ブッチギリカウンターで同点に。このとき和波が反則覚悟で止めていたら・・・、なんて声を耳にするが、私はあれでよかった、いやよくはないけど仕方ないと思う。あの場面で反則で止めていたら間違いなく「決定的な得点の機会を阻止」ってことで赤紙もらってましたよ。前半28分で赤紙もらっていたら、あの試合コンサはボロボロだったと思います。したがってあのエメルソンの得点は交通事故みたいなもんでしょうがないと割り切るしかないですよ。むしろ問題なのは、この後得点のにおいがほとんどしなくなってしまったことじゃないですかねぇ。特に後半に入ってからのオグ。トリッキーすぎるパスでチャンスをつぶし、折角中盤から前のスペースへボールが出たのに走りこまない(思わずゴール裏から「オグ!走れよオマエ!」とか叫んでしまいました)。前線からプレスをかけて守備をしない、じゃウチのチームのFWとしては失格じゃないの?しかもそれがタテの試合展開が見づらいゴール裏に居る俺らから指摘されるくらい顕著ってのはねぇ・・・。というわけで何とか90分間凌ぎきったものの、延長で一瞬の隙を突かれVゴール負け。負けたものの、浦和との実力差はそんなになかったのではないかと思う。強いて差をあげれば、スピード+決定力が高いFWが浦和には居て、ウチには居なかったってことじゃないでしょうか・・・。
と、頭ではわかっていることでしたが、流石にぐったり。結局荷物を片付けてホテルへ戻り、うめちゃんと2人で居酒屋で酒かっくらってホテルに戻って寝ちゃいましたよっ!
普段の遠征なら、次の日に必ず他のサッカーの試合を見に行くのですが、今回は気力もない上に、唯一見れる可能性があったJFLの国士舘vsYKKに行って、
国士舘に戻ったT2Gでもおちょくってくるか!などというささやかな楽しみもあったのですが、当日T2Gは大学選手権の方に行ってるらしく、JFLには居ないことが判り、とっとと札幌に帰りました。
あまりにとっとと帰ってきたため、関係各方面にお土産を買うのを忘れてしまい、会社関係者には国立まで行ったことはナイショにしていますので、この観戦記はあまり広めないように(笑)。


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