仏様になれるって、どうして?

      それはね、みんな仏の子供だから。
         
            仏の種をもともと持って人間に生まれて来たから。

  
でも、とてもそうは思えない、悪い人もいるよ。そういうひとでも、仏様の子供なの?

      そうだよ、みんな仏様の子供なんだよ。
          
            みんな、いろいろな心をもっているの。
              
                怒ったり,「こんちくしょう」と思ったり、他の人をうらやましがったり、でも、優しい時もあるでしょ?
        
                         それが、仏様の心をもっている証拠なの。
          
                                 そして みんな、自由で豊かで、病気をしないで、平和に楽しく暮らしたいと思ってるでしょう?
                 それは仏様の心なの
                     
                   誰でも、仏様の心をもっているの。


でも、仏様っているの?

        いるんだよ。インドのお釈迦様。
          
             お釈迦様が、仏になった世界でただ一人の人で、あとにも先にも仏になった人はいないの。


「大日如来」とか「阿弥陀如来」というのは、なんなの?ほとけさまでしょ?

        それは、お釈迦様の作られた、お話の中の「ほとけさま」なんだ。だから、実際にはいないんだよ。
              
           いるのは、シッダルダのみ。シッダルダが悟りを開いて仏様になった人。
                 
                   お釈迦様は、みんなにも自分と同じように、幸せになってもらいたいの。
             
                  ずっと、ずう〜っと、そう思っていらしたんだって。
               
                     それが仏様(お釈迦様)の願いなんだよ。

インドのお釈迦様なら、死んじゃったんだから、もういないの?

          そう。
           だけどそうじゃない。

どういうこと? わからない・・・

          それはね、お経に書いてある。

なんていうお経なの?

          それは『妙法蓮華経』というお経だよ。                   
            
             お釈迦様の説かれたお経は、みな真理で正しいのだけれど、中でも一番大事なお経が『妙法蓮華経』なんだよ。
 
                『妙法蓮華経』つまり『法華経』で、はじめてお釈迦様が、死んだけれど、実は死んでいない。
 
                   永遠の命の中にいるんだと、おっしゃってるよ。


それはどういうことなの?

            考えてごらん。みんな、自分の身体は自分の物だと思っているけれど、そうじゃないんだよ。

                お父さん、お母さんの命を引き継いでいるもの。頂いた身体でしょう?

                    この骨も肉も。流れている血は、ずっと永遠に過去の人たちから引きつながれて、
                    
                           今の自分にあるんだから。
   

そうだね!すごいことだよね!!     

(つづく・・・・次は、ほとけさまってなんなのか?ほとけさまになるってどういうことなのか?  
についてのお話ですが、「仏教について」・「日蓮聖人御遺文」をみてください。
教え等にだんだんに触れていきたいと思います。)

                                 
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