地域によっては10.5(じゅってんご)とも呼ばれる。
プレーヤーは2人以上であれば、5人6人でも可能であるが、普通は4人くらいまで。
各自、1万点づつ持ったあと、全牌を使って通常の麻雀と同様に壁牌を作る。
全員、場代として百点を供託した後、ジャンケンで先攻/攻牌を決める(プレーヤーが3人以上の場合は、左回りとする。)。
先攻は自分の前の壁牌右端より上下の2枚を取得し、自分だけに見えるように合計数を確認する(数牌の数字はそのまま。字牌は0.5として計算する)。
2枚の合計数が10.5以下なら、更にあと3枚まで取得できる(1回1枚、合計5枚で打ち止め)。何枚の段階であろうと合計数が良い数字だと思ったら「止め」を宣言しても良い。最低3枚の段階で合計数が10.5ぴったりとなり得る。この場合、その時点で「止め」を宣言する。
何枚の段階であろうと、合計数が10.5以上であればパ
ンクとなり、それ以上、牌を取得できないパ
ンクした時点で「止め」を宣言し、次席者の取牌を促す(パ
ンクを公表する必要はない)。先攻が「止め」を宣言したら、次順位者が同様な取牌をする。
全員の取牌が終了したら、親は降りるか賭けをアップするか選択する。親が降りれば次席者が親になる。アップするならその分を供託する。アップ額は500点を限度とする(アップ額に上限を設けないとゲームにならない)。この500点は一度にアップしても良いし、順次アップしても良い。またアップしておいて、途中で降りてもよい。
1人を残して他のゲーム者が降りれば、残ったプレーヤーは場代だけ取得する。賭けが一段落し、複数が残れば互いに手を公開する。10.5に一番近いゲーム者が勝ち。同点は引き分け。パンクはすべて負けとなる。
3枚で10.5ピッタリであれば、場に供託された相手の点数の3倍を取得する。これが4枚なら4倍付け、5枚なら5倍付けとなる。また5枚で5以下も5倍付け(これを「老け」という)となる。同じ10.5なら枚数の多い方が勝ち。
単なる老けと5枚の10.5は同格、ただし字一色(風牌と三元牌)は10倍付け、大四喜(風牌のみ)は20倍付け、大三元(三元牌のみ)は30倍付けで10.5より上。
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