ゲームの成績は、そのゲームによってさまざまな面が評価の対象になっている。たとえば野球のバッターでいえばホームラン数、打率、打点に出塁率、長打率に得点率など。ゴルフならパーオン率にアンダーパー率、ベストテン率。これらの数字は、いずれもプレーヤーのレベルを表す。
野球でいえば、ホームラン数や長打率が高いのはパワーヒッター。打率、出塁率が高いのは巧打者。打点が高いのは、ここ一番のチャンスヒッターであることを示す。。
ゴルフでいえば、パーオン率が高いのはステディなプレーヤー。ベストテン率やアンダーパー率が高いのは、安定的な実力者であることを示す。いずれもプレーヤーの実力を示すものとして、重要な指標(バロメーター)となっている。
しかしパーオン率やベストテン率は重要な数値であるが、それはゲームの目的ではない。ゲームの目的は、基本的に勝敗を争うところにある。アンダーパー率やベストテン率が高いのは大いに結構ではあるけれど、勝たなければなんともならない。
もちろん現実にアンダーパー率やベストテン率が低いプレーヤーが勝利する可能性はかなり低い。しかし可能性がいくら低くても勝てば官軍。文句があるか。(笑) あくまでアンダーパー率やベストテン率は、プレーヤーの実力の一面を示す数値に過ぎないのだ。
例によって前置きが長くなったが、純麻雀では、勝率、順位率、プラス率の3数値を評価の対象としている。そこでその3種が、いずれもゲームの目的の一つと捉えられがち。
しかしゲームの目的はあくまで勝つこと。勝つというのは、そのゲームでトップ=1位になること。ゴルフ的に云うと、麻雀の順位率はベストテン率、プラス率はアンダーパー率。いずれもプレーヤーの実力のバロメーターに過ぎない。
なにせトップには、順位率だろうが連帯率だろうがプラス率だろうが、すべての数値の最高の成績がが含まれている。いわば数値の三冠王なのである。
#ゴルフは72を0基準としてプラスマイナスで表現する。スコア(点数)が70なら2アンダー(−2)。麻雀と反対で、マイナスが大きいほど良い成績。
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