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     (17)プロr理論....


今月号(02.12)のプロ麻雀に載っていた「何切る」。
東の2局6巡目マイナス千点の北家の手

五萬五萬六萬六萬七萬二筒二筒二筒四筒四筒五筒五索六索 ドラ四筒  ツモ六筒

 別に二筒 四筒 七萬、何切ってもいい。といってもまぁ一般的には五萬六萬 五筒六筒 五索六索 の6枚から。

 で、問題はなぜここに五筒が残っているのかということ。
 この手は六筒ではなく四萬七萬四索七索をツモったならば、いずれにしても五筒切りとなる。つまり五筒は或る意味、不要牌。しかしこのプレーヤー(もちろん架空のプレーヤーだが)は、前巡に五筒を残して何か裏向きを切っている。

 そこで考えられるのが、裏向きが何であったかは別として、五筒を残すことに明確な意志があったのではないかということ。その意志は何かと言えば、まずは567か456のサンシキ狙い。

 もしそうであれば、ここでツモった六筒は超絶好牌。そこで六筒をツモって大喜びすることはあっても悩むことはない。喜んで五萬六萬落としである。

 しかしこの架空プレーヤーは次に六筒をツモって悩んでいる。(笑) となれば五筒残しにハッキリした意志など無かったことになる。つまりドラ側なのでなんとなく残した。そしたら思いがけなく六筒がくっついたので、選択に迷っているわけだ。

 そんな迷い麻雀ならば、一番無難な選択をしておけばいい。となれば遠いサンシキより近くのイーペー。五筒六筒五索六索落としの二者択一。そして四筒七筒ツモの即テン、あるいは五筒六筒ツモによる五萬六萬七萬四筒五筒六筒のなりゆきリャンペーコーへの移行を考えたら、五索六索落としが順当ということになる。

 細かい話になるが、五索六索どっちから切るということになれば、特に理由はないが六索から切る。敢えて理屈を付けるなら、六索の方が右手(利き手)に近い。そこで指を動かす手間が1センチほど助かる。(笑)

 で、この問題には、出題者とは別な麻雀プロrが回答している。その選択も五索六索落とし。それもやはり六索から。しかし選択の理由が全然違ってた。

 東2局の北家ということで親番は残り1回。ということは南1局の親に照準を定めて「運]の流れを引き寄せる必要があります。

 五筒を切ろうかと考えているところへの六筒ツモ。ピンズの息吹を強く感じさせるこの六筒を捨て牌に並べるのは、ムリなく整えていくというテーマに外れます。

 どちらから切っても似たようなものですが、私は六索から捨てていきます。オカルトと言われてしまうかもしれませんが、私の考えではタンヤオ牌が重なっていくとき、偶数牌より奇数牌が重なって手が進んでいくほうが、和了する力が強まると判断しているからに他なりません。

これが私の六索切りとする理論的背景です。


う〜ん、プロr理論というのは、σ(-_-)のような単細胞には理解できん....

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